東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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病機論―陰陽失調

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は病機の基本である陰陽失調について書きます。

 

 

 

陰陽失調とは、陰陽の平衡が崩れた病的状態を指します。

 

 

 

陰陽の失調には、陰陽の偏盛、陰陽の偏衰、陰陽の互損、陰陽の格拒、陰陽の亡失などがあります。

 

 

 

陰陽の偏盛は、陰または陽の一方が過剰になった状態です。

 

 

 

陽盛則熱であり、陽気が偏盛すると実熱証となります。

 

 

 

陰盛則寒であり、陰気が偏盛すると実寒証となります。

 

 

 

実証に属し、祛邪を主とする治療が必要です。

 

 

 

陰陽の偏衰は、陰または陽の一方が不足した状態です。

 

 

 

陽虚則寒であり、陽気が不足すると虚寒証となります。

 

 

 

陰虚則熱であり、陰液が不足すると虚熱証となります。

 

 

 

虚証に属し、補益を主とする治療が必要です。

 

 

 

陰陽の互損は、陰虚と陽虚が相互に影響し合う状態です。

 

 

陰損及陽」では、陰虚が長期化して陽も虚す陰陽両虚となります。

 

 

「陽損及陰」では、陽虚が長期化して陰も虚します。

 

 

 

陰陽の格拒は、陰陽が極度に偏盛し、相互排斥する状態です。

 

 

 

真寒仮熱や真熱仮寒といった複雑な病態を呈します。

 

 

 

陰陽の亡失は、陰液または陽気が急激に消耗し、生命が危険な状態です。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『二便』の問診の小便に関して、書いていきます。

 

 

 

c. 小便の回数

 

 

小便の回数に注目することも大切ですが、水分摂取量・大便の性状・発汗量の問題など、 津液の出入の兼ね合いを総合して勘案し、頻尿が“病理”か“生理”かの区別をする必要があります。

 

 

下痢便をしているにもかかわらず、小便も出すぎている場合や、小便が多すぎて大便が出なくなっている場合、水分摂取量が多すぎるために頻尿になっている場合、

 

 

水分摂取量が少ないにもかかわらず頻尿になっている場合など、様々なケースが存在します。

 

 

必ずしも「頻尿=病理」とは限りません。

 

 

1 )頻尿

 

 

① 頻尿に伴い尿量の減少、しかも尿の色が濃く、尿意急迫や排尿痛がある。

→下焦湿熱

 

 

② 頻尿でも尿の色が透明、夜間尿を呈する。

→下焦虚寒

 

 

③ 頻尿で、しかも大便が乾燥して硬くなる。

→脾約

 

 

④ 脾約:“約”とは、歛約、拘束、束縛を意味します。脾が弱り、運化失調で津を化すことができなくなり、腸の腑内で津液が不足し、大便が乾燥して硬くなり、出にくくなる病です。

 

 

『傷寒論』に出てきますが、こういう場合は「麻子仁丸」で潤腸通便をいたします。

 

 

2)小便頻数(小便頻数) frequent urination

 

 

小便の量は関係なく、1日のうち、回数が昼夜を問わず、10回以上~数十回に及ぶものを指します。

 

 

膀胱炎になると、小便の回数が頻繁になる。

 

既往歴で膀胱炎を記載する女性が多い傾向にあります。

→膀胱湿熱、腎陰虚、腎気不固

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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