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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
今回は、小豆を東洋医学的に見ていくと、どのような効果があるかを書いていきます。
小豆は中国では赤小豆(せきしょうず)といわれ、漢方薬として使用されていました。
性味は平性で、甘、酸。
平の為、冷やしも、温めもしません。
甘味には滋養、強壮の効果があります。
身体の衰えをおぎない、リラックスさせ、他の食材の作用を中和します。
食べ過ぎてしまいますと、体に熱がこもり易く、余分な水分を体内に溜まりやすくなります。
酸味には身体を引き締め、出すぎるものを収め、身体の中に留まらせる効果があります。
食べ過ぎてしまいますと、胃腸の負担になり、体が無力になります。
効能として、「利水消腫」と「解毒排膿」があります。
利尿作用があり、浮腫を改善し、体の内外の毒素を消し、膿を排出させる働きがあります。
現代で言うデトックスですね。
その為、もともと水分の足りない陰虚の方や、陽虚で尿量の少ない方には、体調を悪化させてしまう事があるため注意が必要です。
また、豆はもともと消化が良くない為、胃腸が弱い方にも注意が必要です。
そのほかには、高年者の方にも注意が必要で、利尿作用が強いため、摂取しすぎることにより、体調を悪化させてしまう可能性がありますので、ご注意を。
同じく利尿作用がある豆には、緑豆がありますが、あちらは涼性で、余分な熱をとる力があるのですが、冬場など寒い季節には、寒熱の偏りのない平性の小豆が向いています。
小豆の形を良く見ると腎臓の形に良く似ています。
中医学ではこんなことからも「豆は腎臓みたいな形をしているから腎臓の働きと関係がある」と考えるわけです。
実際、利尿作用を持ち合わせているのが、すごいところですね。
色々と調べてみましたが、小豆にこの様な効能があるなんて驚きでしたね。
体にとって良い効果がある食材ではありますが、やはり食べ過ぎは体に悪影響を与えてしまいますのでご注意を!
参考文献
東方栄養新書
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こんばんは。上村です。
前回に続き、秋の乾燥の病気について書いていきます。
秋燥病② 参照
今回は、どんな弁証分類があるか書いていきます。
●涼燥襲肺
症状としては、悪寒発熱、頭痛無汗、鼻乾鼻塞、口唇乾燥、咳嗽少痰、などがあります。
邪が表にとどまり、衛気と争うため悪寒発熱、頭痛無汗、が生じます。
燥邪が、肺を犯し宣発の機能を失調させるため、咳嗽少痰、鼻の症状がでます。
●湿燥襲肺
症状は、発熱、微悪風寒、頭痛、少汗、乾咳無痰、咽乾鼻燥、口渇などがあります。
湿邪が、衛気を失宣するため、発熱、微悪寒、頭痛、少汗がおこります。
肺の粛降作用を失うため、乾咳無痰が生じます。
燥熱は、津液を損傷しやすいので、鼻燥、咽乾、口渇がみられます。
このように、病気の原因によって症状が変わってきます。
同じような風邪症状でも、東洋医学的には治療法も原因によって変わってきます。
次回に続く、
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