お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は、10月最後の日となりまして、年末に向けて徐々に日常が忙しくなってきている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に、「肩こり」を感じやすい方が、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
本日は、「肩こり」についてのお話です。
この「こり」という状態は、気血津液が停滞することによって生まれます。
加えて、痛みがある場合は、気血津液の通りが悪かったり、通りが悪いことで滋潤が上手く行えていないことにより引き起こされます。
往診先でも患者さんに「こりって何なんですか?」と聞かれることがありますが、
何らかの理由で、気血津液の流れが停滞してしまい、湿痰、瘀血などの病理物質が身体の特定部位に凝集して肌肉が堅くなってしまい、
「こり」「痛み」「重だるさ」といった不快感が引き起こされます。
肩だけではなく、首、背中にこりが出る場合もありますが、特に注目して確認すべきことは、次の通りです。
1.どの経絡上か
2.左右どちら側に頻繁に起こるか
3.どういう時に起こりやすいか
4.今一番困っている症状と関連があるか
5.肩こりが主訴だったり、随伴症状であった場合、増悪寛解因子は何か
『歴史の中の病と医学』(山田慶兒・栗山茂久共編、思文閣出版、1997年)によると、
『その人が生きてきた過去、ひとときの怠り、一晩の不養生、一つ一つがわずかなものであっても過ぎ去ることなく刻々と体内に溜まり、形成してきた累積』
これが「こり」というものだということです。
その為、七情、生活環境、社会環境などに伴う情緒変動に関しても、丁寧に問診していくことが重要となります。
院長 関連ブログ
スタッフ 関連ブログ
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は前回の続きで、落枕、いわゆる寝違えの弁証分類のお話をしていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
まずは、外感が病因だった場合、頚部の経絡に侵襲して、体表の脈絡を阻滞して発生します。
分類としては、2つあります。
頚項部が強ばる、疼痛、酸脹、可動域制限、頭痛、悪寒発熱がみられると、
1.風寒邪によるものである可能性が高いです。
2.風湿邪によるものであれば、
頚項部が強ばる、疼痛、酸脹、可動域制限、頭痛、悪寒発熱も風寒邪と同様にみられるますが、
加えて、湿の影響を伺わせる、身重や頭重、雨の日に悪化しやすいといった特徴があります。
次に、病因が内傷によるものは、主に4つに分類されています。
体内に痰を内生している状態で、
風熱の邪を感受すると、痰とともに頭項部に凝滞し、脈絡を阻滞することがあります。
この場合の落枕は、1.風熱挟痰によるものであることが考えられ、
頚項部疼痛、悪寒発熱、咽痛、側頭痛のリンパが腫れたり、腫瘤ができるといった症状がみられます。
腫れがひどいと、発赤腫脹して潰破する場合もあります。
そして、内傷七情により肝気が鬱結して、疏泄が失調すると、
経絡の表裏の関係から足の少陽経、子午陰陽関係により足の太陽経に影響を及ぼして落枕が引き起こされます。
これは、2.肝鬱気滞によるもので、
頚項部の突っ張り感または疼痛の他に、イライラしやすい状態がみられるようになります。
精神的に緊張していると自覚しづらい傾向があり、
一仕事終わり、ほっとしたタイミング等、緊張から解放されると自覚しやすいタイプです。
疼痛や可動域制限は、間欠的なものが多い傾向にあります。
さらに、この肝鬱気滞が長期間持続してしまうと、
3.気滞血瘀となり、脈絡が瘀阻され、気血の循環障害が起きて、落枕が引き起こされます。
頚項部の疼痛、動作痛、可動域制限と瘀血所見がみられます。
4.扭傷(じょうしょう)
「扭」には、捻るという意味があり、扭傷は、軟部組織の損傷、一般的には捻挫のことを指します。
また、交通事故による鞭打ちもこれに含まれます。
特徴としては、偏側性で重圧感のある頚項部疼痛がみられ、
痛みが背部に放散したり、運動時に疼痛が悪化しやすいです。
程度が重い場合は、くしゃみ、咳、深呼吸で疼痛が悪化してしまいます。
問診時には、発症前に外傷が無かったかどうかの確認も必須となります。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.11.01
婦人科⑧2025.10.31
慎重かつ安全に2025.10.30
治療原則―治病求本2025.10.29
問診に関して51(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査③)2025.10.28
牙疳(がかん)とは①2025.10.27
そろそろ立冬2025.10.26
プラセボとは(同一視の法則)⑦2025.10.25
婦人科⑦2025.10.24
良い刺激2025.10.23
臓腑弁証―腎の病証2025.10.22
問診に関して㊿(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査②)2025.10.21
牙歯浮動(がしふどう)とは②2025.10.20
10月20日2025.10.19
プラセボとは(同一視の法則)⑥2025.10.18
婦人科⑥2025.10.17
身近なもの2025.10.16
臓腑弁証―肺の病証2025.10.15
問診に関して㊾(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査①)2025.10.14
牙歯浮動(がしふどう)とは①2025.10.13
血の病㉑2025.10.12
プラセボとは(同一視の法則)⑤2025.10.11
婦人科⑤2025.10.10
後期は実践2025.10.09
臓腑弁証―脾の病証2025.10.08
20歳2025.10.07
牙歯痠弱(がしさんじゃく)とは2025.10.06
血の病⑳2025.10.05
プラセボとは(同一視の法則)④2025.10.04
婦人科④2025.10.03
夜間部後期始まる2025.10.02
臓腑弁証―心の病証2025.10.01
問診に関して㊽(正邪の度合いを図るための問診③)2025.09.30
神昏(しんこん)とは⑧2025.09.29
運転免許証更新2025.09.28
プラセボとは(同一視の法則)③2025.09.27
婦人科③2025.09.26
黒ニキビ2025.09.25
臓腑弁証―肝の病証2025.09.24
問診に関して㊼(正邪の度合いを図るための問診②)2025.09.23
神昏(しんこん)とは⑦2025.09.22
明日は秋分の日2025.09.21
プラセボとは(同一視の法則)②2025.09.20
婦人科②2025.09.19
興味のばらつき2025.09.18
気血津液弁証2025.09.17
問診に関して㊻(正邪の度合いを図るための問診①)2025.09.16
神昏(しんこん)とは⑥2025.09.15
血の病⑲2025.09.14
プラセボとは(同一視の法則)①2025.09.12
合わせる