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こんばんは 浅田です
前回の続き
参照
細脈の続きです。
『脈経』には、
細脈縈縈血気衰.諸虚労損七情乖.
と書いてあり、
細脈は気血の衰微の現れと考えられており、七情による虚労によく見受けられます。
気血が不足すると脈管内を満たすことができずに細くなります。
春夏は陽気が盛んになる時季なので、人体もそれに応じて気血の流れが旺盛となります。
その時季にもかかわらず、若者に気血の衰微を示す細脈が現れている場合は、その人の健康上になんらかの問題があると示唆できます。
また、湿邪の影響でも細脈が現れることがあり、湿邪が脈管を圧迫した時に細脈になることもあり、気血の不足だけで細脈になるのではないようです。
湿邪が血脈を圧迫している場合は、この湿邪を散らす処置をすると、細かった脈が太くなるはずです。
気血の不足による細脈なのに、誤治をして瀉法してしまうと、細脈は更に細くなってしまいます。
どんな脈状にも言えることですが、しっかり虚実を弁えて治療することが重要です。
◆参考文献
『脈経』たにぐち書店
『中医脈学と頻湖脈学』たにぐち書店
『胃の気の脈診』森ノ宮医療学園出版部
『現代語訳景岳全書 脉神章』たにぐち書店
『中医臨床のための舌診と脈診』東洋学術出版社
『基礎中医学』燎原
『難経鉄鑑』たにぐち書店
『東洋医学の宇宙』緑書房
『現代語訳素問』東洋学術出版社
『漢辞海』三省堂
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こんばんは!樫部です。
本日は「くしゃみ」について、お話ししていきたいと思います。
くしゃみは、東洋医学的には「噴嚏(ふんてい)」といいます。
異物や刺激性の気体により起こる、数回程度の噴嚏は生理現象とみなしますが、
噴嚏に加えて、他に不快な症状を伴う場合は、疾病とみなします。
噴嚏は、肺気不宣によって起こりますが、
ある意味では、肺気の宣発粛降を促したり、機能を高めるために発症する、生理現象とも捉えられます。
肺気不宣が起こる原因は様々で、弁証分類は、主に7つ分けることができます。
まずは、外感による噴嚏の弁証分類についてです。
1.風寒襲肺
風寒の邪を感受して発症します。
鼻塞と希薄な鼻水を伴い、その他にも風寒表証の所見がみられます。
2.風熱犯肺
風熱の邪を感受して発症します。
鼻塞と鼻の痒み、黄色く粘調な鼻汁を伴い、風熱表証の所見がみられます。
次に、内傷により引き起こされる噴嚏の弁証分類についてです。
3.肺気虚
肺気自体が弱っている場合、外邪の影響も受けやすくなり、肺気不宣が顕著になります。
この場合の噴嚏は、突然発作的に出て、連発しやすい特徴があります。
その他にも鼻塞や嗅覚減退などの肺気虚の所見がみられます。
4.脾気虚
脾虚によって運化失調し、水湿が鼻に集まると、それを解消しようと肺気が働くもののの、肺気不宣となってしまう場合、噴嚏が引き起こされます。
鼻塞が比較的強く、希薄な鼻水が出て、嗅覚減退がみられます。
頭重や四肢の重だるさといった、脾気虚特有の所見を伴う特徴があります。
5.腎陽虚
腎陽が虚して気化機能が低下すると、水湿があふれて上焦へ向かい、肺気不宣が引き起こされます。
この場合の噴嚏は、慢性的でなかなか治らない特徴があります。
鼻塞と鼻水も止まらず、早朝など気温が低下すると悪化してしまいます。
その他にも四肢の冷えや腎陽虚の所見を伴います。
6.腎陰虚
腎陰が虚すと虚火が上焦を襲い、肺気不宣となります。
この場合の噴嚏も治りづらく、頻発する特徴があります。
また、鼻の痒み、粘調な鼻汁、咽乾、咽痛を伴い、その他にも腎陰虚の所見を伴います。
7.気逆
肝気や胃気が上逆して、肺気の宣発粛降が追いつかない場合、肺気不宣となる場合があります。
この場合の噴嚏は、一時的なものであるという特徴があります。
気逆所見である、のぼせ、げっぷ、軽度の吐き気などを伴います。
噴嚏については、以上になります。
次回は「鼻水・鼻汁」について、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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