お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は前回の続きで、落枕、いわゆる寝違えの弁証分類のお話をしていきたいと思います。
前回のお話はこちら!
まずは、外感が病因だった場合、頚部の経絡に侵襲して、体表の脈絡を阻滞して発生します。
分類としては、2つあります。
頚項部が強ばる、疼痛、酸脹、可動域制限、頭痛、悪寒発熱がみられると、
1.風寒邪によるものである可能性が高いです。
2.風湿邪によるものであれば、
頚項部が強ばる、疼痛、酸脹、可動域制限、頭痛、悪寒発熱も風寒邪と同様にみられるますが、
加えて、湿の影響を伺わせる、身重や頭重、雨の日に悪化しやすいといった特徴があります。
次に、病因が内傷によるものは、主に4つに分類されています。
体内に痰を内生している状態で、
風熱の邪を感受すると、痰とともに頭項部に凝滞し、脈絡を阻滞することがあります。
この場合の落枕は、1.風熱挟痰によるものであることが考えられ、
頚項部疼痛、悪寒発熱、咽痛、側頭痛のリンパが腫れたり、腫瘤ができるといった症状がみられます。
腫れがひどいと、発赤腫脹して潰破する場合もあります。
そして、内傷七情により肝気が鬱結して、疏泄が失調すると、
経絡の表裏の関係から足の少陽経、子午陰陽関係により足の太陽経に影響を及ぼして落枕が引き起こされます。
これは、2.肝鬱気滞によるもので、
頚項部の突っ張り感または疼痛の他に、イライラしやすい状態がみられるようになります。
精神的に緊張していると自覚しづらい傾向があり、
一仕事終わり、ほっとしたタイミング等、緊張から解放されると自覚しやすいタイプです。
疼痛や可動域制限は、間欠的なものが多い傾向にあります。
さらに、この肝鬱気滞が長期間持続してしまうと、
3.気滞血瘀となり、脈絡が瘀阻され、気血の循環障害が起きて、落枕が引き起こされます。
頚項部の疼痛、動作痛、可動域制限と瘀血所見がみられます。
4.扭傷(じょうしょう)
「扭」には、捻るという意味があり、扭傷は、軟部組織の損傷、一般的には捻挫のことを指します。
また、交通事故による鞭打ちもこれに含まれます。
特徴としては、偏側性で重圧感のある頚項部疼痛がみられ、
痛みが背部に放散したり、運動時に疼痛が悪化しやすいです。
程度が重い場合は、くしゃみ、咳、深呼吸で疼痛が悪化してしまいます。
問診時には、発症前に外傷が無かったかどうかの確認も必須となります。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
募集内容の詳細はこちら!!
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
今回は6.齲歯の牙痛について書いていこうと思います。
平素より脂っこい濃厚なものを好んで食べたり、甘い物を過食し、歯に飲食物の残渣がついて歯溝につまり、腐蝕されて生じると考えられています。
症状として、 齲歯があり、嚙んだ食物がその歯に当たったりすると痛み、脈や舌に変化は出ません。
早期で齲蝕孔がなく、牙歯局部が墨浸状あるいは、黄褐色を呈する時期には痛みはありません。
齲蝕孔ができて、食物が嵌入するようになると、冷・熱・酸・甘のものを食したり、冷たい空気を吸っただけで、痛みが起こります。
治療としては、鍼治療では熱を取るための処置を行い、齲蝕孔中に外用薬を充填する方法が中心となります。
これはほぼ、現在の歯科治療が行っている範疇ですね。
そもそも齲歯があるかを判断しないといけないので、そこをまずは確認してもらわないといけないですね。
ただ、予防の為には飲食や口腔内の衛生状態を良くすることが重要ですね。
これまで、歯痛に対して中医学的にどのように考え治療を行うかを、簡単ではありますがご紹介していきました。
ちなみに私の歯痛は、齲歯ではなく、定期的に鍼治療をする事により、現在では痛みが無くストレスなく食事を行えております。
歯痛の原因は、齲歯だけではありませんので、是非皆さん、歯を大事にしていきましょう!
参考文献
『症状による中医診断と治療』 上巻
原著:中医症状鑒別診断学 主編:中医研究院 趙 金鐸 編約:神戸中医研究会 (燎原書店)
『基礎中医学』 神戸中医学研究会編著 (燎原)
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.07.08
畏悪風寒(いおふうかん)とは②2025.07.07
令和7年7月7日2025.07.06
症例報告:線維筋痛症に対する伝統鍼灸①2025.07.05
梅雨明け間近2025.07.04
言葉の奥深さ2025.07.03
整えることは、調えること2025.07.02
問診に関して㊱(二便の問診②)2025.07.01
畏悪風寒(いおふうかん)とは①2025.06.30
日本の夏はこれ2025.06.29
CONSORT声明2025⑨2025.06.28
気象発病学説⑤2025.06.27
ワクワク感2025.06.25
問診に関して㉟(二便の問診①)2025.06.24
癇(かん)とは④2025.06.23
インターホンと病因病理2025.06.22
CONSORT声明2025⑧2025.06.21
夏至2025.06.20
うれしい出会い2025.06.19
ひとつの庭、ふたつのリズム2025.06.18
問診に関して㉞(発汗の問診⑦)2025.06.17
癇(かん)とは③2025.06.16
血の病⑭2025.06.15
CONSORT声明2025⑦2025.06.14
気象発病学説④2025.06.13
成長の喜び2025.06.12
制限が紡ぐ美しさの円環2025.06.11
問診に関して㉝(発汗の問診⑥)2025.06.10
癇(かん)とは②2025.06.09
血の病⑬2025.06.08
CONSORT声明2025⑥2025.06.07
気象発病学説③2025.06.06
学生との接し方2025.06.05
梅雨と梅2025.06.04
問診に関して㉜(発汗の問診⑤)2025.06.03
癇(かん)とは①2025.06.02
血の病⑫2025.06.01
CONSORT声明2025⑤2025.05.31
気象発病学説②2025.05.30
不備を解消する2025.05.29
さくらんぼの種2025.05.28
問診に関して㉛(発汗の問診④)2025.05.27
身熱肢寒(しんねつしかん)とは②2025.05.26
誕生日2025.05.25
CONSORT声明2025④2025.05.24
気象発病学説2025.05.23
うれしいこと2025.05.22
さくらんぼと鳥2025.05.21
問診に関して㉚(発汗の問診③)2025.05.20
身熱肢寒(しんねつしかん)とは①2025.05.19
そろそろ梅雨入り