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こんばんは。齋藤です。
そろそろ二月も終わりますね。
早く、温かくなって欲しいものです。
それでは、前回の続きです。
前回の話はコチラ。
まずは、瘀血の元である血の働きに関して、簡単ではありますが、書いていきます。
中医学でいう「血」は、皆さんが想像する血液と変わりなく、西洋医学の血液とほぼ同義です。
血はどのように生成されるのか、大きく分けて二つの過程があります。
一つ目は、『霊枢・営衛生会篇』に「ここ(中焦)に受くるところの気は、糟粕を泌し、津液を蒸し、その精微を化し、上り肺脈に注ぎ、すなわち化して血となし、もって生身に捧ぐ、これより貴きはなし、故に独り経隧を行うるを得る、命じて営気という」と記載されています。
飲食物が脾胃(消化器)の働きにより飲食物を消化し、水穀の精微を生成します。
水穀の精微により生成された営気によって、水穀の精微が血の流れる脈中に注がれ、肺によって上輸され、呼吸によって吸入された天空の清気と合するとともに、心の陽気(心火)の温煦作用によって、赤く変化し、血が生成されます。
ここに出てくる営気とはなんでしょうか。
営は営運と栄養の意味を持ちます。
『霊枢・営衛生会篇』に、「営は脈中にあり」と記載されています。
営は血液中の気を指し、切り離すことができない為、「営血」と併称されることが多いです。
血液中の営気を、脈管外を流れる衛気と相対させると、衛気は陽に属すので「衛陽」といい、営気は陰に属すので、「営陰」と称されます。
主な機能として、血液を作り出す機能と、全身を栄養する機能があります。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
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こんばんは!樫部です。
本日は「食後の身体症状」について、お話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
脾胃に負荷が掛かると出てくる身体症状について、お話を聞いていくことで、患者さんのお身体が現在どういった状態にあるのか判断する材料となります。
1.食後に眠くなる
東洋医学的には、食後嗜眠と呼ばれ、脾気虚、湿困脾胃に多いとされています。
三食ともに起こるのか、食事量、内容にも左右されるのかについても確認していきます。
食事は、肝気を緩める作用もある為、脾胃メインなのか、肝メインなのか、他の症状を加味して判断材料にしていきます。
2.食べ過ぎたり、食欲が無いのに無理して食べると、悪心、もたれ、下痢がみられる
この場合、脾気虚、脾陽虚に多くみられます。
3.食べ過ぎたり、食欲が無いのに無理して食べると排便したくなる
この場合は、脾気虚、湿困脾胃である可能性が高いです。
4.食過ぎたり、食欲が無いのに無理に食べると腹が脹る、下痢がある
この場合は、脾陽虚、中気下陥に多くみられます。
5.食事ごとに軟便、水様便、未消化便がみられる
この場合、中気下陥が疑われ、空腹時には眩暈や疲労感もみられます。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
『問診のすすめ』
金子朝彦・邱紅梅、東洋医学出版社
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