東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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現代人に多い熱の発生と治療(その7)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

現代人に多い熱の発生と治療(その1)

現代人に多い熱の発生と治療(その2)

現代人に多い熱の発生と治療(その3)

現代人に多い熱の発生と治療(その4)

現代人に多い熱の発生と治療(その5)

現代人に多い熱の発生と治療(その6)

続き行きます!!

今日は衛気営血弁証です。

が、その前に・・・

熱邪による外感病のことを、

「温病(うんびょう)」

と言います。

逆に寒邪による外感病のことを、

「傷寒病(しょうかんびょう)」

と言います。

(外感病については 現代人に多い熱の発生と治療(その4) 参照) 

では、目の前の患者さんが「温病」なのか「傷寒病」なのかどのように見分けるのでしょう?

まず一つ目のポイントは・・・

”症状が急激に発症したか”

です。

まず「温病」か「傷寒病」かを分ける前に、

「外感病」か「内傷病」かを弁別する必要があります。

(「内傷病」は七情の失調が原因で起こる病のこと)

「外感病」の特徴として”急激に発症する”ということが挙げられます。

外的環境の変化により外邪が発生します。

その外邪によって体が侵襲され、「外感病」は発生するのですから、

「昨日まで何でもなかったけど、今日から急におかしくなった」

とか

「昼まで大丈夫だったが夕方から急に辛くなった」

など、

侵襲された瞬間から異常が起こってくるのです。

そして、その時の原因・状況がある程度明確なケースが多いです。

つまり、

「冷えた、寒かった」

とか

「暑かった」

とか

「雨が降っていた」

とか

「乾燥していた」

など、

患者さん本人がその時の状況を覚えている事が多いです。

ですから、例えば”咳が出る”ということで来られた患者さんに、問診をして、

「昨日まで何でもなかったのに今日から急に出た」

そして、

「昨日、寒い所で一日中仕事をしていて冷えた」

などの問診事項が出てくれば、「外感病」が一定疑えます。

ただし、これのみで、=外感病ではありません。

あくまでこれ以外にも多面的観察を行い、その結果、最終的な判断を下すことは言うまでもありません。

次回に続く。

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現代人に多い熱の発生と治療(その4)

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

現代人に多い熱の発生と治療(その1)

現代人に多い熱の発生と治療(その2)

現代人に多い熱の発生と治療(その3)

続き行きます!!

前回は熱邪の診断・治療法として「衛気営血弁証」と「三焦弁証」があるというお話でした。

この2つの弁証法は、基本的には、

”外感病における”

熱邪の進行過程と治療法について記載されています。

外感病とは簡単に言えば、

「外的(自然)環境の変化」

によって引き起こされた病のことです。

つまり、四季の変化に基づく気候や気温などの変化に影響されて発病した病のことです。

外的環境の変化によって体に不調を引き起こす因子のことを

”外因”とか”外邪”とか”六淫(ろくいん)の邪”

なんて呼びます。

院長ブログ カテゴリ 「邪気」について  参照

外邪には風邪・熱邪(暑邪・火邪)・湿邪・燥邪・寒邪・疫癘(えきれい)等があります。

この中の、「熱邪」によって引き起こされる病について書いてあるのです。

簡単に言えば気候の”暑さ”によって引き起こされる病のことです。

西洋医学的な病名で言うと、日射病とか熱中症といわれるものがこれに当たります。

しかし、この2つの弁証は外感病以外にも、

体の中に不調を引き起こす原因がある”内傷(ないしょう)病”

にも応用し、活用することができます。

ですから、原因が体の外にあっても中にあっても、基本的にはこの二つの弁証法をクロスオーバーさせて、診断・治療すればいいって事です。

ただし、機械的運用は避けるべきであります。

より基本となる八鋼弁証・正邪弁証・気血津液弁証・病邪弁証などを踏まえておくことは言うまでもありません。

しかし、この2つの弁証法を押さえておくと治療の幅がぐっと広がります。

次回に続く。

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