東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬、肩こり、疲労倦怠感など)

2017.03.31

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

50代女性 会社員

【症状】 

 

口腔扁平苔癬 肩こり、疲労倦怠感など

 

 

 

一昨年から、歯磨きが出来ないほどの口内の痛みが続いたかと思うと治まる、といった日々の繰り返しでした。

 

口の中が熱いというか、モノが当たると痛いんです。

 

それでも何日かすると治まるので、あまり深く考えていませんでした。

 

その痛みが治まっている間に歯医者へ行ったところ、

 

「あっ、おそらく口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)です。大きな病院で調べてもらってください。」

 

とのこと。

 

その頃、下の歯茎に白いレース状のものができていました。

 

大きな病院の口腔科で生検した結果、「前がん状態」とのことでした。

 

しかも

 

「治療法は特にありません」

 

と大きな病院の先生は仰います。

 

「えっ?では私はどうすればいいんでしょう」

 

「定期的に経過観察をしていきます。もしガンになったらその部分を切除します。ならないように気をつけてください」

 

「切除したら顔変わります?」

 

「…変わります」

 

む、難しいですよね、ガンにならないように気をつけるなんて……。

 

わたくし、顔が変わるのはイヤだ、との思いから、なんとか治療法を探ろうとネット検索致しました。

 

で、

 

“鍼で扁平苔癬が治った!”

 

という患者さんの声に辿り着き、こちらの清明院にすぐさま予約を入れた次第です。

 

そこからは真面目に通いました。

 

竹下先生の技術は素晴らしいのひと言。

 

通い始めてからは一度も痛みの症状は出ませんでした。

 

先日、3か月後の定期検診で大きな病院へ行ったところ

 

「扁平苔癬が消えてる! なぜ? 奇跡!?」

 

と、先生が驚く驚く。

 

ドヤ顔で、清明院の鍼治療を話したところ、他の患者さんにも教えてあげていいか?と逆に聞かれました。

 

口腔扁平苔癬で悩んでいる方々にお伝えします。

 

その痛みは改善する可能性があります。

 

どうぞ、竹下先生の鍼治療を受けてみてください。

 

泣きたいくらいの毎日から解放され、新しい自分になれるかもしれません。

 

私は現在50代半ばですが、60代も明るく楽しく生活できそうな気がしております。

 

 

 

【清明院からのコメント】 

 

 

 

感動が伝わってくる文章をいただき、こちらも嬉しいです。(^^) 

 

最近、チョイチョイ診ます、口腔扁平苔癬

 

以前にも、他の患者さんの声を紹介致しました。

 

患者さんの声(50代女性 口腔扁平苔癬 イボ、ホクロの急激な増加、疲労倦怠感など) 参照

 

まあ、たとえ西洋医学の病名が付いていても、それで東洋医学的な診察診断に大きな影響が出るというものでもないのですが、

 

臨床的には肝が悪かったり、脾が悪かったり、正気の虚が関与したりと、色々な病理があるようです。

 

(もちろん西洋医学の診断名や予後予測も参考にはしますが。)

 

この方の場合は初診時「脾虚肝乗」と証を立て、治療を進めると、3診目には明らかな変化を実感されたようです。

 

そのまま治療を継続し、約3か月後、最近の検査にて、専門病院にて、奇跡的に苔癬が消失している、という結果を得ました。

 

その間、治療回数は15回です。

 

僕も以前、禁煙後の口内炎に苦しんだ経験があるので、口腔内の痛みという症状の不快さはよく分かります。(苦笑)

 

タバコと東洋医学(その6) 参照

 

この患者さんのように、大きな病院から

 

「前癌病変です。現時点ではやりようがないです。」

 

なんて言われたら、その先の人生、暗くなっちゃいます。

 

でも、鍼灸ではちゃんとやりようがアリアリです。

 

 

お困りの方は、清明院に相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 ふらつき、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感)

2016.09.09

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

(ついつい書いてもらうのを怠けてしまうね。イカンイカン。)

 

 

60代 女性 

 

【症状】眩暈、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感

 

