お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
前回は「痒み」の弁証分類について、と話しました。
本日は、皮膚掻痒の弁証分類について、お話ししていきたいと思います。
まずは、病因が外感である場合の皮膚掻痒についてです。
風寒束表
冬季に多くみられ、全身痒く、下腿前面が顕著に痒くなる特徴があります。
この場合、寒冷に誘発され、寒い環境から急に暖房の効いた環境に移動する等、急激な気温変化により増悪します。
また、皮膚は乾燥しやすく、温めたり、発汗することで痒みが少し緩解します。
次に、外感または内傷による皮膚掻痒についてです。
1.風盛
季節でいうと、春季に多くみられ、遊走性の痒みが全身に出る特徴があります。
掻いて出血し、化膿したり、瘡蓋が出来たところを掻き崩すといったことを長年繰り返し、皮膚の肥厚がみられることがあります。
2.風湿客肌
長夏といった湿気の多い季節に多くみられます。
痒みが強く、掻き崩しを繰り返し、湿疹のようなものが持続的に発生します。
好発部位は、下腿後面~外側、外果、膝窩であり、掻きむしると黄色肌汁が出てくる特徴があります。
最後に内傷による皮膚掻痒についてです。
1.血熱生風
暑熱がきつくなる夏に発症しやすく、痒みが出ている部位には灼熱感を伴います。
この場合、温めたり、熱により痒みが増悪し、冷やすと緩解する特徴があります。
その他にも、イライラしたり精神的動揺や、辛辣物の摂取でも痒みが悪化します。
2.血虚生風
高齢者や虚弱体質の方が引き起こしやすいタイプであり、秋に発症しやすい特徴があります。
皮膚が乾燥して、掻くと爪の痕が皮膚に残りやすく、夜間や肉体疲労時に痒みが増悪する特徴があります。
その他の症状としては、全身倦怠感、気力が出ない、心悸不眠、食欲不振がみられます。
3.瘀血阻滞
この場合は、年齢、季節に関係なく痒みを発症します。
腰周囲や足背、手腕部に好発し、掻破痕が残りやすく、褐色から紫色の筋目のような痕がみられます。
皮膚の色自体も暗く煤けたような見た目となります。
4.脾虚衛弱
この場合、海鮮物を好んで食べていたり、毛皮などの接触刺激によって痒みが出ます。
皮膚には常に掻破痕がみられ、針先ほどの瘡蓋がみられる特徴があります。
その他にも、大便の異常、肉体疲労により倦怠感が出やすい特徴があります。
皮膚掻痒のお話は以上です。
次回は「アレルギー」について、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.07.11
茅の輪2025.07.10
第1回《脾》 整わない部屋、調えられない心2025.07.09
問診に関して㊲(二便の問診③)2025.07.08
畏悪風寒(いおふうかん)とは②2025.07.07
令和7年7月7日2025.07.06
症例報告:線維筋痛症に対する伝統鍼灸①2025.07.05
梅雨明け間近2025.07.04
言葉の奥深さ2025.07.03
整えることは、調えること2025.07.02
問診に関して㊱(二便の問診②)2025.07.01
畏悪風寒(いおふうかん)とは①2025.06.30
日本の夏はこれ2025.06.29
CONSORT声明2025⑨2025.06.28
気象発病学説⑤2025.06.27
ワクワク感2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧2025.06.21
夏至2025.06.20
うれしい出会い2025.06.19
ひとつの庭、ふたつのリズム2025.06.18
問診に関して㉞(発汗の問診⑦)2025.06.17
癇(かん)とは③2025.06.16
血の病⑭2025.06.15
CONSORT声明2025⑦2025.06.14
気象発病学説④2025.06.13
成長の喜び2025.06.12
制限が紡ぐ美しさの円環2025.06.11
問診に関して㉝(発汗の問診⑥)2025.06.10
癇(かん)とは②2025.06.09
血の病⑬2025.06.08
CONSORT声明2025⑥2025.06.07
気象発病学説③2025.06.06
学生との接し方2025.06.05
梅雨と梅2025.06.04
問診に関して㉜(発汗の問診⑤)2025.06.03
癇(かん)とは①2025.06.02
血の病⑫2025.06.01
CONSORT声明2025⑤2025.05.31
気象発病学説②2025.05.30
不備を解消する2025.05.29
さくらんぼの種2025.05.28
問診に関して㉛(発汗の問診④)2025.05.27
身熱肢寒(しんねつしかん)とは②2025.05.26
誕生日2025.05.25
CONSORT声明2025④2025.05.24
気象発病学説2025.05.23
うれしいこと2025.05.22
さくらんぼと鳥