お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
気温も下がり、金木犀の季節となりました。
往診時に自転車を漕いでいると香ってきて、幸せな気持ちにしてくれます。
前回までは髪の毛が抜けてしまったり、髪質の変化についてお話をさせていただきました。
前回までのお話
本日は、髪の毛の色が変わってしまう場合。
特に白髪について、お話ししていきたいと思います。
鏡でふと頭を見て、「あれ?白いものが増えたような…」
一般的には、腎虚によるものとされていて、年齢相応であれば生理的なものであるといえます。
しかし、その範疇から外れる場合、若年~中年期に髭や頭髪が白くなることを「鬚髪早白(しゅはつそうはく)」や「少白頭」といい、
年齢に不相応な場合は、病理となるため、詳細の確認が必要になってきます。
また、ストレスにより肝鬱が起こり、気血が滞ったり、不足して血による濡養異常が起きた場合は、白髪になる場合もあります。
鬚髪早白の主な弁証分類は3つあります。
体質として、先天的な肝腎両虚があったり、
中年になり、肝腎両虚の所見が顕著にみられ、それぞれが白髪の増加し始めた時期とリンクしていた場合、
1.肝腎両虚が疑われます。
精神的・肉体的に負荷が強い生活が持続することで、肝腎が消耗していた場合、鬚髪が滋養されない場合に引き起こされます。
「まだ青年なのに…」と若いのに白髪が見られる場合、
2.血虚生熱(営血虚熱)が疑われます。
過度の思慮によって心血が消耗し、血虚を起こし、虚熱が生じて鬚髪を焼かれたり、栄養失調となり引き起こされます。
同時期に身体が痩せてきていたり、心悸心煩、失眠多夢、手足の火照りが無いか確認が必要です。
「この前までは黒かったのに…」と比較的短期間、かつ大量の毛髪が白に変化したり、脱毛した場合は、
3.肝気鬱結が考えられます。
手塚治虫の作品「ブラックジャック」の主人公、ブラックジャック先生は、幼少期の大きな事故後に白髪になってしまった…というエピソードがあります。
(半分髪の毛が黒いのは事故による怪我で皮膚移植をしたからだった記憶があります。)
肝鬱気滞を引き起こすような、過度のストレス、精神的ショックが発症前に無かったか、詳細の確認が必要です。
肝鬱気滞が持続すると化火して、営血を消耗して毛髪を滋養出来なくなると、発症してしまいます。
院長 関連ブログ
スタッフ 関連ブログ
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
怠惰な生活とは言いませんが、最近この様な生活状況を生み出す状況が、日本にもありました。
コロナウィルスによる、自粛生活です。
コロナウィルスによる、ステイホーム週間などにより、全国的に自宅で過ごす時間が長くなってしまった方もいらっしゃると思います。
怠惰な生活ではありませんし、意図的にしていたわけではありませんが、自宅でお菓子を食べながらテレビ鑑賞や、映画鑑賞、ゲームなどをすることで、時間をつぶしていた方も多かったかもしれません。
やることが無くなり、一日中自宅で飲酒していたという人もいたと思います。
安逸過度により、更に胃腸の働きを低下させている状況に、甘味やお酒、脂物の過食は胃腸に余分な水分(湿邪)を溜めこみ、余計に胃腸の働きを低下させる状況を招いてしまいます。
また、梅雨時期は、環境的に湿邪が旺盛な季節ですので、胃腸に余計な水分が溜まって胃腸の働きが落ちている方には、倦怠感や食欲不振などの症状などを助長させてしまう原因にもなります。
通常でしたら、通勤の為に歩いたり自転車を漕いだり、仕事終わりにジムに行ったりランニングをしたり、週末に山登りや運動をしていた人もいるでしょう。
そういった適度に体を動かすことにより、血液循環を良くし、胃腸の働きを活発化させ、消化能力を維持、向上させます。
なぜ、運動すると胃腸の働きが活発化するかというと、東洋医学では、脾の臓と胃の腑を中心に、消化吸収とエネルギー産生を行っていると考えられております。
また、脾の臓は、四肢を主ると考えられており、その四肢を使用する事、例えば運動する事などにより、脾の臓や表裏関係のある胃の腑の働きを活性化させ、消化能力を維持、向上させるとも考えられます。
それに対し、意図的に行っていたわけではないにしろ、環境的に運動などを行う事ができなくなることにより、体調不良の要因を作ってしまうという可能性があると考えられます。
また、今回のコロナの様な状況になると、仕事がお休みになったり、収入不安や先行き不安などによる精神的ストレスにより、余計胃腸の働きを悪化させてしまう人もいます。
そういった時代背景や、環境的因子なども含めたうえで、情報を集め、何が原因で体調の変調をきたしていったかを確認していくことが重要と思います。
数回に分けて安逸過度に関して、簡単ではありますが書いてきました。
働きすぎも休みすぎもよくない、丁度いいバランスを意識しながら生活を心がけることが大事ってことですね。
何度も書いていますが、中庸が大事ですね。
参考文献
『基礎中医学』 神戸中医学研究会 (燎原)
『中医病因病機学』 宋 鷲冰 主編 柴﨑 瑛子訳 (東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修 藤本蓮風 編者 一般社団法人 北辰会 学術部
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.09.15
血の病⑲2025.09.14
プラセボとは(同一視の法則)①2025.09.12
合わせる2025.09.11
交差点の身体設計2025.09.10
問診に関して㊺(心神の問診③)2025.09.09
神昏(しんこん)とは⑤2025.09.08
血の病⑱2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫2025.08.29
休息は大事2025.08.28
帯状疱疹を「ビルの管制室」からながめる2025.08.27
問診に関して㊸(心神の問診①)2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④