【既往歴】高血圧

 

 

「清明院」に通い始めて約2ヶ月になります。

 

数年来、高血圧の諸症状に悩まされ続けてきました。

 

降圧剤は飲みながらも、家系だから、体質だから仕方がないのか・・・と、半ば諦め気味で、サプリメントや漢方薬も色々試してきました。

 

ある日、軽い眩暈に襲われ、中々回復せず、ほぼ一日中ソファーに横になっている日が続き、とうとう義母の四十九日法要にも行くことが出来せんでした。

 

悶々としていた時に、縁あって娘の通う「清明院」にお世話になることになり、初日は這う様にして出かけて行きました。

 

初診は問診、診察、治療合わせて3時間。

 

体力がもつかどうか不安でしたが、治療後、かなり身体が楽になり、付き添ってくれた娘と久しぶりにお茶をして帰れる程になりました。

 

毎回、確実に元気になっていくのを実感していたので、私に“キャンセル”という選択肢はありませんでした。

 

猛暑日も台風の日も何より優先して通い続けました。

 

お陰様でかなり元気になりましたので、来週には義母のお墓参りに熊本まで帰ります。

 

病院通いは、私にはストレスでしかありませんが、「清明院」に通うことは楽しみで、予約日が待ち遠しくて仕方ありません。

 

東洋医学は以前から信頼しておりましたが、とりわけ「清明院」の鍼一本の治療には驚いてしまいます。

 

竹下先生、スタッフの皆様、本当に有難うございます。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

最後に紹介してくれた娘に“有難う!”。

 

 

【清明院からのコメント】

 

 

本症例の初診は2016年の7月、当該患者さんの娘さん(清明院の患者さん)からの紹介でした。

 

最初に来られたのは娘さんで、娘さんが短期間でずいぶんよくなったので、お母様を紹介して下さいました。

 

主訴は高血圧に伴う、眩暈を中心とした諸症状です。

 

清明院では日常的によく診る症状です。

 

原因不明(本態性)の高血圧症の患者さんというのは、症状の原因がよく分からず、対処方法がよく分からない不安感、

 

また今後、高血圧によって脳卒中や心筋梗塞を起こす不安感、またさらに、一生降圧剤を飲む憂鬱さを抱えている方が少なくなく、

 

その不安感や憂鬱さから、諸症状をより増悪させているケースが多いです。

 

こういうものに、鍼灸がとてもいいです。

 

降圧剤から離脱できたケースもあります。

 

初診時、「肝胃不和」と弁証し、治療すると、直後に症状が劇的に楽になりました。

 

そのまま週2回ペースの治療を継続し、8診目には非常に良好な状態となりました。

 

現在ではメンテナンスのため、治療を継続しております。

 

「通院が楽しみになる。」

 

これが本来の医療でしょうね。

 

 

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患者さんの声(40代女性 更年期障害によるのぼせ(ホットフラッシュ)、足裏の痛み、腰痛、肩こり、右目まぶたが開きにくいなど)

2015.03.11

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「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します。

 

40代女性 会社員


【症状】


更年期障害によるのぼせ(ホットフラッシュ)、足裏の痛み、腰痛、肩こり、右目まぶたが開きにくいなど


一年ほど前の冬、突然顔が熱く火照り出し、流れ落ちるほどの大量の汗が吹き出す症状に悩まされるようになりました。


それは、いつでもどこでもおかまいなしに起こり、
そのたびにトイレなどに駆け込んで、顔を冷やし、汗を拭き取らなければならないほどでした。

もしやこれが、更年期・・・!?

