東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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心下痞(しんかひ)とは②

2023.11.16

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「心下痞」の続きで、「痰気と飲気の痞」、「客気上逆の痞」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
まずは、痰気と飲気の痞についてです。
 
 
 
痰と飲は同源であり、水湿が集積して発生しますが、粘調なものを痰といい、希薄なものを飲といいます。
 
 
 
痰と飲が下部で結集すると、胃気の和降を失調させ、清気が上昇出来ないため、痞となります。
 
 
 
痰気の痞の場合、心窩部を押さえると硬い、悪心、嘔吐、便がスムーズに出ない、舌苔白膩、脈滑がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、化痰消痞を用います。
 
 
 
飲気の痞の場合、心窩部が硬いことは痰気の痞と似ていますが、随伴症状として、食欲不振、口淡無味、食臭のある曖気、腹鳴、軟便〜泥状便、舌苔薄白、脈沈弱を呈することが特徴です。
 
 
 
治法は、散飲消痞を用います。
 
 
 
次に、客気上逆の痞についてです。
 
 
 
傷寒・中風の表証に誤って下法を用いることで、胃中が空虚となり、客気(邪気)が上逆して心下痞硬が発生してしまうことがありますが、
 
 
 
下法が不足していると考え、さらに続けて下法を行うことで脾気がさらに虚してしまい、心下痞が増悪します。
 
 
 
特徴は、心窩部を押さえると軟かい、焦燥感、不安感、乾嘔、摂食量が少ない、水様便、舌苔薄白、脈やや弦といった症状をともなうことです。
 
 
 
治法は、緩解消客を用います。
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店

 

 

 

 

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