お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2021.11.25
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
*********************************************************************************************
こんばんは!樫部です。
本日は「痔」について、お話ししていきたいと思います。
「痔」は、直腸末端および肛門のところで、血脈が瘀結し小腫瘤を形成し、出血、疼痛、脱出を伴う症状のことを指します。
内痔核、外痔核を合わせて、肛門生痔と呼びます。
内痔は、直腸と肛門皮膚の境界線より上方に出来る痔を指し、
外痔は、直腸と肛門皮膚の境界線より下方に出来る痔を指します。
脱肛は、肛門が脱出することをいい、
肛漏・肛瘻は、肛門周囲の膿瘍が潰破したのちに創口が癒合しないか、反復して膿瘍が生じ、膿や浸出物が漏出する状態を指します。
肛門生痔の弁証分類は次の通りです。
病因は、外感、内傷の両方がみられ、合わせて4つに分類されます。
まずは外感により起きる肛門生痔についてです。
1.風火燥結
風火燥熱の外邪を感受し、肛門で結して痔になります。
排便時に痔核が脱出して血が滴下したり、勢いよく放射したりします。
痔周辺に灼熱感があり、痛みを伴います。
お通じは、便秘しやすく、出ても硬くて兎糞状であり、排便困難といった特徴をもっています。
次に内傷による肛門生痔についてです。
2.湿熱蘊熱
飲食不節によって湿熱が内生し、湿熱が大腸に蘊結すると、血脈が失調して瘀結し、痔となります。
排便時に痔核が脱出して、滴下性の出血がみられます。
肛門が下墜するように脹って灼熱感を伴い、排便がスッキリできず、裏急後重します。
3.気滞瘀血
長時間座っていたり、立っていたり、力む動作を繰り返していたり、肝気鬱結して肛門部で気血が瘀結して、痔を形成します。
排便時に痔核が脱出して出血量が多く、肛門が下墜するように痛み、
内外痔核の腫大のために排便が困難で残便感や腹脹を伴います。
4.気虚下陥
出血が長期に及び、気血ご損耗したり、加齢や房労過度で脾腎が弱り、中気が不足して、固摂低下により肛門に痔が出来ます。
排便ときに痔核が脱出するので、手で押し込む必要がある。
時に出血や脱肛を伴い、排便する力が弱く、力むと息切れや倦怠感が出る特徴があります。
痔についてのお話は以上です。
次回は「疲れやすい」ことについて、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!
2013.09.12
2013.11.14
2016.07.20
2016.06.08
2012.02.10
2012.08.24
2016.07.02
2016.04.30
2016.09.13
2016.09.05
2025.09.07
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告④2025.09.06
気象発病学説⑬2025.09.05
役割の一つ2025.09.04
小さな方剤、麻辣湯2025.09.03
問診に関して㊹(心神の問診②)2025.09.02
昏神(こんしん)とは④2025.09.01
9月突入2025.08.31
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告③2025.08.30
気象発病学説⑫2025.08.29
休息は大事2025.08.28
帯状疱疹を「ビルの管制室」からながめる2025.08.27
問診に関して㊸(心神の問診①)2025.08.26
神昏(しんこん)とは③2025.08.25
試合観戦2025.08.24
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告②2025.08.23
気象発病学説⑪2025.08.22
後期授業開始2025.08.21
靴下の穴占い2025.08.20
診療再開!!2025.08.19
2025年 夏季休診日2025.08.18
夏季休暇20252025.08.17
硬膜穿刺後の頭痛に対する症例報告①2025.08.16
気象発病学説⑩2025.08.15
久しぶり2025.08.14
五臓と空間2025.08.13
問診に関して㊷(二便の問診⑧)2025.08.12
神昏(しんこん)とは②2025.08.11
秋突入2025.08.10
論文を見ること、出すこと(後編)2025.08.09
気象発病学説⑨2025.08.08
再試験2025.08.07
第5回《腎》根のない空間、沈む日々2025.08.06
問診に関して㊶(二便の問診⑦)2025.08.05
神昏(しんこん)とは①2025.08.04
血の病⑰2025.08.03
論文を見ること、出すこと(前編)2025.08.02
気象発病学説⑧2025.08.01
体力づくり2025.07.31
第4回《心》落ち着かない部屋、乱れるリズム2025.07.30
問診に関して㊵(二便の問診⑥)2025.07.29
畏悪風寒(いおふうかん)とは⑤2025.07.28
血の病⑯2025.07.27
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告④2025.07.26
気象発病学説⑦2025.07.25
試験返却2025.07.24
第3回《肺》境界をまもり、境界をひらく2025.07.23
問診に関して㊴(二便の問診⑤)2025.07.22
畏悪風寒(いおふうかん)とは④2025.07.21
2025年夏 参議院選挙2025.07.20
線維筋痛症に対する伝統鍼灸の症例報告③