婦人科の病院に通い、漢方薬を処方してもらいましたが、あまり効果が実感できなかったため、
インターネットでいろいろと検索し、

ようやく辿り着いたのが清明院でした。

 

最初の問診はHPに書かれている通り、本当に丁寧で多岐に渡りました。


のぼせ以外にも、足裏の痛み、腰痛、肩こり、右目まぶたが開きにくい…etc.と、
最近気になっているあれこれの体の不調についても、

じっくりと話を聞いていただけたことで、ここならおまかせしても大丈夫!と徐々に安心感が増していったことを覚えています。

 

鍼治療というと、体に何本も鍼をさすイメージでしたが、竹下先生の治療はたった一本の鍼のみ。


痛みはまったくありませんでした。

 

しかし、その効果は感動ものでした。

 

一日に何度も頻繁に現れていたのぼせが翌日には3、4回に、そして何度か通ううちにまったく出なくなっていったのです。


短期間で、しかもこんなに劇的に良くなるとは!


竹下先生の鍼の効果には本当に驚き、これで救われた・・・と、大げさではなく心底思いました。

 

寒くなったりムリをしたりするとのぼせが再発することもあるため、それ以降も定期的に通い、今では足裏の痛みや腰痛など、

他の様々な不調も治していただいています。

 

こちらが多くを語らなくても、脈に触れただけでその日の体調を言い当て、適切な処置をしてくださる竹下先生は救世主のよう。


体全体をトータルに診てくださる先生の存在は本当に心強く、
この安心感を手に入れられたおかげでしょうか、

精神的にもずいぶんとラクに、軽く過ごせるようになりました。


もう感謝の言葉しかありません。

 

清明院と出会えた私は本当にラッキーだと思っています。


そしてこのラッキーはもっと多くの方に体験していただくべきだと思います。

 

私のように更年期で苦しんでいる方、なんだかわからない不調に悩んでいる方、鍼治療に不安を感じている方・・・、


ぜ ひ一度清明院を訪れてみることをおすすめします。


きっと体調ばかりではなく、心境の好転をも実感できると思います。

私自身、更年期とはこれからも気長に付き合っていかなければいけないのかなと感じていますが、竹下先生の鍼があればきっと乗り切っていけると信じています。

竹下先生、スタッフの皆様、今後ともお世話になります。

どうぞよろしくお願い致します。

 

【清明院からのコメント】

大変素敵な「患者さまの声」をいただきました。

この方の訴える”のぼせ(ホットフラッシュ)”という症状は、なった人にした分からない、非常に辛い症状です。

しかも、病院などで相談しても、

「年齢のせいでしょう。」

とか、

「更年期だからしょうがない。」

とか、冷たくあしらわれることもあり、また、この方の様に、全く的外れな漢方薬が処方されたりしていることも多く、結果的に、

この方のように泣き寝入り状態になっていることも少なくありません。

初診時、入念な問診、体表観察の後、

「腎虚>肝鬱気逆証」

と弁証し、治療を開始すると、一診目から大きく症状が改善し、週1、2回のペースで治療し、7診目には主訴であったのぼせ感は、

ほぼ消失しております。

もともとハードワーカーであったり、プライベートでも大きな環境変化を控えていたことから、その後も治療を継続し、現在に至ります。

清明院の治療によって劇的に体が良性の変化を見せたことが、この方の日々の生活の安心感に繋がっているようで、嬉しい限りです。

こういった症状でお困りの方は、更年期障害だからとか、年齢だからと諦めてしまわず、是非御相談下さい。

 


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肩こりと東洋医学 7

2014.11.07

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
肩こりと東洋医学 4
肩こりと東洋医学 5
肩こりと東洋医学 6

では、続きいきます!!

 

 

◆肩こりと深層心理

ここまで、「肩こり」というものの、日本的特殊性についてあれこれと書いてきました。

ここからはいよいよ、じゃあ実際に、現代において、我々東洋医学、鍼灸医学が、どのように肩こりを診療しているのか、という話に入っていこうと思います。

おのころ心平という人の『病気は才能』という本の中に、興味深い記載があります。

あらゆる症状に隠された心理的傾向として、

首コリ・・・頑固、視点を広げることへの抵抗、人の評価が怖い心理の表れ

とあります。

おのころさんは、多くのカウンセリング経験から、上記のように仰っております。

 

ギクッとする人もいることでしょう。

 

 


◆肩こりは防衛反応?

