東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診に関して㊱(二便の問診②)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

先週に引き続き、『二便』の問診について書いていきます。

 

 

 

C.大便の性状

 

 

正常便は有形でバナナ様、適度な潤いがあり、盛り上がる程度、黄褐色です。

 

 

一本につながっています。

 

 

水に沈むのが良いとされ、これは胃腸の働きがどれだけのものかを診ることができます。

 

 

臭いも飲食物の種類にもよりますが極端に強くはないです。

 

 

便が便器に浮くものは、正気の弱り(飲食の内容にもよる、ベジタリアンなど)を示しています。

 

 

1)便器にネットリとつく:熱

 

 

2)便器にサラッとしてつかない:寒

 

 

3)兎糞状便(コロコロした小さな塊がいくつも出る便) 陰虚、 (色が黒い場合は)瘀血

 

 

4)便がいつもゆるんでいて、 いつも柔らかい:虚寒

 

 

5)大便に出血が見られる場合(便血という)は、要注意。

 

 

 

D. 排便感覚

 

 

排便感の質問の結果より寒、熱、虚、 実を決めます。

 

 

1 )使が硬くて出にくい:一般に熱

 

 

2)下痢.

 

 

排便時に肛門の灼熱感があり、臭いがきつい:熱

 

排便時に肛門の冷感があり、あまり臭わない:寒

 

 

3)排便後の疲労感の程度

 

 

疲れるのは、正気の弱り。

スッキリするのは、 正気は充実していて実邪が漏れた状態となります。

 

 

E.肛門の違和感

 

 

1 )下痢:排便時に肛門の灼熱感、臭いがきつい:熱

 

2)排便時に肛門の冷感、あまりにおわない:寒

 

3)肛門の下垂感:中気下陥

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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問診に関して㉟(二便の問診①)

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

今週からは、『二便』の問診について書いていきます。

 

 

 

二便とは大便・小便のことを指します。二便の情報から裏における寒熱虚実の鑑別を行います。

 

 

 

まずは大便の説明から行っていきます。

 

 

 

大便の排泄は、直接的には大腸が主っていますが、その他の臓腑(脾胃、小腸、腎、肝、肺等)とも密接な関係があります。

 

 

 

まず、摂取された飲食物は、 胃の腑での腐熟と脾の運化と肝の疏泄によって、小腸へ送られ、小腸で清濁を泌別します。

 

 

 

そこで泌別された濁なるものを大腸へ送り、大腸での燥化と伝導機能によって、大便が形成され、排便に至ります。

 

 

 

ゆえに、大便の排泄には、脾胃の機能、小腸・大腸の機能に加えて、脾胃・大腸の機能を伸びやかにするための心や肝の作用、

 

 

 

そして、大腸と表裏関係にある肺の宣発粛降と水道通調機能、さらに、腎陽の温照や固摂機能も間接的に関わってくることになります。

 

 

A. 八綱と大便

 

 

 

硬く臭いが強いものほど実熱傾向にあり、 ひどい場合には大便秘結し、腹脹腹満や腹痛が強く出現するのが特徴で、下剤で下すとスッキリして疲労感が全く出ないのが特徴です。

 

 

水様下痢で臭いがないものは虚寒を示し、排出後に倦怠感が出現するものほど虚となります。

 

 

一日のうちに複数回排便し、細切れの状態で出たり、不消化であったり、逆に全く出ないのに腹満や腹部膨満感がないものは虚証となります。

 

 

B. 排便の回数

 

 

明代の書物の 『医学入門』には、便秘であるか泄潟であるかは、排便回数で決まり、

 

 

1日1行(大便の回数は、“行”を使います )を順とし、 3~4日便のないものを便秘、 1 日 3~4 行のものを利となす、とあります。

 

 

この時、食事量と大便の量との相関性、多少に注意する必要があります。

 
 
 
 
次週に続きます。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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