お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2022.07.04
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
前回は、肺の働きである「宣発」に関して、書きました。
今回は、「粛降」について、書いていこうと思います。
呼吸の中で、「吸う」ことに伴う気の動きや、その結果生まれる動きを「粛降」と呼びます。
これは気を、主に下に、内へ動かす動かすものです。
粛降の働きには、色々な作用があります。
先ほど書いた通り、外の空気を吸い込み、清気を下(主に腎)へ送り込みます。
また、飲食物を消化して得られた「水穀の精微」を、下にある臓腑や器官へ送り込み、体の上部の水を、下へ(主に、腎と膀胱)送ることで、水分代謝を助けます。
とにかく、下へ下へ気を下げるというイメージでしょうか。
深呼吸をイメージするとわかりやすいかもしれません。
皆さん、深呼吸をするときは、どんなときでしょうか?
イライラしている時や、緊張している時などが多いですよね。
それは、気が上に上っている時で、深呼吸することにより、気を下げているのです。
これらの働きによって、気や水液を下へ送るので、停滞が発生せず、痰などの発生を防ぎます。
また、大腸の大便を下へ送る働きを助け、正常な排便を助けます。
肺と大腸は表裏関係にあり、関係性が非常に強く、大腸は「津液を主る」ため、肺はその働きを助けます。
粛降の働きが弱り、気が下に降りなければ咳や喘息が発生しますし、下に水液を運べなければ、顔は浮腫みますし、尿量が減少したり、痰がからんだりするなどの症状が出ます。
上記の症状≒肺と考えるのではなく、なぜ肺の粛降の働きが悪化したか?ということを考えるのが大事だと思います。
参考文献
『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)
『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明
『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)
『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.10.19
プラセボとは(同一視の法則)⑥2025.10.18
婦人科⑥2025.10.17
身近なもの2025.10.16
第3回|首肩と風2025.10.15
問診に関して㊾(⑧自然界の動き:自然陰陽との関連調査①)2025.10.14
牙歯浮動(がしふどう)とは①2025.10.13
血の病㉑2025.10.12
プラセボとは(同一視の法則)⑤2025.10.11
婦人科⑤2025.10.10
後期は実践2025.10.09
金木犀の呼吸2025.10.08
20歳2025.10.07
牙歯痠弱(がしさんじゃく)とは2025.10.06
血の病⑳2025.10.05
プラセボとは(同一視の法則)④2025.10.04
婦人科④2025.10.03
夜間部後期始まる2025.10.02
第2回|心神と睡眠2025.10.01
問診に関して㊽(正邪の度合いを図るための問診③)2025.09.30
神昏(しんこん)とは⑧2025.09.29
運転免許証更新2025.09.28
プラセボとは(同一視の法則)③2025.09.27
婦人科③2025.09.26
黒ニキビ2025.09.25
第1回|目と肝2025.09.24
問診に関して㊼(正邪の度合いを図るための問診②)2025.09.23
神昏(しんこん)とは⑦2025.09.22
明日は秋分の日2025.09.21
プラセボとは(同一視の法則)②2025.09.20
婦人科②2025.09.19
興味のばらつき2025.09.18
指先の文明と、からだの古地図2025.09.17
問診に関して㊻(正邪の度合いを図るための問診①)2025.09.16
神昏(しんこん)とは⑥2025.09.15
血の病⑲2025.09.14
プラセボとは(同一視の法則)①2025.09.12
合わせる2025.09.11
交差点の身体設計2025.09.10
問診に関して㊺(心神の問診③)2025.09.09
神昏(しんこん)とは⑤2025.09.08
血の病⑱2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