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こんばんは、謝敷です
前回は緩和ケアにおける吐き気や嘔吐と鍼灸のエビデンス評価についてご紹介しました。
その中で、緩和ケアの対象となっていた疾患の一つに
COPD(chronic obstructive pulmononary disease:慢性閉塞性肺疾患)も紹介されていました。
日本呼吸器学会からは、「非がん性呼吸疾患 緩和ケア指針」というガイドラインが出版されています。
その中で、非薬物療法の1つに鍼灸が紹介されていますので、
今回は、非がん性呼吸器疾患と鍼灸についてみていきたいと思います。
ガイドラインでは、
呼吸器疾患などの患者において、呼吸困難が持続悪化する原因として、
以下の3つの要素の悪循環が紹介されています。
①呼吸
呼吸数の増加や呼吸補助筋に頼った呼吸、
労作や運動に伴って空気が肺に取り込まれ、肺が過膨張してしまっているような呼吸では、
非効率な換気や呼吸動作の増加をきたし、それ自身が呼吸困難を持続悪化させる。
②思考・感情
強い呼吸困難や死に対する恐怖、過去の経験などへの不安からパニックに陥り、
呼吸困難の持続悪化の原因となる。
③機能
疾患の進行とともに身体活動性が低下したり、
過度な介助によって、四肢や胸郭、呼吸補助筋が機能低下や廃用委縮をきたし、
呼吸困難の持続悪化の原因となる。
そのため、呼吸管理や薬物療法で改善しない呼吸困難などの症状には、
この3つの側面から非薬物的な療法でアプローチを検討できるとして、
「呼吸の悪循環」に、呼吸リハビリテーションや扇風機(ファン)、そして鍼治療が、
「思考・感情の悪循環」に、心理療法や音楽療法、アロマ療法が、
「機能の悪循環」に、運動療法などのリハビリや歩行補助具の利用、栄養面での介入など が紹介されています。
この3つの要素を聞くとどれにも鍼灸は有効だなと思ってしまいますが…
鍼灸は、「呼吸の悪循環」において紹介されているのですね
次回は、 「呼吸の悪循環」打破に鍼灸!! の詳細をご紹介します。
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こんばんは 謝敷です
前回までは、術後悪心嘔吐(PONV)に関する鍼灸治療の評価をご紹介しました。
今回は、緩和ケアでの吐き気や嘔吐の管理についても
UpToDateに紹介されてますので、ご紹介致します。
緩和ケア領域での吐き気や嘔吐については、がん患者さんの他、
COPD、慢性の腎疾患、エイズ、心疾患や肝疾患の患者さんが紹介されています。
がんでの吐き気・嘔吐をとっても、
「がん治療」によるものと「がんそのもの」によって起こる吐き気・嘔吐があるようです。
前者では、これまでご紹介したように手術での麻酔や、薬物療法によって吐き気が起こす場合と、
放射線治療を、特に全身や上腹部、脳全体や脊髄全体に照射し、吐き気や嘔吐を起こす場合の他、
がんそのものが大きくなり腹水によって消化管が圧迫され、通りが悪くなったり動きが悪くなるこや、
がんが脳にできた場合などに生じる吐き気、
電解質異常や低血糖が原因で生じる吐き気や嘔吐もあるようです。
これまで見てきたとおり、化学療法誘発性の悪心嘔吐の場合は、
鍼灸や指圧の効果が検討されていますが、
他の緩和ケアにおける悪心嘔吐でのエビデンスが十分ではないことが報告されています。
また放射線治療による悪心に対しては、偽鍼と通常の鍼治療の双方が有効であったとの報告がありますが、
偽鍼と鍼治療では、効果に差が見られなかったことも報告されています。
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