東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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発黄(はつおう)とは②

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「湿熱の発黄」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
湿熱の発黄は、陽黄に分類され、経過が比較的短く、鮮明な黄疸、舌苔が黄膩、脈滑数あるいは弦数を呈することが特徴です。
 
 
 
中焦に湿熱が蘊結して肝胆を燻蒸し、胆液が外泄してして皮膚にあふれることで黄疸を生じます。
 
 
 
同じ湿熱でも湿と熱の比重により、次の3型に区別します。
 
 
 
1.熱>湿の場合
 
 
この場合、発熱、強い口渇、胸苦しさ、嘔気、尿の色が濃くて少ない、硬便または便秘、舌苔黄膩、脈弦数がみられる特徴があります。
 
 
治法は、清熱利湿を用います。
 
 
 
2.湿>熱の場合
 
 
この場合、頭重、身重、腹満、食欲不振、口渇するがあまり水を飲まない
尿量が少ない、泥状〜水様便、舌苔やや黄で厚膩、脈滑でやや数あるいは濡数がみられます。
 
 
治法は、利湿化痰を用います。
 
 
 
3.湿=熱の場合
 
 
この場合、発熱、口渇、頭重、倦怠感、腹満、尿が濃い、硬便で便秘あるいは粘稠でスッキリ出ない、舌苔黄で厚膩、脈弦数あるいは滑数がみられます。
 
 
治法は、清利湿熱を用います。
 
 
 
このように湿と熱の比重により、出現する症状が異なり、治法もそれに合わせて決定していきます。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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発黄(はつおう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「発黄(はつおう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
発黄とは、黄疸のことを指し、眼球強膜、顔面、全身の皮膚、尿が黄色を呈することです。
 
 
 
この内、特に眼球強膜の発黄は重要な特徴となります。
 
 
 
通常は、初発として発黄が目に出現し、全身におよびます。
 
 
 
弁証分類は主に次の5つあります。
 
 
 
1.湿熱の発黄
 
2.寒湿の発黄
 
3.疫毒の発黄
 
4.血瘀の発黄
 
5.気血両虚の発黄
 
 
 
「黄色」といえば、五行の五色でいうと脾土にあたります。
 
 
 
発黄は、必ず眼球強膜、全身、尿に黄染がみられますが、眼球強膜の黄染が発黄か否かが特に弁別の決め手となります。
 
 
 
『雑病源流犀燭・諸疸源流』には、「経に言う目黄になるものを黄疸という。目は宗脈の聚る所たるをもって、諸経の熱は上りて目を燻じ、ゆえに目黄し、黄疸たるを稔知すべきなり」と記載があるとおりです。
 
 
 
発黄の分類は大まかに分けて、2つあり、黄色が鮮明なものを陽黄、暗色で光沢がないものを陰黄と分類します。
 
 
 
湿熱と疫毒の発黄は、陽黄に分類され、一般的には発症が急激で症状が重く、経過が短い特徴をもちます。
 
 
 
また、寒湿、血瘀、気血両虚の発黄は、陰黄に分類され、発症は緩慢で症状は軽度で、経過が長いという特徴をもちます。
 
 
 
陽黄も長期にわたると、気血の消耗や瘀滞をきたし、陰黄に変化していきます。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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