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こんばんは。齋藤です。
だいぶ寒くなってきましたね。
体調の管理には十分気を付けてください。
11月になりましたので、今月の季節湯の蜜柑湯をご紹介したいと思います。
冬といえば「こたつにミカン!」という印象がありますよね。
蜜柑の旬は、12月でそのままピークを迎えて、3月まで出回っております。
まずは、蜜柑の歴史から。
蜜柑の歴史はずいぶんと古く、約3,000万年前にインド・タイ・ミャンマーのあたりが原産地といわれています。
しかし当時は自生で、栽培をし始めたのは中国が最初です。
「かんきつ」の概念も中国発祥といわれており、かんきつの栽培史「橘誌」では、かんきつを「柑」「橘」「橙」に分類しその詳細を記してあるそうです。
第十一代垂仁天皇の勅命により「不老不死の霊菓」を求めて中国へ渡り「橘」を日本に持ち帰ったのが、田道間守(たじまもり)という人物です。
長い年月を経てようやく橘を手に入れて帰国するも、天皇はすでに崩御していたという悲しい歴史が「古事記」「日本書紀」に記されています。
田道間守をまつる和歌山県・橘本神社の近くには、田道間守が持ち帰った橘を移植した際の遺跡があるとのこと。
ちなみに、日本の蜜柑の生産量日本一は、和歌山県です。
また当時、橘はそのまま食べるのではなくお菓子のように加工して食されたそうで、橘本神社では定期的に「菓子祭」が催されているようです。
蜜柑の歴史、深すぎですね。
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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の記事はコチラ。
前回は西洋医学的にみた効能を書きましたが、今回は東洋医学的にみた効能を書いていきます。
生姜の薬性でいうと微温で、作用は昇・散で、五味は辛、帰経は肺・脾・胃です。
微温性のため温める作用があります。
そのため、胃腸の働きの弱い方や、温める力が低下している方に適しています。
また、昇・散の作用や辛味により、気を昇らせ巡らし、発散させる働きがあります。
それにより、寒気などがする風邪の引き始めに摂取することで、風邪症状を改善させる効果が期待できます。
風邪のひき始め際に服薬する漢方の桂枝湯や葛根湯などにも生姜が入っております。
ただ、風邪にも色々なタイプがありますので、服薬する際は専門機関に行き相談してください。
生姜は薬味として料理に使用されることが多いですよね。
特に、お寿司や刺身、ナスの煮物など、体を冷やしたり、気を降ろしたりする作用のある食材に対して添えられることが多いです。
生姜を添えることにより、食材の寒性を和らげる効果と、生ものに対する殺菌効果が得られるためです。
日常生活で何気なくなされていることが、実際は色々と意味が込められているのですねぇ。
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