東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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癇(かん)とは③

2025.06.17

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「痰火と風痰の癇」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは痰火の癇についてです。
 
 
 
強い恐れや驚き、飲酒過多、甘いものや脂っこいものの偏食などにより、痰熱が内生して発生します。
 
 
 
恐れや驚きでは気は逆乱し、鬱や怒では肝気の条達が失調し、気鬱化火により津液が消耗して痰を形成し、肝火とともに痰が上昇して胸や心神を上擾するため、突然昏倒して泡をふきます。
 
 
 
つまり、肝胆火旺にともなう痰火蒙竅により引き起こされます。
 
 
 
この場合、火熱が痰を濃縮するため、発作時は粘稠な泡を吐き、舌質紅、舌苔黄膩、脈は弦滑数で有力という火熱の症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、清熱滌痰を用います。
 
 
 
次に風痰の癇癪についてです。
 
 
 
脾虚により痰が生じ、痰が気の流通を阻害して気の昇降機能が失調して気逆を起こし、清陽が上昇せず濁陰が下降しないため、痰が清竅を蒙閉して発生します。
 
 
 
そのため、発作前に短時間目眩がみられたり、風邪引きや飲食後に症状がみられる特徴があります。
 
 
 
この場合、発作時に白い泡沫あるいは希薄な涎を吐き、舌苔が白厚膩で黄色ではなく、脈は滑ではあるが弦数ではないという特徴をもちます。
 
 
 
治法は温化風痰を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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