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こんばんは。齋藤です。
暑い暑い暑い。
陽射しが痛いですね。
こんな中、競技を行っているアスリートの方々、本当に応援したくなりますね。
自宅でテレビをつけると、何かしら競技が行われている環境は、スポーツ観戦が好きな自分としては、非常に楽しい毎日です。
がんばれニッポン!
これまでのブログはこちらです。
前回の話はコチラ。
それでは前回の続きです。
腸の損傷の場合は、まず燥邪が肺を損傷し、肺の粛降機能(気を体の内側、下方へ送る機能)が低下します。
粛降機能が低下することにより、気の流れが悪くなり気が停滞し、津液は気と一緒に流れている為、津液の循環も阻害されます。
そうすると、体を潤す機能のある津液が腸で不足してしまい、腸管に潤いが無くなり、大腸の伝導機能(蠕動運動の様なもの)が上手に働かなくなってしまいます。
極端な場合は、燥邪と有形の糟粕(簡単に言うと便)が結び付くことにより、腸管がさらに乾燥し干乾びてしまい、更なる腑気の停滞を招いてしまいます。
さらに悪化していくと、どんどん体の内部に侵入し、営血を損傷していき、酷くなると営血が枯渇してしまいます。
燥邪が気から血に入り、絡脈を損傷する為、血液の循環が乱れ、喀血するか、痰に血が混じるなどの症状が認められるようになります。
血液の循環が阻害されることにより、熱や瘀血などを発生させ、出血し喀血などの症状が出てきてしまいます。
これにて燥邪は終了です。六淫の外邪全て終了になりました。
六淫の外邪の種類や特徴、発症期の環境などを考慮しながら、どの外邪の関与があるのかを問診し、噛分けていくことが、重要になってくると思います。
参考文献
『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)
『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)
『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房)
『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
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こんばんは!樫部です。
本日は前回の続き、便秘についてお話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
東洋医学的には便秘のことを大便秘結と呼びます。
大便秘結の弁証分類は、実秘と虚秘の2つに大まかに分けられ、全部で8つあります。
7つの分類の病因は、すべて内傷によるものとされています。
まずは実秘についてですが、主に3つに分類できます。
1.熱秘(胃腸実熱)
これには3つパターンがありまして、
①寒邪が裏に入って熱化し、陽明腑実となる。
②温病から気分証へ(陽明腑実証)
③体質素因として陽盛体質の人が、飲酒、辛辣物、油物を過食したり、偏食することで、
さらに胃腸に熱邪を蘊結し、津液を損傷することで燥熱の邪気を形成して、大腸腑の実証を引き起こします。
この分類の場合は、排便困難を伴い、排便時には灼熱感を伴います。
積便により、腹部脹満の訴えがみられ、重篤な場合は、拒按の腹痛が生じます。
その他に、口渇、口臭、顔面紅潮、イライラ、心煩、小便短赤もみられます。
2.気秘(肝脾気滞)
情志失調、運動不足により、気の運行が滞って生じた便秘のことを指すため、気滞便秘ともいいます。
肝気の疏泄失調、肺気の宣発失調、胃気の気逆が起こると、大腸腑の伝導機能が低下して、発症します。
腹部手術の後遺症が、大腸の気滞が派生して気秘を引き起こすことがあるため、既往歴も要チェックです!
精神的緊張、旅行など環境変化で便秘になるものは、気秘に分類されます。
特徴は、便意があるのに排便できない、腹部と両脇部の脹満、口苦、ゲップを伴い、咳や喘息を伴うこともあります。
3.陽明瘀熱
邪熱が血を煎熬することで瘀血を形成し、大腸腑の伝導を失調させて引き起こします。
この場合は、大便の色、質が特徴的であり、黒く硬い便が出ます。
加えて、瘀血所見もみられる特徴があります。
大便秘結のうち、実秘についてのお話は以上です。
次回は、虚秘についてお話していきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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