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こんばんは!樫部です。
本日は、本格的に気温が下がるこの時期に気になる方が出てくる「冷え症」について、お話ししていきたいと思います。
手足から肘膝まで冷える症状を手足厥冷、厥逆といいます。
一般的には、手首や足首まで冷えることを手足厥冷といい、肘や膝まで冷えが及ぶものを手足厥逆といいます。
この冷えが軽度の場合は、手足清冷、手足不温といいます。
手足厥冷は裏証であり、熱厥と冷厥に大別できます。
熱厥とは、冷えが手関節や足関節を越えないことを指し、
冷厥とは、冷えの程度に軽重があるが手足から肘膝まで冷えることを指します。
手足厥冷の弁証分類の病因はすべて内傷に分類され、寒厥、熱厥、痰厥、蛔厥の4つに分けられます。
1.寒厥
この場合、二つに分類でき、陽虚の場合は、さらに三つのパターンに分けることができます。
①陽虚
パターン1:脾腎陽虚による陰寒内盛
四肢厥冷に加えて、悪寒がして身体がだるく横になりたがる、水様や不消化下痢がみられる特徴があります。
パターン2:陰寒内盛による格陽(真寒仮熱)
この場合は、悪寒無し、顔面が赤い、乾嘔、咽痛を伴う特徴があります。
パターン3:下焦の陰盛で身体上部に陽気を格して出現する戴陽
下痢止まらず、四肢厥冷がさらに増悪し、乾嘔して心煩する特徴があります。
②血寒凝滞
血虚体質の方が寒邪を感受して血脈の運行を傷害されると、寒邪が四肢に凝滞して四肢厥冷を生じます。
この場合の冷えは、軽いという特徴があります。
増悪緩解には、気温の昇降と明らかな関連があり、冬や春先、寒い日の雨天時に冷えが増悪します。
病は経にあり、温めると症状は緩解します。
少し長くなってしまいそうなので、残りの弁証分類については、次回のお楽しみということで!
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは!樫部です。
本日は前回のお話の続きとして、「四肢抽搐」の弁証分類について、お話ししていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
4と5の四肢抽搐は、同様な病理によって生じます。
湿熱病で熱邪が盛んなために陰液が消耗して筋脈が栄養されないか、湿熱邪による湿温病の後期で内風が生じ、四肢の痙攣が起きます。
それぞれの特徴については、次の通りです。
4.熱極生風
四肢の痙攣、間代性痙攣がみられる特徴があり、
その他に高熱、口渇、顔面紅潮、呼吸が荒い、頚項部の強ばり、角弓反張、両眼の上方注視、意識障害、うわごとといった症状がみられます。
5.湿熱生風
熱極生風の症状に加えて、持続性で起伏のある発熱、頭が締め付けられるように重いといった症状がみられます。
6.脾腎陽虚
嘔吐、下痢、慢性病などによる消耗で、脾腎の陽気が虚したことで、経脈が温められなくなり、四肢の痙攣が起きます。
持続性の四肢の痙攣に加えて、
寒がる、四肢の冷え、顔色が白いといった陽虚所見、
浮腫、食欲不振、泥状便、腰膝酸軟など脾腎の弱りを示す所見がみられる特徴があります。
7.肝鬱血虚
憂鬱感、悲哀感などの心神不寧の傾向をもつ人が、激怒すると、
肝気が上衝し、気が逆乱して気血が四肢にうまく散布されなくなり、四肢が痙攣します。
憂鬱感、悲哀感、イライラといった精神的な症状に加えて、多夢、不眠、胸苦しい、善太息といった症状がみられます。
8.血虚生風
不正性器出血や血便などによる血の消耗、脾虚による血の化生不足で、血虚となり、筋脈が栄養されないために痙攣がおきます。
肢体の痺れ、四肢がゆっくり痙攣したり、筋肉がピクピクひきつる特徴があり、虚弱体質で顔色蒼白・萎黄がみられます。
四肢抽搐のお話は以上です。
次回は「冷え症」について、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
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