東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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問診について④

 

 

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こんばんは。。吉澤です!

 

 

前回の続き、問診をテーマにブログを書いていきたいと思います。

 

 

 

前回は問診の歴史、張景岳の「十問篇」と弁証フィルターについて書きました。

 

 

 

今回は北辰会の十問診についてご説明いたします。

 

 

張景岳の「十問篇」は、以下の 10項目となっていました。
 
 
 
 
 
ーに寒熱
 
二に汗
 
三に頭身 【頭痛、身体痛】
 
四に便【大便、小便】
 
五に飲食 
 
六に胸 【胸脇腹部のつかえや痛み】
 
七、八に耳聾 [聴力障害】、口渇
 
九に久病【長患い】
 
十に病因
 
 
 
 
さらに、服用した後、変化があるならこれを問い、
 
 
 
 
女性なら月経や遅速閉崩 【月経後期、先期(月経周期の異常)、閉経、崩漏(異常出血)]を確認し、
 
 
 
 
小児なら麻疹、天花【天然痘】も、忘れず問いなさいと記しました。
 
 
 
 
北辰会の十問診は以下になります。
 

 

1)予診表:患者さん自身の予診表の記入筆跡鑑定、〇の付け方など

 

2)主訴の現病歴:痛みなど、主訴の現在の状態、増悪緩解因子など

 

3)主訴の(既往歴~現病歴)の聴取:病因病理の把握

 

4)予診表の確認:現在の症状及び、しばしば起こる症状に関する詳細な問診(61項目に関する詳細な問診)

 

5)八綱陰陽に関わる問診

寒熱、飲食、口、汗、二便(大便・小便)、肉体負荷試験

 

6)心神に関わる問診:睡眠、生活環境と情の乱れ方と主訴との関連度合

 

7) 正邪の度合いを図るための問診:肉体負荷試験、大便小便後や発汗後の状況変化

 

8) 自然界の動き(自然陰陽)との関連調査:気候・季節、ある特定の時間帯による変化有無

 

9)女性・男性に関わる問診:月経(女性カルテ)・男性専用カルテ

 

10)その他の問診事項:耳、目、鼻、口腔など

 
 
 
 
張景岳の十問診より聞くことが多いように感じますね。
 
 
 
 
1)予診表:患者さん自身の予診表の記入筆跡鑑定とありますが、北辰会では患者さん本人の筆跡も重要な情報と考えます。
 
 
 
 
 
筆跡から患者さんのおおよその性格・心理状態を探ることができます。
 
 
 
 
 
次回は筆跡について詳しくご説明いたします。
 
 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房

 

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嘔吐(おうと)とは②

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「外邪犯胃の嘔吐」について、お話をしていきたいと思います。
 
 
 
外邪に風寒と暑湿の違いがあり、表寒実証と表熱実証を呈します。
 
 
 
外感風寒では、『傷寒論・弁太陽病脈証並治』に「あるいはすでに発熱し、あるいはいまだ発熱せず、必ず悪寒し、体痛み、嘔逆し、脈は陰陽ともに緊」と述べられていますが、寒邪が肌表を外束して衛陽が発越できず、気が外越できずに上壅して生じます。
 
 
 
『傷寒貫珠集』に「胃気は寒得ればすなわち逆す」といった記載がある通りです。
 
 
 
この場合、悪寒、発熱、頭痛、身体痛、脈浮緊、舌苔白などの表寒の症候をともなうことが特徴となります。
 
 
 
治法は、辛温解表を用います。
 
 
 
暑湿では、発熱、微悪風寒という傷衛の症状とともに、悪心、嘔吐、腹部のつかえ、食欲不振、肢体が重だるい、口中が粘る、泥状便、舌苔白膩あるいは黄、脈浮数などの湿困脾土の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、疏散表邪、芳香和中、化湿を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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