東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大便失禁(だいべんしっきん)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
皆さま、あけましておめでとうございます。
 
 
 
この度はお休みをいただきまして、ありがとうございました。
 
 
 
2025年も、一人でも多くの患者さんのお困りの症状を改善し、笑顔になっていただけるよう、精進して参りますので、本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
さて、本日は「大便失禁」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
大便失禁とは、排便を自制することが出来ず漏らしてしまうことで、重篤になると排便を自覚しない状態となってしまいます。
 
 
 
頻回の排便があっても自制出来たり、肛門部の手術後の後遺症として大便失禁が出現している場合は、本症に含めません。
 
 
 
弁証分類は、主に次の3つです。
 
 
 
1.熱毒の大便失禁
 
2.中気下陥の大便失禁
 
3.脾腎陽虚の大便失禁
 
 
 
熱毒の大便失禁は、裏実熱証であり、中気下陥と脾腎陽虚の大便失禁は裏虚証です。
 
 
 
まず、本日は「熱毒の大便失禁」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
流行性の熱疾患で、高熱や意識混濁がある場合にみられます。
 
 
 
疫癘の邪は、急激に症状を発症し、重篤な状態を引き起こします。
 
 
 
湿熱の邪が消化管に蓄積して心竅を侵して意識が混濁して、大便失禁が生じます。
 
 
 
この場合、膿血や血性の水様便がみられ、高熱、煩躁、口渇、重篤になると痙攣、意識混濁がみられます。
 
 
 
その他にも、舌質紅、舌苔黄、脈洪数または滑数を呈します。
 
 
 
治法は、清熱解毒、涼血開竅を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「腎陽虚と腎陰虚の遺尿」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも腎虚ですが、陽虚と陰虚の違いがあります。
 
 
 
まずは腎陽虚の遺尿についてです。
 
 
 
先天不足の虚弱体質、房事過多の消耗、加齢による衰弱、小児の任脈、督脈の未成熟、足の冷えなどを原因として、腎陽が不足して下元の虚寒を来たしてしまい、腎の封蔵、膀胱の水液の制約機能が低下することで発症します。
 
 
 
この場合、頻尿で尿量が多くて、色は薄く、舌質淡、舌苔少、脈沈細弱で遅などをともないます。
 
 
 
その他にも、顔が白い、寒がる、四肢の冷え、腰膝酸軟がみられます。
 
 
 
治法は、温腎固摂を用います。
 
 
 
次に腎陰虚の遺尿についてです。
 
 
 
房事過多で傷精し、腎陰が不足して相火が妄動し、膀胱の開闔が失調して発症します。
 
 
 
この場合、頻尿であることは腎陽虚の遺尿と同様ですが、尿量は少なく、色は濃くて熱感がある特徴をもちます。
 
 
 
その他にも、頬部紅潮、口唇が赤い、潮熱、盗汗、夢精、舌質紅、舌苔少、脈細数がみられます。
 
 
 
治法は、滋陰降火用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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