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2017.03.23
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おばんでございます。樫山です。
先日、豊洲市場移転問題を検証する百条委員会が東京都議会で行なわれました。
私はニュースの中の一部分しか見ていないのですが、都議の方が質問している場面が放送されていました。
この委員会が行なわれた目的や、豊洲移転問題の詳しい話は別として、その委員会の中での都議の質問で、「はいか、いいえで答えて下さい」と質問をしている場面がありました。
この場面を見て、都議の方に、なんでもっとこういう質問をしないんだとかを言うつもりはないですし、全然関係ない話になってしまうかもしれませんが、普段我々が行なっている患者さんとの問診や会話の事を考えました。
我々が患者さんを治療する際に問診するという事は必要不可欠で、学生の時にも問診の授業などもありました。
そこで教わった事には、質問する側には、オープンクエスチョン(開かれた質問)とクローズドクエスチョン(閉ざされた質問)があるという事。
オープンクエスチョンとは、「どんな感じですか?」や「どう思いますか?」など、答えに制約を設けず、自由に答えてもらう質問のしかたです。
逆にクローズドクエスチョンとは、「はい、いいえ」で答えられる様な回答範囲を限定した質問のしかたです。
オープンクエスチョンで聞くと、様々な答えが返ってくる反面、質問の意味が伝わっていないことなどがあり、なんて答えていいかわからない事があります。
ですので少しずつ質問の枠を狭くしたり、角度を変えて質問するよう対処すると回答者も答えやすくなります。
逆にクローズドクエスチョンで聞くと明確な答えが出てきますが、質問者の決めつけになったり、機械的な問診になってしまいがちです。
どちらの質問のしかたにもメリット、デメリットはあるのですが、患者さんの苦痛がなぜ起こっているかを考え治療する為に問診を取る際には、どちらの質問のしかたも必要です。
とりわけ、東洋医学的に考えて治療するにあたっては、病気や苦痛だけにとらわれずに、個々の患者さんに合わせ証決定、治療を進めていきますので、その患者さんと個々の問題(痛みなど)の全体像を把握することが重要です。
あまりにも、明確な答え、確定的な答えが欲しいあまりに、決めつけの機械的な問診は望ましくありません。
決めつけの機械的な質問になってしまうのは、質問者側の「焦り」が関与すると思いますので、注意しなくてはいけません。
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