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 こんばんは、森岡です(^_^)
 
 
 これまでのお話・・・
 
 現代人に多い熱の治療と発生(その1)
 現代人に多い熱の治療と発生(その2)
 現代人に多い熱の治療と発生(その3)
 現代人に多い熱の治療と発生(その4)
 現代人に多い熱の治療と発生(その5)
 現代人に多い熱の治療と発生(その6)
 現代人に多い熱の治療と発生(その7)
 現代人に多い熱の治療と発生(その8)
 現代人に多い熱の治療と発生(その9)
 
 続き行きます!!  
 
 さて、今回は「衛気営血弁証」からいってみましょう!!
 
 
 
 温病の場合、治療のポイントとなるのが邪熱の「位置」と「深さ」です。
 
 
 例えば、体の上部に邪熱が存在するとか、深部に邪熱がこもってるだとか、
 
 
 そういったことをキッチリ押さえていることが非常に重要となってきます。
 
 
 
 逆に、邪熱がどこに存在しているか不明確であると、
 
 
 治療効果もぼんやりとしたものにしかなりません。
 
 
 
 では、「衛気営血弁証」で何が分かるのか?
 
 
 これは邪熱の存在する「深浅」を探ることができます。
 
 
 そして、体表に近いところから、
 
 
 衛分→気分→営分→血分と順に深部に向かいます。
 
 
 衛分とか営分などの表現は、簡単に言えば、
 
 
 「深浅の区分(エリア)」だと思ってくれればいいです。
 
 
 
 衛分であれば体表に最も近く浅いエリア、
 
 
 血分であれば身体の最も深部のエリア、といった感じです。
 
 
 
 そして、それぞれで特徴的な症候や経穴の反応が現れますので、
 
 
 それを基に邪熱の存在するエリアを探っていくのです。
 
 
 
 1つずつやっていくと細かくなり過ぎますので、
 
 
 それぞれで特徴的なもののみをかいつまんでおさらいしてみます。
 
 
 
 1.衛分証
 
 ここの特徴は何と言っても、喉痺(咽喉の痛み)、口渇、舌尖紅だと思います。
 
 
 温熱邪は口鼻から侵入するというのは以前の記事で書きました。
 
 
 ですから、口や咽喉の津液(水分)が熱邪により損耗され、
 
 
 咽喉の痛みや腫脹発赤、口渇が出現します。
 
 
 
 そして、体の浅いところや上部に熱邪が存在すると、
 
 
 舌の先(舌尖部)の赤みが強くなります。
 
 
 これを舌尖紅と言います。
 
 
 熱邪が強いと、紅点(こうてん)とか紅刺(こうし)といって、
 
 
 舌先が赤く隆起してくる場合もあります。
 
 
 
 2.気分証
 
 
 次に気分証の特徴です。
 
 
 これは大熱、大渇、大汗、脈洪大でしょう。
 
 
 熱邪が身体の少し深くに侵入し、さらに生理的な陰液(水分)を損耗していきます。
 
 
 従って、非常に高い熱(38℃以上)や強い口渇、したたるような汗が出ます。
 
 
 口渇は通常の水分摂取量の数倍量を欲することもあります。
 
 
 
 また、喜冷飲(きれいいん)といって、
 
 
 冷たい飲み物を欲するのも特徴的です。
 
 
 
 そして、脈は邪熱が旺盛な姿を現すように、勢いよく強く大きく打つようになります(脈洪大)
 
 
 
 3.営分証
 
 
 この段階になると、邪熱が身体の深部に攻め入っております。
 
 
 特徴は夜間に症状が増悪する、精神的異常(心神擾乱)がでるということでしょう。
 
 
 
 身体の深部ということは陰陽で分けると陽(浅い)→陰(深い)へ移行しております。
 
 
 夜という時間帯では陰気が盛んになりますが、
 
 
 熱邪も陰という場所に侵襲しておりますから、
 
 
 盛んになった陰気と熱邪が激しく争います。
 
 
 そうすると夜間に高熱が出たり、不眠となったりします。
 
 
 また、夜間に胸苦しくなり、落ち着きがなくなり、
 
 
 時にはうわ言(譫語)を発したりと、精神的な異常が出現します。
 
 
 
 4.血分証
 
 
 身体の最深部に邪熱が到達しており、非常に重篤な状態です。
 
 
 特徴は出血症状と舌質紅絳(深絳)です。
 
 
 熱により血が激しく動かされ血脈を傷り、様々な出血傾向を呈します。
 
 
 ちょうど、強火にかけられたお湯がグツグツ沸騰し、最終的に鍋から外に溢れ出た感じです。
 
 
 
 身近なものでは衄血(鼻血)なんかが、その他、皮下出血(斑疹)、吐血、血便、血尿、不正性器出血、耳出血、歯肉からの出血、痔からの出血など色々なパターンがあります。
 
 
 
 さらに、舌の色は赤みが濃く深く暗くなります(舌質紅絳)。
 
 
 酷ければ裂紋舌といって、舌自体に亀裂が生じます。
 
 
 ちょうど、日照りが続いた大地がカラカラに乾いて地割れするかのようです。
 
 
 
 細かくやればもっとありますが、
 
 
 ザッとそれぞれの段階で、以上のような特異的症候が出現してきます。
 
 
 
 これらから邪熱の深さを弁別し、
 
 
 それぞれに合った経穴を選択したり、
 
 
 治療法を臨機応変に変えていくのです。
 
 
 
 さて、次回は「三焦弁証」いきましょう~。
 
 
 
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