東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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病機論―正気と邪気

 

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こんばんは、三鬼です。

 

 

 

今回は発病の基本メカニズムである正気と邪気の関係について書きます。

 

 

 

「正気存内、邪不可干」「邪之所凑、其気必虚」という言葉が示すように、発病は正気と邪気の相対的な強弱関係により決定されます。

 

 

 

正気とは人体の抵​​​​​​​​​​​​​​​​抗力や免疫力であり、邪気とは病因の総称です。

 

 

 

正気が充実していれば、邪気の侵入を防ぎ、病を発症しません。

 

 

 

しかし、正気が虚弱な状態では、邪気が容易に侵入して発病します。

 

 

 

また、強力な邪気の場合は、正気が充実していても発病することがあります。

 

 

 

病の経過も正邪の消長によって決まります。

 

 

 

正気が邪気に勝てば病状は改善し、邪気が正気に勝れば病状は悪化します。

 

 

 

治療の原則は「扶正祛邪」であり、正気を補い邪気を除去することを目指します。

 

 

 

虚実は正邪の盛衰を表す概念です。

 

 

 

実証は邪気が盛んで正気もまだ虚していない状態を指し、虚証は正気が虚弱で邪気も衰えた状態を指します。

 

 

 

虚実の判断は治療方針を決定する上で極めて重要です。

 

 

 

正気の強弱には先天的要因と後天的要因があります。

 

 

 

先天的には両親から受け継いだ体質、後天的には飲食・生活習慣・精神状態などが影響します。

 

 

 

養生により正気を培うことが病の予防につながります。

 

 

 

【参考文献】

東洋療法学校協会 編;教科書検討小委員会 著.新版 東洋医学概論.医道の日本社;2023

 

 

 

 

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こんばんは☆

 

 

 

吉澤です!

 

 

 

 

今週からは、『二便』の問診ついて、小便に関して、書いていきます。

 

 

 

A.排尿のメカニズム

 

 

飲食物を摂取すると胃で受納腐熟し、脾の運化、肝の疏泄作用を受けて、小腸に下降し、小腸の清濁を泌別する作用により「濁なるもの」と「清なるもの」に分けられます。

 

 

「濁なるもの」は大腸に送られ、大腸の伝導と変化により肛門を通過して糞便として体外へ排出されます。

 

「清なるもの」は、また清濁に分かたれ、その清中の清は精微なる気として肺中の気と合して宗気となり、化して営気と衛気に分かれます。

 

 

さらに心肺の作用を受けて五臓六腑・四肢百骸を栄養します。

 

 

そしてその清中の濁なるものは肺の水道通調作用により三焦と腎の気化作用を経て膀胱津液の腑に滲入し、体外に排出されれば尿となります。

 

 

排尿は直接的には膀胱が主る所となりますが、腎の気化、脾の転輸、肺の宣散・粛降、 三焦の決涜等の働きが密接に関与しています。

 

よって身体内部の気の昇降出入と津液の状況が尿の排出機能や尿量に影響します。

 

 

 

B.八綱と小便

 

 

 

小便の性状と排出状況の情報は、表裏寒熱虚実の鑑別の一助となります。

 

 

1 )色が透明であれば「表」(未だ、裏に入っていない段階)もしくは「裏寒」

 

 

2)色が濃く臭いが強い、あるいは排尿時に灼熱感を感じるものは 「 熱」

 

 

3) (水分摂取量がさほど多いないのにもかかわらず)夜間尿が頻繁で色も透明で量も多いのは「 虚寒 」

 

 

4)色が濃く量が少なく勢いが無いものは 「 虚熱」

 

 

5)排尿すればするほど全身倦怠感が強くなってしまうものは「虚」の程度が強い

 

 

6)尿が混濁し臭いが強く、 泡立つのは「実」 (湿熱)

 

 

 

以上のように弁別できます。

 

 
 
 
 
次週からは、「小便」に関してです。

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

 

 

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