また、

首コリは、頭部に気血が上っているのを、これ以上、上らないように堰き止めて、首肩の血流を悪くしてでも上下のバランスを取ろうとしている姿

とも述べ、そこから展開して、

首コリは、上下のアンバランスを是正したい心の表れ。

上に気が上るのは「精神性ばかり追い求めている」証拠。

人間関係では、目下の者に感謝し、地に足を付けた肉体的感覚を重視しましょう。

と述べており、然るに、「首こり」というのはこういう全体的、精神的な問題であるから、局所を揉んだだけでは根本解決にならず、改善しない、とも述べています。

 

 

なかなか面白い指摘だと思います。

 

 

再び、ギクッとする人もいることでしょう。

 

 

僕のように。(笑)


・・・まあ、こういう見解も、絶対視することは出来ないけども、一定の参考になりますね。

 

「肩こり」「ココロ」「コリ」「ココロ」の問題は、カウンセラーの立場から見ても、やはり関わるようです。

続く

 

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肩こりと東洋医学 6

2014.11.06

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
肩こりと東洋医学 4
肩こりと東洋医学 5


では、続きいきます!!

 

◆「ココロ」と「コリ」

前回の最後に、「肩こり」が日本人に特別に意識されるようになったことには、”日本人のメンタリティー”が関わっている面もあるのではないか、

 

というお話をしました。


ここで、メンタリティーって、何でしょう。

辞書によれば、

心のあり方。精神のもち方。心性。精神性。

とのことです。

じゃあ、日本人の心のあり方って、どんなもんなんでしょう。

おもてなし?

思いやり?

惻隠の情?

武士道・・・?


最近、中国や韓国など、ご近所の国と、色々とよくない感じで関わることが多く、そのたびにマスコミ等で、

「日本人のメンタリティー」

の問題についてはよく取りざたされますね。


まあ要は、日本人にも色々な人がいるから、あまり決めつけるのもいかんのだけども、

よく言えば真面目で、勤勉で、賢く、優しく、器用で、繊細で、家族や仲間想い、

悪く言えば大人しくて(陰湿で、)、自己主張が下手で、でもキレると見境がない、日和見主義的で付和雷同的、

って感じなんでしょう。(笑)

 

よく日本文化として美徳的に言われる

 

「和を重んじる」

 

なんてのも、裏を返せば

 

「同調圧力がキツイ」

「権威主義的」

「何をするにも右へ倣え的で自己主張がない」

 

といえば、そういう側面はないでもないですよね。

 

 

まあ何事も、いい面と悪い面がある、ということでしょう。

 

ともかく、こうしたメンタリティー(心のあり方)が、他国よりも「肩こり」というものを過剰に意識させる結果となった側面があるなんて、面白いもんです。

 

 

ところで、「ココロ」という言語ですが、これの語源は、「凝々(こりこり ころころ)」「凝る(こごる)」などのコル・ココルからであるとする説が多く見られるそうです。

疑うに似た「凝る」という字が関係するというのは興味深いですね。

蓮風先生も以前、「ココロコロコロ」というテーマで、講演をなさったことがあります。

その時に、

「ココロはコロコロ変わるからココロと言うんだよ。」

と仰っていたのが印象的でしたが、一方で、停滞を意味する”コリ”が語源になっていることは興味深い。

そもそも停滞したり、流動したりするという意味を含んでいるのがココロなんですね。

 

 

そう考えると「不動心」ていうのは、カッコいいけど非生理的か??

 

(笑・・・それはまた意味が違う!とかっていう、野暮な突っ込みは止めて下さいね、冗談なんで。。。)

 

続く

 

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肩こりと東洋医学 5

2014.11.05

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
肩こりと東洋医学 4

 


では、続きいきます!!

