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こんばんは。齋藤です。
前回の続きです。
前回の話はコチラ。
前回紹介した難経六十五難では、経絡中の経気の運行が井穴から流れ始め、合穴に至った後に内に入る事を説明しています。
井穴は、五行で考えると木で、季節で考えると春になります。
春というのは、万物の根元であり、万物が発生し始める時と考えます。
その為、経絡の起始部であり、「出る所を井と為す」と考えられます。
逆に合穴でなぜ終わるのかという事に関して、合穴は五行で考えると水で、季節で考えると冬になります。
冬は蔵する時期で、万類が混じり、一陽に帰ると考えられています。
冬は陰気が盛んになり、陽気が地下に入り隠れ、万物も入り隠れ、大河に入り合流すると考えられ、「入る所を合とする」と考えます。
以前にも書きましたが、霊枢「九鍼十二原」に記載されている考え方が、ベースにあると思います。
霊枢・九鍼十二原
「以上下所出為井、所溜為滎、所注為輸、所行為経、所入為合。」
十二経と十五絡脉の併せて二十七の脉気が、全身上下に循行し出入りするのは、全てこの井穴より始まるのである。
ここを源流とし、次にそれが小川のように溜まるところを滎穴とし、注ぐところ、つまりまだ脉気がだんだん大きくなり水路を小舟で物を運べる様な流れを輸とし、その脉気が川の様に旺盛で経気が行くところを経とし、それが海に流れ込む様に体内に入るところを合とする。
ただ、全てこの考えを当てはめることはできません。
例えば、手太陰肺経は中焦から起こります。
手太陰肺経の初めて入る要穴は合穴になるため、必ずしもこの理論と合致するとは限りません。
ただ、五輸穴にこういった意義があって、考えられていたという事を認識しておくことが大事だと思います。
参考文献
『難経解説』 南京中医学院=編 戸川芳郎=監訳 浅川要・井垣清明・石田秀実・勝田正泰・砂岡和子・兵頭明=訳 (東洋学術出版)
『難経の研究』 本間祥白=著 井上理恵=校閲 (医道の日本社)
『難経鉄鑑』 伴尚志=訳 広岡蘇仙=著 (たにぐち書店)
『ハイブリット難経』 割石務文=著 (六然社)
『現代語訳 黄帝内経霊枢 上巻』 南京中医学院編 石田秀実監訳 (東洋学術出版)
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