東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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多夢(たむ)とは

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「多夢(たむ)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
多夢(たむ)とは、睡眠中に夢をよくみることで、多くは嫌な恐い夢をみて、日中は頭がぼーっとして疲労感が残るようなものを指します。
 
 
 
ときどき夢をみたり、夢をみても目覚めた後に不快感を残さない場合は、正常と判断され、多夢にはあてはまりません。
 
 
 
弁証分類は、主に次の4つです。
 
 
 
1.心脾両虚の多夢
 
2.心腎不交の多夢
 
3.心胆気虚の多夢
 
4.痰火内擾の多夢
 
 
 
多夢は虚実に分かれるものの、虚証に多いとされており、気血不足、陰液不足などで発生しやすい為、臨床的に重視すべき項目となります。
 
 
 
本日は、まずは「心脾両虚と痰火内擾の多夢」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
心脾両虚の多夢は、脾虚で運化機能が低下し、気血生化の源が不足して気血両虚となり、心神が養われないため、眠りが浅くなり、多夢がみられるようになります。
 
 
 
この場合、食欲不振、泥状〜水様便、腹満感、息切れ、嬾言といった脾気虚の症候がみられることが特徴となります。
 
 
 
その他にも、顔色白、動悸、驚きやすい、健忘がみられ、倦怠無力感、舌質淡、脈濡細を伴います。
 
 
 
治法は、健脾養心を用います。
 
 
 
次に、痰火内擾の多夢についてです。
 
 
 
これは他の分類と違い、実証です。
 
 
 
憂鬱、悩み、怒りなどで肝の疏泄が失調すると、気鬱化火して、その熱が津液を濃縮して痰が生じ、痰火が心神を擾乱することで多夢が発生します。
 
 
 
多夢に加えて、イライラ、易怒、胸苦しい、多痰、舌質紅、舌苔黄膩、脈滑数などの熱と痰の症候がみられる特徴をもちます。
 
 
 
治法は、清熱化痰を用います。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「舌強(ぜつきょう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
舌強(ぜつきょう)とは、舌体が硬く強ばって動かしにくく、発語や吐出が上手く行えない状態を指します。
 
 
 
弁証分類は、主に2つあり、次の通りです。
 
 
 
1.風痰阻絡の舌強
 
 
 
古典に記載されている「外風直中」のものは殆どないとされています。
 
 
 
絶対多数が裏熱による内風に痰を伴い、痰気が上逆して経絡を阻塞して発生します。
 
 
 
そのため、内風が本証の特徴となります。
 
 
 
中絡は、邪が浅表部に侵入しただけであるため、症状も局部的となります。
 
 
 
舌の強ばり、発語障害、顔面麻痺がみられるものの、全身症状はみられない特徴をもちます。
 
 
 
治法は、祛風化痰、活絡を用います。
 
 
 
中経は、大経が阻塞されて気血の流通が悪くなったもので、半身不随、舌の強ばり、発語障害、嚥下障害がみられるが、意識は清明という特徴をもちます。
 
 
 
また、この場合は「外は六経の表証なく、内は便尿の阻隔なし」という状態です。
 
 
 
治法は、養血散風あるいは平肝熄風を用います。
 
 
 
中臓腑は、正気が衰えて邪が神明を擾乱したもので、意識障害、喘鳴、牙関緊急がみられます。
 
 
 
治法は、開竅豁痰を用います。
 
 
 
2.熱入心包の舌強
 
 
 
この場合は、温熱の邪が心包に逆転したために発生します。
 
 
 
高熱があり、急速に意識障害、舌の強ばり、牙関緊急、舌質紅絳を呈する場合は、清心開絳を施さなければならない状態とされています。
 
 
 
高熱が続き、熱邪が胃腸に結し、便秘のために裏熱の排出路がなくなると、心包に上逼した場合、舌苔が黄褐色、舌質が紅絳で乾燥する場合は、攻下して「釜底抽薪」すべきとされています。
 
 
 
温病が長期間続き、陰液が消耗して肝風内動が生じると、意識障害、痙攣、煩躁、舌が強ばり、短縮もみられるため、治法は、増液育陰、熄風を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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