東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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畏悪寒風(いおふうかん)とは③

2025.07.15

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「陽盛格陰と陽虚陰盛の畏悪風寒」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
いずれも悪寒と四肢の冷えがみられますが、病因病理は異なります。
 
 
 
まずは陽盛格陰の畏悪風寒についてです。
 
 
 
熱邪が裏に深伏して陽気を体内に閉鬱し、陽気が外部に達することが出来なくて悪寒が生じます。
 
 
 
この場合、「熱極まれば寒に似る」といわれているように、悪寒、四肢の冷え、脈沈は仮寒によるものであり、口渇強くて冷たい物を好む、胸腹部の灼熱感、尿が濃い、便秘、舌質紅、舌苔黄といった症状がみられ、真熱が主体となっています。
 
 
 
基本的な病態としては、陽熱が内に盛んで、陰寒を外に格している状態です。
 
 
 
治法は清裏瀉熱であり、裏熱が除去されれば、外寒も消失していきます。
 
 
 
次に陽虚陰盛の畏悪風寒についてです。
 
 
 
過労による内傷や慢性病による消耗により、臓腑の機能低下により陽気が衰え、陽気が陰液を制することが出来ず、陰寒が生じます。
 
 
 
この場合、身体がだるくて無力、息切れ、嬾言といった気虚症状、悪寒、四肢の冷え、尿が薄い、泥状便〜水様便、舌質淡、脈遅などの陽虚症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は温陽散寒を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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