東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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妊娠腹痛(にんしんふくつう)とは②

2026.05.26

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで、「虚寒と風寒の妊娠腹痛」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
いずれも寒証であり、寒によって気血が停滞して、胞脈を阻滞することで発生しますが、虚実に違いがあります。
 
 
 
まずは虚に分類される、虚寒の妊娠腹痛についてです。
 
 
 
陽虚体質の方が妊娠した場合、腎に系る胎において腎陽が一層虚してしまいます。
 
 
 
そして、陽虚が進んでしまうと虚寒が生じ、寒凝胞阻により妊娠腹痛を引き起こします。
 
 
 
この場合、下腹部が冷えて痛み、温めると緩解します。
 
 
 
また、寒がる、四肢の冷え、腹脹、食欲不振、舌苔白膩といった虚寒の症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、暖宮散寒、通痺止痛を用います。
 
 
 
次に、実に分類される、風寒の妊娠腹痛についてです。
 
 
 
風寒の邪が胞宮に侵入し、胞脈を阻滞するために発症しますが、急激に発症します。
 
 
 
この場合、発熱、悪寒、頭痛、身体痛、脈浮といった表寒の症状がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、祛風解表、散寒止痛を用います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 

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