東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五神⑨

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

寒いですね!

 

 

 

あと一か月もしたら、立冬を迎え、暦の上では冬になります。

 

 

 

一年あっという間ですね!

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

今回は、心神と意識行為の関係に関して、書いていこうと思います。

 

 

 

中医学では、人間の意識支配下による随意運動は「魂」の範疇に属し、心神の支配により、肝が筋を主る行為によって完成されるとされています。

 

 

 

「魂」は、五神で考えると肝に属します。

 

 

 

また、発声という行動で考えると、肺は音声の門で、腎は音声の根です。

 

 

 

 

心神が正常で、かつ発声器官の各部分が心神の主宰のもとに、協調して動く事により、言語を通じて、考えを伝える事ができ、コミュニケーションを取る事ができます。

 

 

 

 

もし、心神が何らかの影響で損傷してしまった場合、協調性が失われ、「失語」「妄言」などが現れると考えられています。

 

 

 

 

『霊枢・憂恚無言』には、「突然嘆いたり怒ったりしたために、急に声が出なくなる者」が見られると記載されています。

 

 

 

 

また、発声器官の各部分の運動失調により、「言葉が思うようにしゃべれない」などの症状が現れます。

 

 

 

 

『内経』では、「脾は意を蔵す」「智周焉より出ず」など、人間の意識・思惟活動と、その他の内臓の機能活動との関係性を記しています。

 

 

 

 

「心は神を蔵し」て、「神明を主り」、「主明らかなれば即ち下安ずる」という理由から、人間の意識・思惟活動は、心神の主導のもと、各々の臓腑が共同で完成する機能活動であると考えられます。

 

 

 

 

西洋医学では、随意運動の一切は、脳から指令が行くことで、動かすことができ、全ての感覚は脳で感じるとされています。

 

 

 

 

中医学でいう心神の働きと、西洋医学の脳の働きは少し似ているかもしれませんね。

 

 

 

 

当り前の事かもしれませんが、我々人間が、どの臓腑のどの働きによって、発声をしているのか、身体を動かしているのかなど、中医学的に理解しておく必要があります。

 

 

 

 

また、全て心神が関与してはいますが、実際に心神の問題なのかを、問診などを元に確認してく必要があると思います。

 

 

 

 

 

 

参考文献 

『現代語訳 黄帝内経素問』 編著:南京中医薬大学 監訳:石田秀実、白杉悦雄 訳:白杉悦雄、松木きか、島田隆司、勝田正泰、藤山和子、前田繁樹 (東洋学術出版)

『意釈黄帝内経運気』 共著:小曾戸丈夫 浜田善利 (築地書館)

『素問 ハンドブック』 著:池田政一

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医心理学』 主編:王米渠、王克勤、朱文鋒、張六通 監修:磯島正、高口眞一郎 翻訳:小野正弘、松永樹浩 (たにぐち書店)

  

 

 

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身体のむくみ②

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

本日は前回の続きとして、「浮腫の弁証分類」について、お話ししていきたいと思います。

 

前回のお話

身体のむくみ

 

 

まずは、病因が外感である浮腫の弁証分類については、次の通りです。

 

 

1.風寒犯肺

 

 

眼瞼、顔面部の浮腫が顕著にみられます。

 

 

また、他にも、尿量が減少し、悪風寒、発熱、後頭痛、項の強ばり、関節痛といった症状がみられます。

 

 

2.風熱犯肺

 

 

眼瞼、顔面部の浮腫が顕著にみられることは、風寒と同様ですので、他の症状を問診することで、弁別していきます。

 

 

この場合は、発熱、微悪風、咽の発赤や腫脹痛、尿が少量で色が濃いという症状がみられます。

 

 

次に、病因が内傷である浮腫の弁証分類についてです。

 

 

1.水湿困脾

 

 

全身に浮腫がみられますが、顕著にみられるのが下肢や腹です。

 

 

その他症状として、全身の重だるさ、雨天前・湿度により浮腫やだるさが増強しやすい、頭重感、尿量が少ないといった症状がみられます。

 

 

2.脾陽虚

 

 

脾気虚が進展して、寒証を呈し、湿邪をさばけない状態です。

 

 

四肢の冷えを伴い、浮腫は圧すると陥凹がひどく、なかなか戻らない特徴を持ちます。

 

 

全身の肉体的な倦怠感、疲労感がみられ、入浴や運動などの肉体負荷で増悪します。

 

 

食欲不振となり、少量しか食べられず、悪心や腹満が生じやすくなります。

 

 

尿量は少なくて色は薄く、お通じも泥状もしくは不消化下痢がみられます。

 

 

3.腎陽虚

 

 

この場合の浮腫は、全身にみられるが、下半身が顕著という特徴があります。

 

 

下半身のなかでも踵部の浮腫が特に強くみられ、重篤になると靴を履けなくなることもあります。

 

 

その他の症状として、腰膝酸軟、四肢の冷え、全身の悪寒、尿量が少なく無色に近いといった症状がみられます。

 

 

4.気血両虚

 

 

この場合、陽虚ほど浮腫は悪化しない特徴があり、寒証は伴いません。

 

 

その他の症状として、全身倦怠感、息切れ、動悸、顔面蒼白~萎黄、口唇淡白、頭のふらつきがみられます。

 

 

浮腫の弁証分類については、以上です。

 

 

次回は「小便の出が悪い」ことについて、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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