東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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胸悶(きょうもん)とは②

2023.10.24

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の「胸悶(きょうもん)」の続きで、「肺気壅滞の胸悶」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
肺気壅滞の胸悶は、病邪が肺の宣発粛降を阻害することで引き起こされる病態です。
 
 
 
肺気壅滞が起こるパターンは、主に次の3つです。
 
 
 
①外感風寒の肺気壅滞
 
 
 
外感風寒によるものは、風寒の邪が肌表を束したことで、肺の宣発が阻害されて胸悶が生じます。
 
 
 
痰飲があるときは飲邪が気道を阻塞するので、胸悶は強くなります。
 
 
 
特徴は、胸悶に加えて、悪寒、発熱、頭痛、身体痛、咳嗽あるいは呼吸困難がみられることです。
 
 
 
痰飲がある場合は、咳嗽、呼吸困難が顕著となり、胸内苦悶に加えて、息が詰まる、煩燥がみられ、重篤になるとが起坐呼吸がみられます。
 
 
 
舌苔白、脈浮あるいは緊などの表寒を呈します。
 
 
 
治法は辛温発散を用います。
 
 
 
②熱邪壅肺の肺気壅滞
 
 
 
この場合は、外感風熱ののちに熱邪が裏に入り、肺を阻滞することによって発生します。
 
 
 
特徴は、高熱あるも微悪寒あるいは悪寒が無い、強い口渇して水分を欲する、咳嗽、黄痰、喘鳴、胸内苦悶、呼吸促迫がみられ、
 
 
 
尿が濃くて、便硬く、舌質紅、舌苔黄、脈数で有力といった裏実熱を呈することです。
 
 
 
治法は清泄肺熱を用います。
 
 
 
③肺癰の肺気壅滞
 
 
 
この場合は、熱毒が肺に停滞して膿を形成することで発生します。
 
 
 
特徴は、胸内苦悶とともに胸に鈍痛をともない、発熱、咳嗽、腥臭のある黄色で混濁した痰や膿血性痰、咽乾、口乾がみられるが口渇はみられないということが特徴です。
 
 
 
舌質紅、舌苔黄、脈数あるいは滑を呈します。
 
 
 
治法は清肺解毒、排膿を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 

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