東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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吐き気がする③

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
前回は外感による嘔吐についてお話しました。
 
 
 
前回までのお話はこちら!
 
 
 
本日は、内傷による嘔吐について、お話していきたいと思います。
 
 
 
この場合の弁証分類は主に5つあります。
 
 
 
1.食滞
 
 
 
何かを飲食すると激しい嘔吐が起こるものの、吐出後はスッキリする特徴があり、
 
 
 
嘔吐物は、鼻を突くような腐った酸臭がします。
 
 
 
その他にも胃脘部の膨満、ゲップ、厭食といった症状がみられます。
 
 
 
2.痰飲内阻
 
 
 
嘔吐の他に、胃の不快感により飲食したがらない、眩暈、動悸がみられます。
 
 
 
さらさらした涎や痰状のものを嘔吐する場合は、寒証に傾いていることを示します。
 
 
 
熱に傾いていれば、身熱、心煩を伴い、舌苔が黄膩苔~黄濁苔がみられ、湿熱互結、熱痰中阻の状態にある可能性があります。
 
 
 
また、胃脘部が痞えて腹脹し、白膩苔がみられる、熱所見がみられない場合は、湿濁中阻の状態にあると考えられます。
 
 
 
3.肝気犯胃
 
 
 
この場合、呑酸、ゲップが頻繁に出る特徴があり、胸脇部が脹って痛みます。
 
 
 
増悪因子は、イライラ、プレッシャー、悩み事をぐるぐる考えてしまうといったことが挙げられます。
 
 
 
春温病、暑温病の過程で、肝気が高ぶりすぎて肝風内動し、
 
 
 
痙攣や四肢抽搐(ちゅうちく:筋肉がひきつり痙攣すること)、高熱、頭痛、頻繁で噴水のような激しい嘔吐を引き起こすことがあります。
 
 
 
4.脾胃虚寒
 
 
 
飲食量が少し多めになると嘔吐してしまったり、嘔吐してしまいそうになります。
 
 
 
増悪緩解を繰り返す特徴があり、食欲不振により食が進まず、胸や胃脘部に痞えを感じます。
 
 
 
その他に、全身倦怠無力感を伴い、重篤になると、腎陽虚を兼ねるようになり、四肢厥冷、水様下痢がみられます。
 
 
 
5.胃陰虚
 
 
 
熱病の後期や肝鬱化火、嘔吐を繰り返すことにより、胃陰を暗耗すると、胃自体が衰弱し、
 
 
 
下に降ろす降濁機能が低下して、上に向かうベクトルが強くなってしまい、嘔吐を引き起こします。
 
 
 
嘔吐物の量はそれほど多くない、嘔吐を繰り返す特徴があります。
 
 
 
時々、乾嘔、悪心もみられ、陰分の不足により、口乾、咽乾となります。
 
 
 
空腹感は出てくるものの、実際に目の前にすると食べたいと思わない、胃脘部の嘈囃感といった症状がみられます。
 
 
 
内傷による嘔吐についてのお話は以上です。
 
 
 
次回は、「胃痛・胃もたれ」についてお話していきたいと思います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

関東では、梅雨入り宣言が本日出ました。

 

 

 

関東もとうとう梅雨入りしてしまいましたね。

 

 

 

昨年よりやや遅い梅雨入りとなりました。

 

 

 

今回は、梅雨時期の養生法に関して書いていこうと思います。

 

 

 

梅雨時期を東洋医学で考える上で、非常に重要になってくるのが、外湿邪の存在で、非常に外湿邪が盛んになる時期と考えられています。

 

 

 

湿邪に一番影響を受けやすい臓腑と思い浮かべた時に、最初に挙げられるのは、「脾」だと思います。

 

 

 

東洋医学の脾は、飲食物の消化吸収に深く関与します。

 

 

 

脾は湿を憎み燥を好むという言葉があるように、何らかの原因で機能低下を起こすことにより、湿邪が内生します。

 

 

 

同気相求という言葉があるように、身体の中の湿邪(内湿邪)と、外界の湿邪(外湿邪)が呼応し、内湿邪の働きが強くなり、脾の更なる機能低下を招く要因になります。

 

 

 

その他にも脾胃の機能低下を起こす大きな原因として、過食、ストレス、過労などが挙げられます。

 

 

 

過食で考えられるケースを例に挙げると、単純に過食傾向にあるという事もありますが、季節的な部分も加味して考えた方がよいかもしれません。

 

 

 

近年の日本は温暖化の影響もあり、春の時点で気温の上昇が認められます。

 

 

 

その為、冷たい飲み物の飲みすぎや、冷たい物の過食などにより、梅雨時期に入る前から、脾胃を痛め、内湿を発生させている方も多いと思います。

 

 

 

その働きが低下すると、湿邪が内生すると考えられており、胃もたれや、倦怠感、胃痛、食欲不振などの症状が出る、湿困脾土という病理を生じやすいと考えられています。

 

 

 

続く

 

 

 

参考文献

『中医学ってなんだろう』著:小金井信弘 (東洋学術出版)

『基礎中医学』 編著:神戸中医学研究会 (燎原)

『鍼灸 臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房) 

『中医弁証学』著:兵頭明、 柯雪帆 (東洋学術出版)

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

 

 

 

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