東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「舌歪(ぜつわい)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
舌歪とは、口を開けて舌を伸ばすと、一側に偏位することを指します。
 
 
 
その他にも「舌偏」「舌偏斜」「偏歪舌」とも呼ばれ、「口眼口喎斜」「偏癰」などに伴って生じやすい症状です。
 
 
 
弁証分類は、主に次の通りです。
 
 
 
1.中外風の舌歪
 
2.中内風の舌歪
 
 
 
まずは、中外風の舌歪についてです。
 
 
 
汗をかいて風に当たったり、寒冷環境で仕事をしたりすることで、風寒の邪が侵入して、経絡を阻塞して気血を渋滞させて、舌歪を引き起こします。
 
 
 
軽症では舌を伸ばしたときに偏位するだけの状態ですが、重症となると顔面神経麻痺を伴います。
 
 
 
患側の筋肉が弛緩するため、偏位が起こり、弛緩した側の舌面に知覚麻痺もみられ、発語や摂食が難しくなります。
 
 
 
普段は正常である人が突然発症するのが特徴であり、『医学三字経』に「人の百病、首は中風、聚然と得、八方通ず」と記載があるとおりです。
 
 
 
その他にも、悪寒、発熱、舌苔白あるいはやや膩、脈浮弦あるいは浮滑といった所見がみられます。
 
 
 
治法は、散風通絡を用います。
 
 
 
次に、中内風の舌歪についてです。
 
 
 
普段からの不節制により、次第に陰液を消耗して、裏熱が生じ、津液が痰に変じて、
 
 
 
大怒により気が痰とともに上逆したり、熱盛で痰が上擾し、舌絡を阻塞することで舌歪が引き起こされます。
 
 
 
中内風は、さらに2パターンに分類でき、次の通りです。
 
 
 
①風痰阻絡
 
②陰虚風動
 
 
 
まずは、風痰阻絡についてです。
 
 
 
普段から肥満して痰盛の体質であり、めまい、頭が脹るなどの症状がみられる特徴があります。
 
 
 
発病後は、舌の偏位、舌のこわばり、舌苔厚膩、脈弦滑で数などを呈します。
 
 
 
治法は、熄風化痰を用います。
 
 
 
次に、陰虚風動についてです。
 
 
 
陰虚火旺が基本にあるため、痩せた人に多く、めまい、耳鳴、口苦、四肢の痺れなどの肝陽上亢の症候を呈します。
 
 
 
また、発症は緩急さまざまですが、舌の偏位と顔面神経麻痺、半身不随が同時に生じます。
 
 
 
突然卒倒して意識が消失して、覚醒後に麻痺、舌の偏位を呈することもあります。
 
 
 
この場合、舌質は紅あるいは乾燥、脈は弦滑で数を呈します。
 
 
 
治法は、平肝熄風を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「眼皮跳(がんひちょう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
弁病名だけ聞くと、「ガンヒチョウ?ナニソレ?」という感じですが、
 
 
 
眼瞼が頻繁にピクピク痙攣を起こして、自制出来ない状態のことを指します。
 
 
 
弁証分類は、主に次の3つです。
 
 
 
1.血虚生風の眼皮跳
 
2.脾胃気虚の眼皮跳
 
3.風熱の眼皮跳
 
 
 
まずは、血虚生風と脾胃気虚の眼皮跳についてです。
 
 
 
いずれも虚証ですが、病因病理は異なります。
 
 
 
血虚生風の眼皮跳は、眼の使い過ぎによる傷血や出血過多などにより肝血が不足してしまい、瞼を滋養出来なくなり、内風を発生することで生じます。
 
 
 
この場合、眼瞼に痙攣が頻繁に起こります。
 
 
 
また、随伴して目の乾燥感、目がかすむ、顔色に艶がないといった症状がみられ、口唇や舌質が淡白、脈細などの血虚症候を伴います。
 
 
 
治法は、養血熄風を用います。
 
 
 
脾胃気虚の眼皮跳では、飲食不節、労倦、思慮過度などで脾胃が虚して、
 
 
 
瞼は脾に属すため、脾虚では瞼を制約出来なくなり、痙攣が発生します。
 
 
 
眼瞼の痙攣は頻繁であることは、血虚生風の眼皮跳と似ている為、その他の随伴症状や発生条件を確認して弁別していきます。
 
 
 
この場合、眼に力が無い、疲労感、無力倦怠感、食欲不振、息切れなどを伴います。
 
 
 
治法は、補気健脾を用います。
 
 
 
最後に、風熱の眼皮跳についてです。
 
 
 
この場合、風熱の邪が目竅に停滞して瞼に及ぶことで、痙攣が発生します。
 
 
 
痙攣の頻度は時々と低めであり、随伴して目の充血や痒痛、悪風、頭痛などの風熱の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、熄風清熱を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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