 

 

◆「肩」という部位と日本人

ここまで、

1.中国も含む外国には、「肩こり」を示す適切な訳語がない。

2.よって、中医学にも、「肩こり」の治療に絶妙な考え方がない。

3.そこで、「肩こり」という現象は日本人独特なのか、という疑問が生じるが、そうではなく、日本人が「肩こり」を過剰に意識し過ぎるから、

よく問題になるのではなかろうか。

4.日本人が「肩こり」を過剰に意識するものだとすれば、そこには色々な原因が想定できるが、文献調査や論文から、一つの仮説として、

 

江戸期の日本人の社会状況や、「滞り」という病因への意識、按摩の流行などが考えられる。


という流れで話を進めてきました。


さて今日は、

”では日本人の「肩」への特別な意識とは、具体的にどういうところに現れているか”

というお話です。


肩こりと東洋医学 3に書いたように、夏目漱石、樋口一葉あたりが「肩がこる」「肩がはる」という表現を使っていますが、この時点では、

 

まだ「こる」「はる」というように、”動詞”でした。

これが「肩こり」という名詞として、あたかも”病名”のようになりだしたのはいつごろか、という観点があります。

名詞化されることによって、一つの病名のようになっていくんですね。


「頭が痛い」「頭痛」に、「熱っぽい」「発熱」にと、名詞化されることによって、認識が明確化する側面があるのです。

それによって、医者にも患者にも、さらに意識されるようになる。

この辺の話は、立川昭二氏の『からだことば』が参考になります。


「肩こり」という名詞的な使われ方は、志賀直哉(1883年(明治16年)― 1971年(昭和46年))の『暗夜行路』あたりには出て来るようです。

(直子と要の不貞の名シーンですね。)



日本語には他にも、

「肩の荷が重い」

「肩書き」

「肩たたきに遭う」

「肩で風を切って歩く」

「肩をいからせて」

「肩のこる話」

「肩の力を抜いて」

「肩ひじ張らずに」

などなど、”肩”は、緊張や責任、権威や男性らしさの象徴としての、様々な言葉があります。


このように、名詞化されたり、日常生活で使われる言葉になったりすると、暗示効果があるのか、ますます”そういうもの”として意識されだす面があるのです。


そして、意識したところに、気血は集まる。

したがって、そこに気血が滞りやすくなる、という訳です。

江戸時代に(・・まあそれ以前からあったのかもしれないが)、肩こりというものが多くの国民に意識され、様々な過程を経て、現代にいたります。

その流れの中で、「肩」という部位と、日本人のメンタリティーが大きく関わり、医者からも患者からも盛んに「部位的に」意識され、結果的に、

 

ごくありふれた不快な症状として、全国民に広まっていったんじゃないでしょうか。

続く

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肩こりと東洋医学 4

2014.11.04

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3

では、続きいきます!!

 

 

前回、江戸期には「肩こり」を指す言葉として、もともと中国にあった、肩こりとは違う病態を示す「痃癖(けんぺき)」という病名が、

 

なぜか「肩こり」を指す言葉として日本で使われ、庶民にまで浸透していた、という言説を紹介しました。

 

この痃癖の「痃」の字は、「カタカイ」とも読むそうで、後になって、これに「肩害」という文字が当てられたことが、「痃癖」が肩凝りのことを指す、

 

という認識を促進したんだそうです。


また、この頃からはついに「痃癖」「肩癖」という漢字表記に変化し、ますます

”肩こりisケンペキ!”

という言葉、認識が、医者の間にも庶民の間にも浸透していったようです。

 

(このように、もともと言い間違いとか誤訳だったものが、やがて通用されるようになる例というのは、チョイチョイあるようですね。)

 

また、日本人が肩凝りを強く意識するようになったことの一つに、「滞る」という病因に対する注目や、当時の社会情勢や日本人の勤勉さの他に、

「按摩の流行」

というものも関与しているようです。


「凝り」というのは、そこを直に揉まれることによって認識され、また、揉まれることによって楽になる、という面があります。

 

 

僕もこう見えて、20代前半の、まだ鍼なんてやらせてもらえなかった頃は、死ぬほどマッサージをやりました。(笑)

 

 

来る日も来る日もマッサージをやって、どんな強揉みを希望する人も、ちょっと触るだけで敏感な反応が出る人にも、幅広く対応できるようになりました。

 

 

ですのでこのことは実体験としてよく知っています。

 

