東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について㉓(飲食の問診①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

前回までは『寒熱』の説明をしていましたが、今回からは『飲食(味覚)』に関して書いていきます。
 
 
 
 
 
3. 飲食と味覚 
 
 
 
 
飲食を問うことは、胃の気がどのくらい存しているかを知るために非常に重要な情報となります。
 
 
 
 
つまり、脾胃(後天)の働きに関わる内科系の重要な問診となるわけです。
 
 
 
 
飲食によって、水穀が胃の腑で受納、腐熱されて脾がそのエキス(水穀の精徴=気血津液)を肺に上げて(昇清)、全身に散布します。
 
 
 
 
つまり気血を養う上で非常に重要な問診要項になってきます。 
 
 
 
 
 
A. 胃の気とは? 
 
 
 
 
1)胃の気とは「生体の生命力」である。
 
2)胃の腑の働き、即ち胃の働きを示す。 
 
3)胃の気を増強させることは、後天の元気を強化することであり、先天の精(腎気)を強化することにつながる。 
 
4)胃の気の脈診により生体の生命力の状態をうかがい知ることができる。
 
 
 
 
B.八網と飲食 
 
 
 
 
飲食において、
 
 
 
冬でも冷たい物の飲食を欲する場合は「熱」
 
夏でも温かいものしか受け付けない場合は「寒」という鑑別は出来ますが、
 
表裏虚実に関しては、飲食のみではなかなか判定しがたいです。
 
 
 
 
よって、食欲の有無、食事の量、食後の状態などの情報が必要になってきます。 
 
 
 
C. 食欲の有無
 
 
1) 食欲有 
 
 
 
お腹がすいて食べるが思ったほど食べられない、
お腹はすかないが、食べようと思えば食べられる、
お腹はすかないが、食べたい欲で食べる、
お腹が張って食べられないなど。 
 
 
 
2) 食欲無
 
 
お腹はすくが食べる気がしない、
食べているうちに、やっと食欲が出てくるなど。
 
 
 
① 納呆torpid intake 
 
→食欲なく、空腹感もないこと。食欲不振。
 
肝胃不和、胃湿熱、胃陰虚、脾胃気虚、胃虚寒、脾胃陽虚、傷食(症状;食欲がない参照) 
 
 
② 善飢swift digestion with rapid hungering
 
→食欲旺盛で食後もすぐに空腹感を感じること。
 
胃火、陽明蓄血
 
 
 
③ 嘈雑 gastric upset
 
→空腹なようで空腹でなく、痛むようで痛まず、奥悩して安らかでない状態のことであり、次第に胃が痛むようになる。
 
この痛みは、胃に食物が入ると止まる。
 
痰熱、肝脾不和、胃熱、血虚 
 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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飲食と味覚⑤

 

 

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こんばんは!樫部です。

 

 

 

本日は「味覚」について、お話していきたいと思います。

 

前回のお話はこちら

 

 

味のお話といえば、『霊枢 五味論篇』、『難経 三十四難』ですね。

 

 

 

五味は、辛、酸、甘、苦、鹹(かん)を指します。

 

 

 

※鹹(かん):患者さんから質問されることが多いのですが、「塩味」を意味します。

 

 

 

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中医学では「味」という観点から薬物、食物の効能を整理、分類しています。

 

 

 

辛味:散、行

 

酸味:収、渋

 

甘味:緩、補

 

苦味:瀉、燥

 

鹹味:軟堅、潤下

 

 

 

清明院でも使用している、北辰会カルテにも五味について、お聞きする欄があります。

 

 

 

「これってどういう意味ですか?」と患者さんから質問されることが多々ある項目でもあります。

 

 

 

なかなか日常生活で無意識に摂っている「味」ですが、

 

「仕事が忙しくなると無性に辛いものが食べたくなるんですよね…」とか、「甘いものに目がないんですよね…」というふうに、

 

 

 

味の偏りによって五臓のどこが病んでいるのか、過剰摂取している場合は、その五味に関連性が強い臓を傷めてしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

 

 

【参考文献】

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』

藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

『症状による中医診断と治療 下』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

『基礎中医学』

神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

 

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