東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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口中生瘡(こうちゅうせいそう)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「口中生瘡(こうちゅうせいそう)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
口中生瘡(こうちゅうせいそう)とは、口腔内の粘膜や舌面に潰瘍、びらんが生じることをいい、いわゆる「口内炎」に相当する身体症状を指します。
 
 
 
『黄帝内経』には、口糜(び)、口瘡、口瘍と記載されています。
 
 
 
一般的に口内の潰瘍が限局していて軽度のものを「口瘡」、口内が腐乱したように広範囲がびらんした重症な状況を「口糜(び)」といい、小児の疳積(栄養不良)に関連して発生するものを「口疳」と呼ばれています。
 
 
 
この他にも、口角に発生するびらんを「口吻瘡(こうふんそう)」といいますが、口中生瘡とは範疇が異なるものの、病理機序が類似しているので、同類とみなされることが多いです。
 
 
 
弁証分類は、主に次の3つです。
 
 
 
1.脾胃積熱の口中生瘡
 
2.陰虚火旺の口中生瘡
 
3.中気不足の口中生瘡
 
 
 
口中生瘡には虚実の違いがあり、急性に発生する場合は実火のものが多く、慢性のものは虚火によるものが多いです。
 
 
 
さらに、虚火は陰虚と気虚の区別がある為、随伴症状を確認して、弁別していきます。
 
 
 
それぞれ密接に関連しており、実火が遷延すると気陰を消耗して、陰虚、気虚が生じ、陰虚が続いても気を消耗して気虚をともないます。
 
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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こんばんは、永井です。

 

 

 

今回は内湿についてです。

 

 

 

 

内湿病機の特徴は、脾胃の気が虚すこと、湿気が内部を塞ぐことです。

 

 

 

 

主要症状は、顔色が黄ばむ、精神疲労、食欲不振、口の中が粘る、悪心嘔吐、尿量減少、浮腫などです。

 

 

 

 

 

病機は以下です。

 

 

 

 

 

①湿蔽清陽

 

 

 

 

 

湿が清陽を覆い湿濁が胸膈に入ると、胸部の陽が遮られ、気血の循環が悪くなり、胸絡を遮り、胸痺、胸痛が起こります。

 

 

 

 

また、湿邪が充満すると、胸部の陽を阻害、清竅を塞いで意識朦朧とします。

 

 

 

 

脾の湿は痰の発生源になるため、湿胸部の陽を遮る病理には、痰濁が共存することが多いです。

 

 

 

 

症状は、粘稠性で白い痰を大量に喀出、脘部の煩悶、悪心などです。

 

 

 

 

②湿濁上泛

 

 

 

 

脾虚により湿が停滞することで発生し、多くの臓腑に影響を与えます。

 

 

 

 

上昇して頭部を犯せば、清陽が遮られ、頭帽感、頭痛、眩暈が起こります。

 

 

 

 

胸中を犯せば、心肺が損傷され、胸悶、息切れが現れ、動悸が起きる場合もあります。

 

 

 

 

 

脾胃を犯せば、清陽が上昇せず、脘腹脹満が起こります。

 

 

 

 

③湿勝傷陽

 

 

 

 

もともと脾陽不足の体質で、湿が滞留している場合に起こりやすいです。

 

 

 

 

症状は、顔面蒼白、四肢のだるさ・冷え・浮腫、味がわからない、胃もたれ、脘腹部脹悶、舌淡色、苔膩、脈沈細などです。

 

 

 

 

悪化して水湿が増えると陽気は日に日に衰え、脾腎陽虚となります。すると、精神疲労、悪寒、頭暈、動悸、排尿困難などの症状が現れます。

 

 

 

 

④湿勝成毒

 

 

 

 

湿濁が体内に増え、長く滞留すると、毒が醸成されます。湿毒が内部を塞ぐと、さまざまな部位に病変が現れます。

 

 

 

 

 

血便(色は不鮮明で黒紫色か小豆色)、帯下の異常(悪臭、黄緑色の膿状、挟雑物が混ざる等)、陰部疼痛、掻痒感、皮膚の紅潮、丘疹、水疱などが現れます。

 

 

 

 

 

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

参考文献

『基礎中医学』 編者:神戸中医学研究所

『中医病因病機学論』 主編:宋 鷺冰

『中医弁証論』    編著 柯 雪 帆

『内経気象学入門』 著者: 橋本 浩一

 

 

 

 

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