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こんばんは。二神です。(^ー^)v
今日はどんよりとしたなんとも言えない一日でした。
梅雨なので今年の作物不作や水不足にならない為にも、雨は降ってもらわなければ
いけませんが、やはりこような天気は気分も落ち込み、体調も崩しやすいので
皆さんも十分に気を付けましょう。
さて、私が診させて頂いている患者さんが、最近、血圧が高く落ち着かない
という事を言っていました。
高血圧は世界中で急増している病気の一つです。
WHOの調査では25歳以上の3人に1人が高血圧だそうです。
日本でも成人の3分の1が高血圧と言われていますので、
これはもう国民病、世界人類病といっても過言ではないでしょう。
なぜこんなに高血圧の人は多いのでしょうか。食習慣や運動不足など
複数の要因が重なり起こると言われていますが、
最大の要因はストレスではないかとも言われています。
現代人にストレスは必ずと言っていいほどつきまといます。
ストレスフリーの状態なんて、実際この世の中にあるのかと思ってしまうほどです。
さて、こんな国民病である高血圧の治療として、最近は音楽療法が注目されているのは
皆さんご存知でしょうか。
モーツァルトの音楽がいいなんてことは有名で、実際に聞いたことがある人も
いるんじゃないでしょうか。
そんな中、ドイツの大学で音楽のジャンルによって血圧が下がる効果には違いが
あるのかという実験を行ったそうなので簡単にご紹介しようと思います。
まず、120人の被験者を集めて、その半分の60人を次の3つのグループに分けます。
1、モーツァルトの曲を聴くグループ
2、ヨハン・シュトラウス2世の曲を聴くグループ
3、ABBA(アバ)の曲を聴くグループ
「2」は19世紀の音楽家、「3」は1970年代に活躍したポップミュージックグループです。
どんな基準でこの3つを選んだのかは不明ですが、「1」はもちろん誰でも
名前くらいは聞いたことあると思いますし、「3」に関しては、私は多少なりとも
聴いたことぐらいはあります。「2」は初めて聞きました。(笑)
上記の3つのグループ60人は、それぞれの音楽を25分間聴いてもらい、
それ以外の60人は安静にしてもらいます。このグループは「4」としましょう。
そして、曲を聴き終わる25分前後にコルチゾールの血中濃度、心拍数、
血圧を測定するという実験を行ったそうです。
コルチゾールとは簡単に説明すると、ストレスのホルモンとも言われており、
血管を収縮させて血圧を上げる作用があります。
結果は、「1」と「2」のグループは収縮期と拡張期の血圧が顕著に下がり、
「3」と「4」は血圧が下がっておらず変化はありませんでした。
心拍数に関しても血圧と同様の結果が出ており、コルチゾールに関しては
120人全員の数値が下がっていましたが、音楽を聞いた60人の方が
明らかにコルチゾールが大きく下がっているという結果が出たそうです。
また、音楽の趣味による効果の変化はないとの結果も出ており、例えばクラシックが
嫌いな人でもクラシックを聴けば否応なしに血圧は下がってしまうという結果も出たそうです。
しかも、血圧降下の効果が最も高かったのは、やはりモーツァルトだったようです。
モーツァルトってすごいんですね。
今までちゃんと聴いたことはないですが、私も聞いてみようと思います。
よく考えてみれば、この患者さんも、効果を知ってか知らずか、音楽をよく聞いております。
人間の本能的なものが働いているのかもしれませんね。
人の身体って本当によくできていると実感します。
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こんばんは 謝敷です
今年の桜は長く美しさを保っていますね!
今週も、イスラエル戦禍での避難民に対する中医学的な観察と鍼治療についての記事を見ていきます。
今日は87歳のレイチェルという女性のエピソードです。
治療室に入る際も何かを踏んだりしなか慎重で、
物腰やわらかで細身の女性、と紹介されています。
主訴は、鎮痛剤治療でも改善しない頭痛(恐らく緊張型頭痛)と不眠症。
既往歴は、高血圧と虚血性心疾患があります。
舌は薄く、青白く、下の両端には歯の痕が目立っており、
その他の所見でも、衰弱や無気力といった症候が見られていました。
担当した鍼灸師は、これらの状態から、
彼女はエネルギーが不足していると判断し、
まずは彼女を「強める」(“strengthen”)治療を行い、
トラウマを対処できるよう治療を行いました。
しかし、この治療方針は誤りで、症状はあまり変化しませんでした。
そこでさらに所見を確認したところ、
全身の筋肉は弱く弛緩している一方で、頸と後頭部の筋肉は極度に緊張していることがわかりました。
また、脈拍は速く、強く充実しており、彼女の年齢や外見とは異なっていたようです。
そこで、担当した鍼灸師は、彼女のベースにある衰弱と無気力と、身体所見が示す不安定な状態とのギャップを解釈するために、
今の感情等について問診を行いました。
すると、穏やかで礼儀正しく、高尚な言葉遣いではあるものの、
彼女は怒りを感じている、「激怒している」と答えました。
レイチェルの目には、かろうじて抑えることのできた怒りが見て取れたようです。
彼女のいた避難先ホテルは、イスラエルの中でも最も快適で静かな地域の一つだったようですが、
避難者にとっては、まだテロリストが家の中を歩き回周り、
四方八方から銃撃している要塞のような部屋にいるような感覚が続いていたようです。
そこで、弱りを補う治療から、怒りやそれにより過剰になった(緊張した)状態を
頸部の「風」(‘wind’)のツボで治療したところ、
彼女は、ベッドでリラックスして横になり、頭痛が大幅に軽減し、夜もよく眠れたようです。
物語のように書かれていますが、四診合参の重要性が読み取れます。
東洋医学的な人体観察が、自然な流れで書かれていますが、
精神科の専門家の方は、この論文を読んで、どう感じるのか、どう解釈するのか、気になりました。
(参考文献)
Messinger A, Gamus D, Bondi M, Polliack ML, Ben-Arye E. Calming the Wind: A Traditional Chinese Medicine Practitioner’s Approach to Wartime Acute Stress Disorder Symptoms. Curr Psychiatry Rep. 2024 Nov;26(11):678-682. doi: 10.1007/s11920-024-01542-z. Epub 2024 Oct 2. PMID: 39356401.
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