 

患者さんが訴えていなくても、こちらがプロの手で触れば、そこが凝っていることが分かり、それを揉むことで、揉む前よりも明らかに楽になる、軽くなる、この感覚です。

 

 

これは現在の私の治療において、経穴の所見を観察する際にも非常に役に立っています。

 

ところで、江戸時代は、患者さんのお腹や背中を丹念に触って病気を診察する技術が発達しました。

(因みに、触診をここまで重要視するのは日本ならではだそうです。)


江戸中期ごろからは、盲人が按摩や鍼をやることも珍しくはありませんでした。


北野武さんの映画『座頭市』でも、座頭市が按摩をするシーンがありましたね。

あのように、お金持ちはもちろん、庶民にまで、「滞り」という病因に対する予防策、治療策として、按摩が浸透し、このことがなおさら、

 

「肩こり」というものを日本人に強く意識させる結果となっていった、と考えられるようです。

続く

 

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肩こりと東洋医学 3

2014.11.03

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肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2

では、続きいきます!!

 

◆肩こりは日本人のみ!?

前回、英語では肩こりに相当する訳語はなく、中医学の分類においても、イマイチ的確な概念がない感じがする、というお話をしました。

実はフランス語や、ドイツ語にも、なかなかいい訳語、概念はないようです。

ではいよいよ、この「肩こり」という、実にありふれた症状は、日本人のみのものなのか!?という思いがよぎります。

これに関して、栗山茂久という先生が、『歴史の中の病と医学』という書籍の中で、「肩こり考」という論考を述べており、非常に参考になるので紹介します。

もともと、「肩がこる」という言葉(動詞)は、夏目漱石の『門』が初出だったそうで、他には5000円札の樋口一葉の作品の中にも

「肩がはる」

と出て来るそうですが、明治以前の文献にはこの表現はみられないそうです。

しかし、「肩がこる」ということを示しているのであろうと思われる言葉であれば、江戸時代の諸文献にもみられるようです。

江戸時代の文献では、「肩凝り」のことを「痃癖(けんぺき)」と呼んでいたようですが、この「痃癖」という病名は、もともと中国では、

「脇腹が弓の弦のように突っ張って痛むもの」

という意味だったようで、我々が言う”肩こり”とは、全く異質のものでした。

これに関して、なぜこのような誤用がなされていったのか、というところで、栗山氏は、当時の社会状況を挙げています。

徳川幕府は100年以上戦乱のない平和が続き、安逸な状態が続いていたこと、また、士農工商という身分制度がキッチリと分類され、経済的にも

”スムーズな循環”

が重要視される社会構造だったことから、

”そのスムーズな循環が滞る”

ことを非常に「悪」と意識する土壌があったのではないか、と考えておられます。

安逸も、結局は気の滞りを助長しますしね。

江戸時代に『養生訓』というたいへん有名な本を書いた貝原益軒(1630-1714)も、病の主たる原因として、

「虚」と「滞り」

を挙げております。

また、江戸時代のたいへん有名な医師である後藤艮山(1659-1733)も、「一気留滞説」を掲げ、その門人である香川修庵(1683-1755)も、

その主著である『一本堂行余医言(いっぽんどうこうよいげん)』の中で、一巻で総論を述べた後に、二巻では滞りの病である「癥(ちょう)」について述べています。

貝原益軒、後藤艮山、香川修庵についても、そのうち紹介しましょう。)


当時の医者たちが、いかにこの「滞り」
注目していたかがよく分かりますね。

 

 

人体における万病の元としての「気の滞り」に着眼すると、その身体表現としての「肩こり」に自ずと注目するのは、イメージとしてよく分かります。

 

(まるで現代ですよね)

 

当時の日本人にとっては、そういう社会的な状況が背景にあり、「痃癖」の、”弓の弦のように張った”という表現が、身体感覚としてしっくりくるのは、

 

いわゆる日常的な「肩こり」だったのかもしれませんね。

続く

 

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肩こりと東洋医学 2

2014.10.26

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前回のお話・・・

肩こりと東洋医学

では、続きいきます!!

