東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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痰飲病機⑤

2022.07.04

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

前回の続きです。

 

 

前回の話はコチラ

 

 

前回は、肺の働きである「宣発」に関して、書きました。

 

 

今回は、「粛降」について、書いていこうと思います。

 

 

呼吸の中で、「吸う」ことに伴う気の動きや、その結果生まれる動きを「粛降」と呼びます。

 

 

これは気を、主に下に、内へ動かす動かすものです。

 

 

粛降の働きには、色々な作用があります。

 

 

先ほど書いた通り、外の空気を吸い込み、清気を下(主に腎)へ送り込みます。

 

 

また、飲食物を消化して得られた「水穀の精微」を、下にある臓腑や器官へ送り込み、体の上部の水を、下へ(主に、腎と膀胱)送ることで、水分代謝を助けます。

 

 

とにかく、下へ下へ気を下げるというイメージでしょうか。

 

 

深呼吸をイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

 

皆さん、深呼吸をするときは、どんなときでしょうか?

 

 

イライラしている時や、緊張している時などが多いですよね。

 

 

それは、気が上に上っている時で、深呼吸することにより、気を下げているのです。

 

 

これらの働きによって、気や水液を下へ送るので、停滞が発生せず、痰などの発生を防ぎます。

 

 

また、大腸の大便を下へ送る働きを助け、正常な排便を助けます。

 

 

肺と大腸は表裏関係にあり、関係性が非常に強く、大腸は「津液を主る」ため、肺はその働きを助けます。

 

 

粛降の働きが弱り、気が下に降りなければ咳や喘息が発生しますし、下に水液を運べなければ、顔は浮腫みますし、尿量が減少したり、痰がからんだりするなどの症状が出ます。

 

 

上記の症状≒肺と考えるのではなく、なぜ肺の粛降の働きが悪化したか?ということを考えるのが大事だと思います。

 

 

 

 

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 

 

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