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こんばんは、森岡です(^_^)
鍼治療をしていると、患者さんから、
「鍼をしたところが重だるくズーンとしました。」とか、
「刺したところがジーンと熱くなりました。」などと言われることがあります。
俗に言う「響き」とか「鍼感」というやつです。
これは専門用語で「得気(とっき)」といいます。
「得気」は4つの感覚で分類されます。
「酸」・・・だるい感覚。
「痺」・・・しびれるような感覚。
「腫」・・・はれぼったく、膨満した感覚。
「重」・・・重く押さえつけられる(締めつけられる)ような感覚。
なぜこのような感覚が起こるかというと、東洋医学では体に「気」が流れていると考えます。
気については院長ブログ「気」ってなんですか? 「経絡(けいらく)」って何ですか? 参照
この「気」は全身をくまなくめぐり、生命活動の源となります。
そして「気」のめぐりが悪くなった状態が「病気」です。
「鍼」はこの「気」のめぐりを調整できる非常に優れた手段の一つとして今日まで存在してきています。
ですから簡単に言えば、鍼を刺す部位は「気」の流れが如実に悪いところです。
「得気」は、鍼をして滞っていた「気」が「めぐりだした感覚」だったり、めぐりが悪くうつろだった「気」が「充満・充足した感覚」のことを指します。
東洋医学の古典においても「得気」が感じられなければ、治療効果は無いというほど重要視されています。
(ただし、その人の体の状態や個人差により違いはあるのでこの限りではないですが。)
皆さんも鍼灸治療の際に、この「得気」を感じたならば、「あぁ、気がめぐって体がいい方向に向かっているんだな!!」と響きの感覚を味わって下さい(笑)
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こんばんは、森岡です(^_^)
僕たちの主なお仕事は往診ですが、他にも重要なお仕事があります。
それは、いまだこの素晴らしい「東洋医学」に出会えていない方々に、少しでも知って頂きたいという〝熱い想いをお届け″する行為です。
要は、清明院パンフレットのポスティングです。
僕らが配ったパンフレットには相当「念」がこもってます(笑)
この時にお家を一軒一軒丁寧にに回らせていただくわけですが、ある時はものすごく足が軽く、すらすらまけたり、ある時は足が重く、手を滑らせパンフレットをぶちまけてしまう(苦笑)ことがあったりします。
何でだ?
最初はその日々の体調の違いかなぁと思っていました。
でもなんだか違います。
同じ日にそれが起こるのです。
そこである実験。
「右回り」と「左回り」で感覚の違いを比較してみました。
すると、あら不思議。
「右回り」の方が軽い!!
逆に「左回り」は体が重く足が前に出たがりません。
ほほぉ~ぅ。
自然界では太陽は東から昇り西に沈むことから、自然界の「気」の流れも同じように回っていると考えることができます。
気については、院長ブログ 「気」ってなんですか? 参照
つまり「右回り(時計回り)」です。
そして、東洋医学では自然の摂理と人間の機能・形態は不可分であり、自然と人間は相関(相応)すると考えます。
これを「天人合一(てんじんごういつ)思想」と言います。
言い換えれば、自然界の「気」の流れが「右回り」なら、人間の「気」の流れも「右回り」ですよ。
ということです。
(まぁだいぶ広義の意味ではありますが。)
ですから、この自然の流れに沿って歩いた方が、負荷が無く、逆らって歩けば体は異常となるのは当たり前の話です。
ためしに、人差し指をおへそから少し離して、おへそ周りを「右回り」「左回り」でクルクルなぞってみてください。
敏感な方は「左回り」はなんかいやな感じがすると思います。
余談ですが、ある先生なんかは治療中、患者さんのベッドの周りを歩くときは、患者さんの気を乱さないために必ず時計回りじゃなければいけない。
なんてことを、おっしゃられる先生もおられるくらいです。
こういった自然の法則に逆らって生活していて、体調を崩されている方は臨床上多分に見受けられます。
(夏場にガンガン、クーラーで体を冷やしている人とか、昼夜逆転生活をしている人とか、etcetc...)
いやぁ、でも何気ない生活の中から、自然の摂理を体感できちゃうなんて、東洋医学ってすごいなぁ。。。
明日からは再び副院長にバトンタッチです!!乞うご期待下さい!!
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