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こんばんは!樫部です。
本日は「光がまぶしく感じる」ことについて、話していきたいと思います。
前回までのお話はこちら!
太陽など強い光を直接見ようとすると、まぶしいですよね…
しかし!
以前はまぶしく感じなかった光の強さでも、その時の身体の状態によっては、まぶしく感じることがあるのです。
まぶしさを強く訴えたり、明るさを嫌ったり、眼球に軽い痛みを伴う場合、病理とみなします。
このような症状を東洋医学的には、羞明(しゅうめい)、畏光(いこう)と呼びます。
羞明の弁証分類は、主に4つあります。
まずは病因が外感による羞明についてです。
1.風寒
風寒の邪が皮毛から肺に侵入すると、肺気を鬱滞させてしまい、白晴の脈絡を阻滞すると羞明を引き起こします。
両目の充血や疼痛、異物感がみられるものの、軽度であるという特徴があります。
2.風熱
目は「火の戸」といわれ、風熱邪を感受しやすい為、火熱が炎上して目を襲い、羞明を発症します。
特徴は風寒の場合よりも、「熱」という点で、両目の充血、眼球の痛みがきついことです。
また、伝染性で、片方から起こり、両目ともに発症します。
次に内傷による羞明についてです。
3.気虚風熱
気虚により、衛気が虚ろになると、腠理が開いている状態となり、風熱の邪が侵入して、目竅に上り生じます。
両目の充血、疼痛、異物感の他に、
目を開けられない、眼角部の緊張、風に当たると流涙、注視すると目がかすむといった症状がみられます。
4.気陰両虚
気陰が不足して、津液が清竅を満たすことが出来ていないと、
腎陰虚で心火が上炎するために生じます。
目の充血と痛みは軽度である特徴があります。
その他に目のかすみ、目を閉じていたい、温熱を嫌うといった症状がみられます。
羞明についてのお話については以上です!
次回は、「涙が出る」ことについてお話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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