東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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五味⑩

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

やっと関東では秋の陽気になってきましたね。

 

 

 

こんな天気ですと、往診で自転車を漕いでいても気持ちがいいです。

 

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

次は、鹹味。

 

 

 

鹹味とは塩辛い味のことです。

 

 

 

五味論篇には以下の様に記載されています。

 

 

 

「黄帝曰、鹹走血、多食之、令人渇、何也。少兪曰、鹹入干胃、其気上走中焦、注干脈、則血気走之、血与鹹相得則凝、凝則胃中汁注之、注之則胃中竭、竭則咽路焦。故舌本乾而善渇。血脈者、中焦之道也。故鹹入而走血矣。」

 

 

 

以下、訳になります。

 

 

 

鹹味はよく血分へゆき、その気味は中焦(脾、胃)へゆき、血脈に注ぎ血と結合します。

 

 

結合すると血は濃くなり、胃内の津液が絶えず注いで補充し調和しなければならなくなり、その結果、胃内の津液が不足し、のどの津液も足りなくなり口渇を覚えます。

 

 

 

塩辛いものを食べ過ぎると、単純に水分が欲しくなりますよね。

 

 

 

西洋医学で考えると、体内の塩分濃度を薄めるがために、水分量を増やしていくという現象です。

 

 

 

先人達はこの現象をしっかりと観察、考察していたのですね。

 

 

 

続く。

 

 

 

参考文献

『現代語訳 黄帝内経霊枢 下巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)

『意釈黄帝内經霊枢』 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)

 

 

 

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五味⑨

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ

 

 

 

続いて、各五味を過食(偏食)した場合に出現する病症について記載しています。

 

 

 

「少兪答曰、酸入干胃、其気渋以収、上之両焦、弗能出入也。不出即留干胃中、胃中和温、則下注膀胱、膀胱之胞薄以懦、得酸則縮綣、約而不通、水道不行。故癃。陰者、積筋之所終也。故酸入而走筋矣。」

 

 

 

以下、訳になります。

 

 

 

酸味のものが胃に入ると、収斂作用により上焦と中焦の二焦に行くことができますが、すぐに出ることはできず、胃中に留まります。

 

 

 

胃内が温和であれば長く留まることが出来ず、下って膀胱へ注ぎます。

 

 

 

膀胱の皮は薄くて軟らかいので酸味に遇うと収縮し、膀胱の出口の部分もそのために締めつけられ水液の通行に影響を及ぼし、小便が通じなくなります。

 

 

 

前陰は陰茎内の宗筋が集まるところであり、筋をつかさどるのは肝になります。

 

 

 

ですから、酸味を食べ過ぎると、肝経の筋へゆくのです。

 

 

 

少兪さんの素晴らしい解答でした。

 

 

 

酸味には、体を引き締める収斂作用と、出過ぎるものを抑え渋らせる、固渋作用があります。

 

 

 

収斂作用のある酸味を食べ過ぎることにより、酸味はどんどん膀胱に向かい、収斂作用により膀胱や前陰の機能障害を起こし、排尿障害を起こしてしますと説明しています。

 

 

 

酸味に関しては、イライラしている時に食べたくなってしまう方も、多いと思います。

 

 

 

ちなみに私もです。笑

 

 

 

何気なく食べ過ぎている場合もあると思いますので、注意が必要です。

 

 

 

続く。

 

 

 

参考文献

現代語訳 黄帝内経素問 上巻 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)

意釈黄帝内經素問 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)

 

 

 

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