東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気象発病学説

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

今週は、夏日のような気温かと思えば、夕方には一気に涼しくなったりと、寒暖差の激しく、体温調節の難しい1週間でした。
 
 
 
 
 
 
 
気象発病学説についてです。
 
 
 
 
 
 
まず、外邪の侵入ですが、
黄帝内経『素問』では、邪気が侵入するところには必ず虚の状態が存在している。と記載があります。
 
 
 
 
 
 
正気虚があるところに邪気が入り込みます。
 
 
 
 
 
 
例えば、内湿が生じる条件として、脾虚があることが前提となります。
 
 
 
 
 
 
 
ちょうどこれから、梅雨に入るわけでありますが、梅雨はまさに雨が多く外湿邪が強い時期になります。
 
 
 
 
 
この時期に脾虚がある場合は、内湿は生じやすく、逆に脾虚がなければ、内湿は生じにくい、ということになります。
 
 
 
 
 
また、脾が弱ると、あっというまに内湿が生じて脾弱になってしまいます。
 

 

 

 
外邪を侵入させないようにするためには、まず脾虚にならない工夫が必要です。
 
 
 
 
次回へ続きます。
 
 
 
 
 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一 (緑書房)

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一 (緑書房)

 
 

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さくらんぼと鳥

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

先週、庭に実ったさくらんぼを収穫した朝のこと。

 

梯子の上で実を摘みながら、頭上に響く鳥たちの鳴き声が、どこか抗議めいて聞こえました。

「それは本来、私たちの分なのに」

そう言っているかのように。

 

 

 

私たち人間が甘く赤い果実を「いただく」一方で、それを「見つけ」「食べ」「運ぶ」ことで果実本来の目的—種の拡散を担っているのが、まさに鳥たちです。

さくらんぼの鮮やかな赤い色合いやほどよいサイズは、鳥たちに見つけてもらい、食べてもらうための進化の賜物とされています。果実を口にした鳥は、やがて種を糞として遠くの土地に落とします。その種が、新たな場所で芽吹くかもしれません。

果樹と鳥は、長年連れ添ったパートナーのように、共に進化し、生態系の中で役割を分かち合ってきたのです。この営みに思いを馳せると、私たちが手にする果実の背後には、目に見えない多くの命の働きがあることに気づかされます。

 

 

 

自然界のこうした連携は「共進化(co-evolution)」と呼ばれますが、これは単なる生物学的現象以上の意味を持っています。

長い年月をかけて、異なる種が互いに影響し合い、調和しながら変化を重ねてきた歴史—それは、東洋の知恵でいう「身土不二」の考え方と深く響き合うものがあります。

身土不二とは本来「身体と土地は分けることができない」という思想で、その土地で採れた食べ物がその土地に住む人の健康を支えるという考え方です。鳥がこの土地の果実を食べ、この土地に種を運び、この土地で新しい命を育む。その繰り返しが何世代も続くうちに、鳥も木も、そしてその恵みをいただく私たちも、この土地の気候や季節のリズムに深く適応してきました。この共進化のプロセスこそが、身土不二が示す「土地と生命の不可分な関係」を物語っているのです。

 

 

 

だからこそ、今の季節に実るさくらんぼの「温性」が私たちの身体を温め、「補血」「活血」の作用で血流を促すのは、決して偶然ではありません。梅雨入り前の湿気が身体に重さを与える時期に、これらの果実が血の巡りを良くしてくれる——これもまた、長い年月をかけて育まれた土地と身体の対話といえるでしょう。鳥が果実を選び、私たちが果実を味わい、その栄養が血となり肉となる。この営みは、単なる食物連鎖を超えて、土地に刻まれた時間と季節の記憶を、私たちの身体に受け継がせる行為でもあります。

 

 

 

収穫を終えたあと、果実の中から出てきた小さな種が、籠の底にたくさん集まりました。

籠の底に集まった小さな種を見つめていると、時の流れが重層的に感じられます。この種に宿るのは、ただの遺伝情報ではなく、無数の鳥と木が紡いできた関係性の記憶。土地と季節が刻んできた、目に見えない歴史。私たちが今、ここで味わう甘さもまた、そうした長い物語の一部分なのです。

 

この小さく硬い種たちは、果たしてどこへ向かうのでしょう。

 

大地に還り、新しい命として芽吹く道。それとも、私たちの暮らしの中で別の役割を見つける道。

自然の循環から生まれた贈り物が、現代を生きる私たちにもたらしてくれる、思いがけない恵みがあります。

 

次回は、その静かな発見をお分かちします。

 

 

 

【参考文献】

・Stanford University – Coevolution

https://web.stanford.edu/group/stanfordbirds/text/essays/Coevolution.html

・Biology Letters – Frugivores and the evolution of fruit colour

https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsbl.2018.0377

・The American Naturalist – Colors of Fruit Displays of Bird-Dispersed Plants

https://www.jstor.org/stable/2461256

・Wikipedia – Seed dispersal syndrome

https://en.wikipedia.org/wiki/Seed_dispersal_syndrome

 

 

 

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