では今日は、我々北辰会が用語と理論の基本に据える、「現代中医学」ではこの「肩こり」をどう考えるか、という問題です。


中医学については 「中医学」とは何なのか。 参照

我々が普段よく参考にする『症状による中医診断と治療 上巻』には、おおよそ現代日本人の言う「肩こり」に近いものとして、

「項強(こうきょう・・・項背部の強張り)」

とか、

「頸項痛(けいこうつう)」

という症状について、解説がなされています。

それによれば、「項強」の方は、分類として、

1.外感風寒の項強

2.外感風湿の項強

3.熱盛傷津の項強

4.金瘡風毒の項強

とあり、「頸項痛」の方は、

1.外感風湿の頸項痛

2.風熱挟痰の頸項痛

3.扭傷(ちゅうしょう)の頸項痛

4.落枕の頸項痛

と出てきます。


・・・まあ、細かい説明は避けますが、「項強」の方は首がガチッと堅くなっちゃって動きの悪くなったようなものを指しますし、

「頸項痛」の方は首や肩の”痛み”を指します。

となると、我々日本人が日常的に感じる「肩こり」とは、やっぱりどうもニュアンスが違う気がします。。。

我々はあの、妙に突っ張ったような、重いような、だるいような、何とも言えないイヤな感じを称して、「肩こり」というのです。

 

「強張る」というほどではないし、「痛み」というほどでもない。

あのニュアンスを説明してほしいんだよねー。。。

何でないのかなー。。

さてこれ、何故でしょうか。

続く。

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肩こりと東洋医学

2014.10.25

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先日予告したように、今年の年末、12.21(日)に、東京衛生学園にて行われる、(一社)北辰会関東支部主催、藤本蓮風代表特別講演の日に、

 

今年も前座を務めさせていただきます。

(しかも3時間半。長い。。)

毎年満席になるこの講演会、今年も、申し込みは急ぐべきだと思います。

今回の私の講義内容は、

「症例カルテ解説 ~肩こり~」

です。

これは、北辰会本部の先生が、実際に治療に使った、完成版のカルテを用いて、その内容を解説する、という貴重な講義です。


・・・で、いい機会なんで、このブログ上で、これから、非常によくある症状であるこの「肩こり」というものを、ちょっと掘り下げてみようと思います。

(思いつきです。(笑))


まず、よく言われることとして、「肩凝り」は日本人特有の症状である、なんてことを聞いたことがありますでしょうか。


・・・これ、どうなんでしょうね。


欧米との比較についてはこのサイト様にまとめてくれてあります。↓↓

http://matome.naver.jp/odai/2138418456008575801

wikipediaにもあります。↓↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A9%E3%81%93%E3%82%8A

このサイト様では、日本人の体格や、躾の問題から来る姿勢の問題と、和式の生活から肩こりの原因を考えています。↓↓

http://homepage3.nifty.com/refresh-ivy/katakori/page06/page01.html

このサイト様では、カルシウム不足を挙げて下さっています。↓↓

http://calcium-kazoku.jp/labo/labo-073.html

このサイト様では、姿勢や体格は関係なく、神経のバランスの異常である、と喝破しています。↓↓

http://www.activator.gr.jp/category/1486396.html

などなど、他にも挙げていけばキリがないぐらい、肩こりについては、様々な考え方があります。

これらを読むと、欧米人にも似たような概念、症状はあり、厳密に言えば肩こりは日本人特有、というものではないようです。

でもまあ、”肩こり”という言語のニュアンスに対する、適切な訳語がない、ということなんでしょうね。


・・・どの治療法や考え方も、ある一面では、合っているし、逆に言えば、どれも一面的でしかないのでしょうね。

つまり、現状は、

”これさえ改善すれば、肩こりは完全に治せる!”

とか、

”この方法論こそが、肩凝り治療の決定版!!”

という、魔法の杖のようなメソッドはない、ということだろうと思います。


そのような現状の中、我々東洋医学、鍼灸医学では、これをどう考えるか。

続く

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