東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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皮膚トラブルの季節③

 

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おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

前回は、東洋医学で湿疹と類似する、「疹」と「斑」について書きました。

 

 

 

 

前回のブログ

 

 

 

 

それぞれ詳しくみていきます。

 

 

 

 

まず、「疹」について。

 

 

 

 

「疹」とは、皮膚表面に粟粒状で隆起した赤色の小さい発疹を指していて、手でさするとひっかかるものを指していました。

 

 

 

 

症状による中医診断と治療には「疹」を症状の特徴と原因から4つに分類されています。

 

 

 

 

(1)熱入営血の疹

 

高熱が持続し、躯幹や四肢に紅色あるいは暗紫色の斑点が発生し、圧しても褐色せず、表面は平滑で正常皮膚面が介在し、煩躁、うわごと、ひきつけなどを伴うことが特徴。

 

熱性疾患の経過でみられ、湿熱の邪が営血に内陥して血を損傷し、血液が外溢して発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(2)風熱挾湿の疹

 

急性に生じる紅色あるいは淡紅色粒状丘疹で、大小不揃いで痒みが強く、熱感、胸苦しさ、いらいらなどを伴うことが特徴。

 

風熱の邪に湿邪を伴ったもので、体内の暑熱邪が体表の寒湿によって鬱し熱と湿が体表に欝滞して皮疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(3)風寒鬱閉の疹

 

突然に淡紅色の皮疹が生じ寒冷によって増悪し、遊走性に痒みがあり、皮疹の大きさは大小バラバラなのが特徴。

 

発汗などで風寒の邪を受けた時に、邪が営分や衛分に鬱して気血と争い皮膚に外透して発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(4)血虚による疹

 

淡紅色または蒼白の米粒大から大豆大の皮疹が反復して生じ、夜間に悪化し、慢性に経過し、動悸や頭がぼーっとする、焦燥感、顔色につやがないなどが特徴。

 

血が不足する事で体表を守る力が不足し、(3)とおなじように風邪が容易に侵入し発疹を生じるとあります。

 

 

 

 

(1)〜(4)はそれぞれ症状に違いはありますが、いずれも熱がうまく発散されず、体内に鬱してしまい気や血に影響し、その結果、さまざまな形の疹として発病してしまいます。

 

 

 

 

続く・・・

 

 

 

 

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酒毒(アルコール性紅斑)

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こんばんは 浅田です

 

 

 

皆さんは飲酒した時に、皮膚が赤くなりますか?

 

 

 

酒を飲むと皮膚が赤くなる人、日本人は結構多いですね。

 

 

 

私もゆでダコの様に真っ赤になります。

 

 

 

飲酒しなくても、アルコール消毒をしただけで、皮膚が真っ赤になって、ヒリヒリするくらいです…。

 

 

 

酒の性味は、辛く、甘く、大熱有毒で、陽性です。

 

 

 

酒、アルコールによって皮膚が赤くなるのは、「アルコール性紅斑」と言われ、東洋医学では「酒毒」と呼ばれます。

 

 

 

「酒毒」はエタノール類を含有する飲料(酒類)を摂取した後に、全身にびまん性紅斑、または、麻疹様皮膚病変を生じる一種の皮膚病とされています。

 

 

 

軽症な場合は、

 

 

 

顔面部や頚項部から全身に、びまん性紅斑、あるいは、紅色の丘疹が生じ、掻痒感も伴います。

 

 

 

重症な場合は、

 

 

 

上記の皮膚病変以外に、悪心、嘔吐、身熱、頭痛、眩暈、発熱などの、全身症状がみられます。

 

 

 

酒による熱の処理が上手くできない人や、初めて飲酒する人、頻繁に多量の飲酒をする人に多くみられます。

 

 

 

辛熱の性質である酒によって、熱を持った血や、熱そのものが皮膚表面に浮き出て、紅斑、または、丘疹が生じるのです。

 

 

 

熱が皮膚表面に浮きやすいという点では、熱が発散されやすい位置にあり、多量に飲酒しても次の日残り難い(内に籠る人に比べて)、と考える事ができます。

 

 

 

表面に熱が浮かず、内側に籠りっぱなしの方が、二日酔いになりやすかったり、数日間身体の諸々の調子が悪かったりします。

 

 

 

如何に酒という大熱を、汗法、吐法、下法で身体の外へ排泄するかが肝(きも)になります。

 

 

 

参考文献

『中医皮膚科学』 東洋学術出版社

 

 

 

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