東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

Search Results for: 瘀血

出血のメカニズム

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
********************************************************************************************** 

 

こんばんは!樫部です。

 

 

本日は「出血のメカニズム」について、お話していきたいと思います。

 

 

歯肉出血、鼻血、痰に血が混じる、血便、不性器出血などなど、部位は違えど「出血」をお困りの症状として、鍼灸院へ来院される方もいらっしゃいます。

 

 

出血の治療をする場合、なぜ出血が起こるのか、どのようなメカニズムで起こるのかということを頭に置きながら、四診して治療方針を決めていきます。

 

 

また、出血に伴う正気の弱りが、どの程度まであるのかということも常に意識しておかないといけません。

 

 

出血イコール実だ!と瀉していると、正気が弱ってしまい、逆に症状が悪化してしまったり、

 

 

出血していて正気の弱りが心配だ!ということで、補法ばかりに重きを置いてしまっていると、邪実を瀉して出血を止めて、正気を守るという機会を逃してしまいます。

 

 

出血症状に限りませんが、正邪弁証で虚実のウエイトをはっきりさせた上で治療に臨むことが重要なのは、こういった理由から言われます。

 

 

では、出血のメカニズムについて、お話していきたいと思います。

 

 

主に6つに分類され、虚実、寒熱と様々なメカニズムで引き起こされます。

 

 

実証で、心と肝の臓に原因があることで引き起こされる出血は、次の通りです。

 

 

1.栄血熱盛 迫血妄行

 

2.肝不蔵血 疏泄失調

 

3.瘀血阻絡 血不循経

 

4.打撲外傷 血絡破損

 

 

また、多くは虚証で、脾と腎の臓に原因があることで引き起こされる出血は、次の通りです。

 

 

5.元気虚損 気不摂血

 

6.脾腎陽虚 統摂無権

 

 

また、これらを寒熱の観点からみてみると、1と2は多くが熱証で、5と6は寒証といえます。

 

 

このように、臓象学説、寒熱、虚実の観点からまとめると、上記のように規則性とまとまりがあることがわかります。

 

 

つづく

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店

『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

『鍼灸医学における実践から理論へ パート4』
藤本蓮風著、谷口書店

 

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

 

正気虚と邪気実

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
********************************************************************************************** 

 

 

こんばんは!樫部です。

 

 

本日は「正気虚と邪気実」について、お話ししていきたいと思います。

 

 

八綱弁証により、虚実を明らかにすることができますが、実際の臨床では虚実夾雑であることもあります。

 

 

その場合、正気の弱りと邪気実のどちらのウエイトが重いのか、または同程度なのか、標本主従を明確にし、治療方針を確定します。

 

 

正気が充実しており、邪気が虚しているのは健康な身体といえます。

 

 

虚実という言葉は、虚は正気の虚であり、邪気の虚ではなく、

 

 

実に邪気の実であり正気の実ではないことを頭に入れておきます。

 

 

正気の虚とは、気血、津液、精が虚すことをいいます。

 

 

そのうち虚であり、かつ冷えの証候が顕著であれば陽虚、熱の証候が顕著であれば陰虚といいます。

 

 

気血両虚、気陰両虚など、正気の弱りの種類の組み合わせによって、様々な虚の病態の表現法があります。

 

 

さらに、これらがどこの臓腑で起こっているのかで、肺気虚、心気虚、腎精不足、腎陰気虚、肝腎陰虚、脾腎両虚などに細分化されていきます。

 

 

次に、話は変わって邪気実についてです。

 

 

六淫の邪気に加え、気滞や瘀血、湿痰などがあり、もともと正気であっても、その機能が発揮できないような状態になったものを邪気といいます。

 

 

本来、風や湿なども自然界に無くてはならないものですが、風は風でも、暴風、強風、竜巻などになった場合は、害を及ぼすことがあります。

 

 

また、そよ風であっても、それを感受する身体の状態によって、悪影響となることもあります。

 

 

各々の身体にとって害になっている場合、邪という概念に変わります。

 

 

気血、津液も同様なことが言え、滞りなくスムーズに全身満遍なく流れていれば問題無く、健康な状態と言えますが、

 

 

どこかで停滞すると、淀みが生まれて、気血津液がスムーズに流れなくなり、邪気となります。

 

 

その状態が進行すると、瘀血や湿痰といった有形の邪を形成してしまいます。

 

 

つづく

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店

『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルホームページ(PC)

 

 

 

RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿
アーカイブ