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こんばんは、森岡です(^_^)
「精神神経免疫学」という聞き慣れない学問、僕も学校で初めて聞きました。
「精神神経免疫学(PNI:Psycho‐Neuro‐Immunology)」は米国を中心としてごく最近に誕生した研究です。
どの様な研究か簡単に言うと、心の問題が体にどういった変化を及ぼすのかを研究している学問です。
「病は気から」を現代科学的に掘り下げようということですね。
今までは生体が‶イイ感じ″で働くためには(このことを生理学的にホメオスターシスといいます。)、「自律神経系」(体の活動を活発にしたり、休息させたりする神経)と「内分泌系」(ホルモンなどを分泌させる機能)が協調し、維持していると考えてきました。
ここに、新たに「免疫系」(抵抗力や防御作用)を加え、「心と体」の関係を調べようという試みです。
最近になり、人間の精神・感情の変化も「免疫系」に大きく関与することが分かってきました。
皆さんも、ストレスがある時によく風邪を引きやすくなってしまったり、奥さんに先立たれた夫が、後追うようにしてすぐ亡くなってしまったり、とストレスと体に関する経験が色々おありかと思います。
こういった「心の乱れ」による免疫機能の低下が、様々な実験で明らかになってきました。
まぁ、確かにストレスがある時は体調が良くないなんてことは、誰しも経験的に分かっていることですよね。
ですから僕から言わせたら、「今更!?」感は否めないですけど。。。
しかも数千年も前の東洋医学の書物にはこういったことがしっかり書かれていますから。
(いやぁ、本当にビックリします!!)
しかし、経験的に分かっていることを帰納法的に分析することは重要だと思います。
臨床においても再分析は非常に重要ですから。
再分析については院長ブログ 再分析(病院病理について)
再分析(標本について)
続・再分析(標本について)
再分析(具体例) 参照
次回はこれを東洋医学的に考えたらどうなるかについてです。
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こんばんは、森岡です(^_^)
前々回の記事で「メディカライゼーション」について書きました。
読まれていない方は 「病づくり」 参照
次々に「医療化」されている現代で、その治療を担っているお医者さんの自己管理はどの様なものなんでしょうか。
先日面白いアンケートを拝見しました。
医師への風邪を引いた時の対処法についてのアンケートで、
・温かいものを食べて早く寝る。
・熱燗を飲んで早く寝る。
・早く寝る。
がTOP3で、いずれも共通することは早く寝て、かつ薬は飲まないこと。
という驚くべき内容。。。
あれ?
皆さんが普段出されている大量のお薬たちは何処へ・・・
また、以前治療したことのある、お医者さんに、
「先生は今日みたいにどこか痛い時には痛み止めや湿布は使われないのですか?」
と聞いてみたところ、苦笑いしながら、
「申し訳無いけど使いません。」
と答えてらっしゃいました。
てっきり僕は、当然のことながら、普段患者さんに出している、「痛み止め+湿布」という超定番アイテムを自らにも使用していると思い込んでいました。
(せめて「痛み止め飲んだけど治らなかったので鍼しに来ました。」と言ってほしかった・・・)
これがすべてだとは思いませんが、事実こういったことが現実的にあります。
現在の西洋医学では「対症療法」において、優れていると思います。
これはこれで非常に重要なことです。
ただし、本質的に「治る」とはどういうことでしょうか?
その場がよければいいのでしょうか?
症状が落ち着いた状態でいるために一生薬を飲み続ける。
確かに症状は落ち着いていて一見無い様ですが、果たしてこれは治ったと言えるのでしょうか?
「本質的に治る」ということについて、医療従事者はもちろん、患者さん自身も考えなくてはいけません。
今は患者さんが「医療」を選択できる時代です。
そのためには、「医療」についての確かな知識と見解を皆さんが持っていなければ、損をすると思います。
僕らはそんな時代において「鍼灸最高!!」と胸を張って言いたいと思います。
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