お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
あっという間に立冬が過ぎ、暦の上では冬です。
気温も徐々に低下してきていますので、体調管理には十分気を付けてください。
私は既に炬燵を用意した為、自宅では炬燵から離れられず、廃人化しています。笑
それでは前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は、霊枢「九鍼論篇」に記載されている、五味に関する記載に関して、簡単ではありますが、書いていこうと思います。
霊枢「九鍼論篇」では、主に九鍼の起源・名称・形状及び九鍼の適応症と禁忌などを明らかにしています。
原文は以下の通りです。
「五裁。病在筋、無食酸。病在気、無食辛。病在骨、無食鹹。病在血、無食苦。病在肉、無食甘。口嗜而欲食之、不可多也、必自裁也。命日五裁。」
現代語訳は以下の通りです。
「飲食に関する五つの制約があります。
酸味には収斂する性質があり、病が筋にある時には、収斂作用は好ましくないので、酸味を多食してはならない。
辛味には発散する性質があり、病が気にあるときには発散作用は好ましくないので、辛味は多食してはならない。
鹹味には堅いものを軟らかくする性質があり、病が骨にあるときには軟化作用は好ましくないので、鹹味を多食してはならない。
苦味には乾燥させる性質があり、病が血にあるときには乾燥作用は好ましくないので、苦味を多食してはならない。
甘味は塞いで滞らせ湿を助ける性質があり、病が肉にあるときには鬱滞は好ましくないので、甘味を多食してはならない。
もし、好んで食べたいと思っても、多食してはならず、必ず自ら制約して、適当なところで止めなければならない。
これを五裁という。」
病気がある際に制約しなければならない五味を、五行をベースに、五味の作用を絡めて説明されていますね。
以上、長期間に渡り、五味に関する事を書いてきましたが、今回で一旦終了となります。
総括すると、最後に書かれている様に過食しないで、きりのいい所で終わらせられる様にしろということですね。
なかなかそれができないんですけどね。笑
要は中庸が大事ということです。
参考文献
『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
『意釈黄帝内經素問』 小曽戸丈夫+浜田善利共著 (築地出版)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回から、素問「宣明五気篇」に記載されている、五味に関する事を簡単ではありますが、書いていこうと思います。
宣明五気篇は、五行学説を運用し、五臓の気の各方面の関係について説明しています。
例えば五味に関して、「五味所入、酸入肝、辛入肺、苦入心、鹹入腎、甘入脾、是謂五入。」酸は肝(木)に入り、辛は肺(金)に入り、苦は心(火)に入り、鹹は腎(水)に入り、甘は脾(土)に入ると総括されています。
その他にも、五臓の病に対して、禁忌である五味があることを説明していますので、そちらに関して簡単ではありますが、書いていこうと思います。
以下、原文になります。
「五味所禁。辛走気。気病無多食辛。鹹走血。血病無多食鹹。苦走骨。骨病無多食苦。甘走肉。肉病無多食甘。酸走筋。筋病無多食酸。是謂五禁。無令多食。」
現代語訳は以下の通りです。
五臓の病にはそれぞれ禁忌となる気味があります。
辛味は気に赴くので、気病の時には辛味を多食してはならない。
鹹味は血に赴くので、血病の時には鹹味を多食してはならない。
苦味は骨に赴くので、骨病の時には苦味を多食してはならない。
甘味は肉に赴くので、肉病の時には甘味を多食してはならない。
酸味は筋に赴くので、筋病の時には酸味を多食してはならない。
これがいわゆる五禁である。
多食させてはならない。
宣明五気篇は、問答形式ではない為、「論」ではなく「篇」になっています。
例えば、辛味は肺の臓との関連が強く、肺の臓は気を主っている為、辛味は気に作用すると考えるのだと思います。
また、鹹味は腎の臓と関連が強く、血は腎精からも作られるため、鹹味は血に作用すると考えるのだと思います。
自分は気の病だ!血の病だ!と自己判断できる人は少ないと思いますので、とにかくバランスよく食べる事が必要ですね。
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.09.12
合わせる2025.09.11
交差点の身体設計2025.09.10
問診に関して㊺(心神の問診③)2025.09.09
神昏(しんこん)とは⑤2025.09.08
血の病⑱2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫2025.08.29
休息は大事2025.08.28
帯状疱疹を「ビルの管制室」からながめる2025.08.27
問診に関して㊸(心神の問診①)2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却