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こんばんは!樫部です。
本日は、「ため息」についてお話ししていきたいと思います。
「ため息」のことを東洋医学的には、太息(たいそく)といいまして、
よくため息をつくことを善太息(ぜんたいそく)といい、嘆息ともいいます。
憂慮により、胸部での心気の流れが不利となると、大きく息を吸って吐き出すことで、胸部の気滞を取り除こうと起こる、生理現象の一つとしても捉えられます。
『霊枢』経脈篇の足少陽経脈病症に「善太息」という語が出てくるように、足少陽胆経の経気不利により、大きなため息をつくことがあり、肝鬱との関連を示唆しています。
善太息の弁証分類は、主に2つあり、どちらも内傷によるものです。
1.肝鬱
内傷七情により肝鬱となり、胸部の気が滞ると、それを解消しようとする働きが起こり、善太息が発生します。
精神的に落ち込み、胸苦しさを訴えます。
この場合の太息は、大きく長い特徴があり、前述の症状が太息後にやや緩解します。
その他にも眩暈や口苦といった症状を伴うことがあります。
2.気虚
疲労や久病などで気虚を生じ、宗気のめぐりが悪くなり、大きく呼吸したくなることで善太息が生じます。
この場合は、常に頻繁にため息をしたくなる特徴があります。
その他、息切れ、自汗、倦怠感、無力といった気虚所見がみられます。
善太息のお話は以上です。
次回は、「痰が出る」ことについて、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 上下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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