東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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矢車菊が奏でる青

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

季節の移り変わりを告げる散歩道には、青紫の矢車菊が織りなす星図が広がっています。

 

 

 

春から初夏にかけて、野の草原に星々のように散りばめられる矢車菊。

 

 

 

その青紫の花は、空の深みを映すかのように静かに咲き誇り、私たちの目と心を優しく癒してくれます。

 

 

 

しかし、その美しさの奥には、自然と人間を結ぶ深遠な叡智が秘められているのかもしれません。

 

 

 

東洋医学と五行思想を手がかりに、一輪の矢車菊に映し出された自然と身体の調和について、探究していきます。

 

 

 

今週は、五行における色彩と季節の関係性、そしてそれらが私たちの心身にもたらす繊細な影響について紐解いていきましょう。

 

 

 

東洋の古代思想では、自然界のあらゆる現象は「木・火・土・金・水」という五つの要素が織りなす循環によって成り立つと考えられてきました。

 

 

 

この五行思想においては、それぞれの要素に対応する季節・臓腑・感情・色彩があり、自然界と人体の繊細な関係性を表しています。

 

 

 

・春には「木」の気が満ち、青や緑の色彩が生命力の躍動を表現します。

 

・夏には「火」の気が高まり、赤が情熱と活力を象徴します。

 

・季節の変わり目には「土」の気が安定をもたらし、黄色がその調和を映し出します。

 

・秋には「金」の気が澄み、白が清らかさと実りの豊かさを示します。

 

・冬には「水」の気が静まり、黒や紺が内なる英知の蓄積を意味します。

 

 

 

これらの色彩は単なる視覚的な違いを超えて、季節とともに変化する自然のエネルギーを映し出す鏡のようなものです。

 

 

 

そして私たちの身体もまた、こうした季節の変化に呼応して微妙にリズムを変え、内なる調和を求めていきます。

 

 

 

矢車菊の特徴的な青色は、五行では「木」の気に属し、春の生命力を表しています。

 

 

 

この青は「目覚め」「成長」「柔軟性」といった春のエネルギーそのものです。

 

 

 

よく観察すると、矢車菊の青は均一ではなく、深い藍色から淡い紫へと微妙に変化しています。

 

 

 

この紫がかった色合いは「火」の気、つまり夏の気配を含んでいるのです。

 

 

 

一輪の花の中に、春から夏への季節の転換が静かに描かれているのを見ることができます。

 

 

 

次回は、この矢車菊の放つ色彩が私たちの心身にもたらす微細な変化について、さらに深く探究していきましょう。

 

 

 

【参考文献】

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

先週に引き続き、弁証問診の一つ、『口渇』の続きを書いていきます。

 

 

 

4. 口渇

 

D. 口腔の味覚(口味taste in the mouth)

 

 

1) 口苦bitter taste in the mouth(胆の病)

 

→口の中が苦い味がする。

 

熱証(とりわけ肝胆に熱がある場合に現れやすい:肝胆実熱)、胃熱亢盛、心火上炎、熱邪

 

 

2)口酸 sour taste in the mouth(肝の病)

 

→口の中で酸腐臭がある。肝熱、肝脾不和(肝鬱が脾に乗じる、つまり木乗土)、食滞(食積内停に多い)

 

 

3)口甘・口甜 sweet taste in the mouth(脾の病)

 

→口が甘く、粘る。穀物が発酵すると甘くなることに由来。脾胃湿熱に多い、湿邪、脾胃気陰両虚

 

 

4) 口鹹 salty taste in the mouth(腎の病)

 

→口の中がしょっぱい。腎陰虚・腎陽

 

 

5)口辛(肺の病) 

 

→口が辛い、肺熱が上蒸するため、よく生臭い臭気を伴う。生美を噛んだときの様・・・肺熱(肺中殖熱)

 

 

6)口淡 bland taste in the mouth

 

→味を薄く感じたり、味を感じない。脾胃気虚、 湿困脾土。

 

 

7)口溢 astringent taste in the mouth 

 

→口の中が収斂(ひきしまっている)しているような感覚。

 

 

8)口麻 numbness in the mouth 

 

→舌の麻痺により味覚感度が減少すること。

 

 

9)口粘賦 sticky slimy sensation in the mouth

 

→口の中が粘着性を帯び、不快な感じのこと。湿。

 

 
 
 

 

次回へ続きます。お楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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