東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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身熱肢寒(しんねつしかん)とは②

2025.05.27

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「熱深厥深と陰盛格陽の身熱肢寒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは熱深厥深の身熱肢寒についてです。
 
 
 
外感熱病の後期に外邪が裏に入って心包に逆伝したり、暑熱が内閉して鬱積した場合にみられます。
 
 
 
どちらの場合も、熱盛であり、裏に逆伝し、外に熱が発散出来ない状態であることが共通点であり、熱も深ければ厥も深い状態にあります。
 
 
 
逆伝心包では、高熱の持続、頭痛、顔面紅潮、煩躁、呼吸促迫、うわごとに加えて、手足の冷えがみられます。
 
 
 
治法は、熱泄達鬱、清竅開心を用います。
 
 
 
暑熱内浸では、高熱、胸苦しさ、手足の冷え、口渇、多汗、尿が濃い、脈洪数がみられます。
 
 
 
次に陰盛格陽の身熱肢寒についてです。
 
 
 
外感熱病の後期に、汗、吐、下法を誤って用いた場合にみられ陽気が衰微して陰寒が内盛し、陽気を外に格することで生じます。
 
 
 
陽衰陰盛による、冷えが下にあって、陽気が上におされて浮き上がった状態である、虚陽浮越という状態にあることが発症機序となります。
 
 
 
この場合、身熱、咽乾、胸部紅潮という熱証の症候がありながら、四肢の冷え、不消化の下痢、脈微細で触れにくいなどの寒証がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、温陽救逆、通陽復脈を用います。
 
 
 
それぞれの鑑別のポイントとしては、熱深厥深は高熱、胸苦しさ、手足の冷え、口渇、多汗、尿が濃い、脈洪数が特徴で、「熱が本、寒が標」であるのに対し、陰盛格陽は全身の悪寒は無くて、脈微細であるのが特徴で、「寒が本、熱が標」であることがポイントとなります。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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