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こんばんは、松田です☆”
昼間暖かく、夜は若干寝苦しく、そして朝は寒い。
暑くて毛穴が開いているところに、秋の冷たい風、風邪を引きやすいので羽織物を持っておくなど工夫が必要ですね。
先日、日本東方医学会の「次のステップをめざす中医学研修講座」というセミナーに行ってきました。
内容は、東洋医学センターの戴静徳先生による中医学の痰、湿、瘀血、糖、脂代謝についてでした。
まず、テーマについての中医学における概念と病気のメカニズムを基礎的な解釈で分かりやすく説明して頂きました。
そして、基礎知識を踏まえた上で、先生のテーマに沿った臨床の症例解説(今回は心筋梗塞、高脂血症、糖尿病、脂肪肝)をして頂きました。
先生は鍼灸治療もされておりますが、今回は漢方処方による症例でした。
先生の処方は、弁証に則した処方になっており、解説を聞いていて、印象としては非常に自信をもってスマートにそして緻密に計算された処方だなと思いました。
なぜなら、別々の病態の患者さんで同じ漢方薬を使用していても、一方では血を補う生薬、胃腸の働きを助ける生薬を加えていたりあるいは配合を多くしていたり、一方では血をめぐらす生薬を追加していたり、微妙に生薬や配合をその人の状態に合わせて変えておられました。
処方名は同じでも、組成や配合が変化するのは、緻密な弁証論治の結果であり、鍼灸的でもあるなと思いました。
鍼灸においても、弁証結果は同じであっても、鍼をするツボはその人の状態に合わせて変わっていきます。
今回、ある程度基礎知識がありしっかり理解できた部分と基礎知識が足りずに理解が及ばなかった部分があり、理解できて面白いという思いとしっかり理解が出来ずに悔しいという思いがありました。
改めて、しっかりと理解し面白いと思うには、きちんと基礎が入っている必要があるということが分かりました。
基礎知識を深め、それをしっかり応用して考えられるように頑張っていこうと思います。
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こんばんは、松田です☆”
今週は晴れの日が多かったですが、水曜日の夕方急に雨が降ってきたのでビックリしましたね。
12月11日(水)横浜ベイシェラトンホテルにて、第8回クラシエ・漢方・みらいが開催されました。
テーマは加島先生による「フレイルへの漢方治療戦略」でした。
また、座長が平馬先生、ナビゲーターが淵野辺病院院長の世良田先生でした。
数日前まで知らなかったのですが、先日東方医学会に参加した際に知り合いの先生から教えて頂き、横浜での開催であり加島先生の貴重な講演だったので、仕事終わりにすぐ向かい参加させていただきました。
鍼灸師は私一人で、その他は皆さん医師、薬剤師の先生方でしたね。
最近話題になっている、フレイルについてまず簡単に説明され、また東洋医学・漢方の整体観等についてとても分かりやすく説明頂きました。
フレイルは、健康と要介護状態の中間的な部分であり、そこをいかに健康に近づけるかという方法として漢方や鍼灸が効果があると言われていました。
六君子湯、八味丸、加味帰脾湯、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯について、それぞれの効果などを言い、先生の個人的な見解も症例と一緒に上手く提示されていました。
今回、フレイルについての漢方も勉強になりましたが、加島先生の時と場所、会場の理解度に合わせた東洋医学的な部分の説明がなされていたことに対し、非常にすごいなと思いました。
東方医学会の時と今回の講演では、同じような部分の内容にしても説明の仕方が異なっており、どちらも非常に分かりやすいものであり、どういった人にもわかりやすいように伝える技術が素晴らしいなと思いました。
今回は、漢方の勉強だけでなく、教員としての教え方の部分でも非常に勉強になり、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
今後も機会があれば、ぜひ加島先生の講演会には参加し、勉強していきたいと思います。
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