東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気象発病学説②

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

 

今日は大雨になったり、小雨になったり、雷も鳴り響き、荒れた一日となりました。。
 
 
 
 
 
 
 
さて、今回は気象発病学説の続きです。
前回記事はこちらより。
 
 
 
 
 
 
 
本日は、病の原因について整理します。
中国の漢代頃に編纂されたと推定されている『黄帝内経』(以下、『内経』と略称)では、病の原因は、このように説かれています。
 
 
 
 
 
 
 
 
「百病が生ずる原因は皆、風雨や寒暑燥湿などの気候変化、房事不節、喜怒大驚恐などの七情不和、飲食不節、居住環境がそぐわないことなどである。」 (『霊枢』口問)
 
 
 
 
 
 
 
「百病が生ずる原因は皆、風雨や寒暑燥湿などの気候変化、喜怒不節により五臓を傷り起こる。
風邪雨は身体上部を傷り、燥湿の邪気は身体下部を傷る」 (『霊枢』百病始生)
 
 
 
 
 
 
 
これらより、邪気の侵入経路は下記のように分類されます。
身体の上部、陽の位置、表位を傷りやすい邪気は、風邪、熱邪、暑邪、燥邪、火邪です。=陽邪と呼ばれています。
 
 
 
 
 
 
 
身体の下部、陰の位置、裏位を傷りやすい邪気は、寒邪、湿邪です。=陰邪と呼ばれています。
 
 
 
 
 
 
 
 
各邪気にはそれぞれ特徴性質があるのですが、それらは改めてまとめたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここで気を付けたいことは、風邪を兼ねた場合です。
風邪を兼ねると、陰邪である寒邪、湿邪も身体の上部、表位から侵入しやすくなるということです。
 
 
 
 
次回へ続きます。
 
 
 
 
 

参考文献

『四季の健康法』 主編:橋本浩一 (緑書房)

『内経気象学入門』 著者: 橋本浩一 (緑書房)

 
 

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血の病⑪

 

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こんばんは。齋藤です。

 
 
 
5月も中旬に入りました。
 
 
 
早いですね。
 
 
 
それでは、前回の続きです。
 
 
 
前回の話はコチラ
 
 
 
今回は、②の「気は能く血を生ずる」について書いていこうと思います。
 
 
 
この「気は能く血を生ずる」とは、気と血の生化の関係について説明したものです。
 
 
 
ここでは、気の気化作用が非常に重要になってきます。

 

 

「気化作用」とは「気の力によって、物質が別の物質やエネルギーに変化・転化すること」を指します。

 

 

血の生成過程における気化作用は、以下のように理解できます。

 

 

まず、飲食物(水穀の精微)から気への変化させます。

 

 

脾胃(胃腸)が飲食物を消化吸収し、そこから栄養物質である「水穀の精微」を取り出しますが、これも気化作用の一部です。

 

 

その水穀の精微から血への変化させるのですが、その水穀の精微や、そこから生成された「営気」などが、さらに気の力によって質的に変化し、赤い液体である「血」へと転化します。

 

 

この「変化させる力」「転化させる働き」こそが、気化作用の核心です。

 

 

「気の力で血に変わる」と説明した部分は、まさにこの「気化作用」が働いている場面を指しています。

 

 

気がなければ、飲食物から取り出した栄養が、生命活動を支える「血」という具体的な物質に変わることはできない、と東洋医学では考えます。

 

 

気化作用は血の生成だけでなく、汗や尿の生成、津液の代謝など、体内の様々な物質代謝やエネルギー転換に関わる基本的な生理作用とされています

 
 
 
いずれも転化の過程中においては、気化作用が必須になっており、気化の能力が弱ければ、臓腑の機能が低下し、血液を化生する能力も弱まってしまいます。
 
 
 
 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸・漢方の名医になるための気血弁証論治学』 編著;神野英明 (たにぐち書店)

 

 

 

 

 

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