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こんばんは、松木です。
私は講師になってから現在まで、「東洋医学概論」という科目を毎年担当しています。
「東洋医学概論」とは、その名の通り、「東洋医学」の「領域全体のあらましを要約して述べたもの。」です。
要するに、清明院院長が「最高の鍼灸の追求」において日々述べられている、東洋医学の理屈について講義してるわけです。
(因みに東洋医学概論の教科書は専門用語ばかりでややこしいです。教科書が難解だと思った方は「最高の鍼灸の追求」の解説をオススメします。)
この授業を担当していると、とても興味を持つ学生さんと、全く興味を示さない学生さんが目に付きます。
前者の中には、古くから行われているんだから「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。
後者の中には、東洋医学なんて非科学的で、最新の科学に拠っている考えの方が「絶対に」正しいんだ!と思っておられる方がちらほら見受けられます。
これは個人的な意見ですが、「盲目的に」「絶対に」正しいんだ!と思い込むことは、とてももったいないことですし、危険なことだと思います。
「医学」は、臨床現場で患者さんに効果があってこそ、本質的価値が保たれるものだと思います。
そして我々が日々臨床で東洋医学を実践している理由は、患者さんに効果があるからです。
「東洋医学」は古いから偉大なのではなく、現代においても色あせない価値があるから偉大なのだと思います。
本日のブログのタイトルは、スウェーデンの画家、カール・ラーションという方の言葉です。
現代の皆様に「東洋医学」についてこのように思ってもらえるよう、日々精進したいと思います。
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こんばんは、松木です。
本日は学校で定期試験の採点を行いました。
試験というのは、学生の皆さんの学習度合いを評価すると同時に、教師の情報伝達力が評価される場だと思います。
「教授錯覚」なる言葉があります。
教授錯覚とは、大学教育において、
「自分の筋道だった理論の授業によって,学生たちもよく理解できているはずだ。」とか、
「自分の教育への熱意は,学生たちに共感をもって受けとられているにちがいない。」
という類の、教師側の勝手な思い込みのことです。
今回も、定期試験の採点をしていて、とても基礎的な内容で間違いを記入しておられる学生が見受けられました。
ここで、「こいつ勉強しなかったんだな。」と考えるのは簡単ですが、教授錯覚に陥っている可能性も否定できません。
特に、同じ箇所を複数の学生が間違っているとなると、その可能性は高くなると思います。
「普通なら正しく解答できるはずの問題」を解答出来ていない。
起こりうるはずのことが起きていない。
こういった場合にこそ、大切な問題が潜んでいるのではないかと思います。
そういう時こそ、教授錯覚に陥ることなく、自分の情報伝達の方法について、もう一度考えることができるチャンスだと思います。
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清明院院長のブログ 「最高の鍼灸の追求」
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