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こんばんは、坂口です。
世界で鬱病に苦しむ方が2015年に3億2200万人に増加したと、WHOの発表がニュースになっていました。
2005年から比べ、鬱病は18%も増加しているとの事。
どんどんストレス社会が深刻になってきている気がします。
鬱病は気分や意欲の低下、焦燥(イライラやあせり)、食欲の低下、不眠、持続する悲しみ・不安感など様々な症状に悩まされます。
西洋医学的にはメランコリー型、非定型、季節型などに分類されるそうです。
メランコリー型が典型的な鬱病で、食欲が落ちて体重が減少し、良い事があっても気分が上がらないタイプ。
非定型は過食傾向で体重は増加気味、良い事があると気分が上がる、倦怠感が強く過眠傾向がみられるタイプ。
季節型はこちら
非定型は一時期新型うつとも呼ばれ、一部の方は新型うつは甘えだという意見もありましたね。
しかしこれは決して甘えなどでは無く鬱病です。
間違った解釈がその人を傷つけてしまう事もあります。
続く
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こんばんは 浅田です
前回の話
参照
今日からは善憂思について
善憂思とは、大したこともないのに、常に思い悩み憂鬱で、気分が晴れないことを言います。
あれこれ過剰に考えてしまう、やる気が出ない、物事から興味がなくなる、おっくうな気持ちになるなど、ココロの異常が出てきます。
いわゆる、うつ病の様な状態です。
ほとんどの善憂思及び、うつ病の始まりは、ココロではなく、身体に出てきます。
うつ病になる前に、不眠や食欲低下、胸苦しさや息切れして呼吸が上手くできないなど、身体に症状が出てくるのはよくあるパターンです。
ココロと身体は密接である証拠ですね。
ここでは「憂」と「思」の異常をまとめて「善憂思」と考えています。
『素問 陰陽應象大論篇』には、
「中央生濕.濕生土.土生甘.甘生脾.脾生肉.肉生肺.脾主口.其在天爲濕.在地爲土.在體爲肉.在藏爲脾.在色爲黄.在音爲宮.在聲爲歌.在變動爲噦.在竅爲口.在味爲甘.在志爲思.思傷脾.怒勝思.濕傷肉.風勝濕.甘傷肉.酸勝甘.」
と書いてあり、
「思」は、思慮・思考のことであり、脾の臓が強く関与しています。
同じく、『素問 陰陽應象大論篇』には、
「西方生燥.燥生金.金生辛.辛生肺.肺生皮毛.皮毛生腎.肺主鼻.其在天爲燥.在地爲金.在體爲皮毛.在藏爲肺.在色爲白.在音爲商.在聲爲哭.在變動爲欬.在竅爲鼻.在味爲辛.在志爲憂.憂傷肺.喜勝憂.熱傷皮毛.寒勝熱.辛傷皮毛.苦勝辛.」
とも書いてあり、
「憂」と肺の臓は密接であることがわかります。
この「憂」という字の意味が沢山ありイマイチしっくりこないので、字解きをして調べてみました。
そもそも「憂」には、
・気にかける
・心配する
・悩み
・苦しみ
・疲れ
・穏やかに行われる
という意味があります。
この「憂」を分解して、
「頁」、「心」、「夊」の3つにしてみると、
「頁」は人の頭を表し、
「心」は気持ちを表し、
「夊」は足跡を表します。
この3つを全て組み合わせると、「沈んだ気持ちで静かに歩く様子」を表し、何かを「気にかける、心配する」という意味になるそうです。
これで、「何かの物事に対して気にして、心配ばかしりていると、肺の臓が傷つけられてしまう」と解釈できます。
次回からは、どんな体質で、どんな身体の状態に、どんなキッカケが加わると、善憂思が生じるのか書いていきます。
続く...
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